こんにちは SmashKf です。
今回はグーグルアドセンスの広告配信が制限されて、許しを請うために詫び状を書いたけれども、無駄な抵抗だった話をご紹介したいと思います。最終的には時が解決してくれました。反面教師的な側面もありますが少しは皆さんのお役に立てば幸いです。
突然、グーグルアドセンスの広告が表示されなくなったんだって?
始めは何だかよく分からなかったけど、結構あることらしいよ!
広告配信制限から解除までの経緯
それでは最初に広告配信の制限から解除までを時系列で辿ってみたいと思います。
2021年5月17日
突然、広告配信が停止した?かもしれないけど何が理由か、不明の状態でした。
ちょうどその頃「もしもアフィリエイト」を始めた時期で少し不具合が生じていたので、はてなブログ、アドセンス、もしもアフィリエイトの3者間で相性でも悪いのかな?と思っていました。
それなので、原因を突き止めるのは面倒くさいなと思っていました。
2021年5月18日
すると翌日、グーグルさんからご丁寧に画像付きでこんなメールを頂きました。
このメールを受信したときは、アドセンスの収益は微々たるものだし、未だ入金は皆無の状態なので、なぜ広告が表示されなかったか、その理由が特定できたので正直なところむしろ安心したというのが本心でした。
停止期間中はアドセンスの管理画面に下のような警告が表示されていました。
「表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシーセンターをご確認ください。」と書いてあります。
2021年5月27日
普通は放ってても、大人しくしていれば30日程度で制限は解除されるようです。ただ、少しでも早く許しを請うためには、お詫びのメールを出すと制限が解除されることもあるので、お詫びのメールを送信しました。
しかしながら、お詫びの仕方が不十分だったのか、お許しはありませんでした。1回でお許しがでない時は、何度でもお詫びすることは出来るようですが、万策尽きた状態なので、あとはじっと大人しく待つことにしました。
2021年6月15日
広告配信が制限されて1か月経ちましたが、時々(一瞬)、広告が表示されることもあるのですが、依然として全面的な回復はしていません。
そんな時、グーグルさんから一通のメールを頂きました。
未だに広告配信が停止されている身なのに、「絶好調です!」とは何ともちぐはぐな印象を受けました。
2021年6月25日
広告が表示されるようになりました。どうやらやっとお許しが頂けたようです。しかし警告の表示はまだ残ったままでした。
上述の通り、広告制限期間中もたまに広告が表示されることはありました。その都度お許しがでた?と思うのですが、すぐにまた非表示になります。このようなことを何回か繰り返されて6月25日に広告配信の制限が解除されました。
2021年7月11日
広告の配信は6月25日に復活していましたが、警告表示が消えたのが確認出来たのは7月11日でした。
広告表示が再開するまで5週間かかりました。普通より少し制裁期間が長かったかもしれません。さらに警告表示が消えるまでは2週間かかりました。
ただ、5月17日以前の収益もそのまま残ったようです。
広告配信制限の理由
それでは、広告配信が制限された理由とその対策について検証してみます。
広告配信制限の理由
広告配信制限の理由については、5月18日のメールにおよそのことが書いてありました。
お客様
先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。
この措置が取られた理由
お客様のアカウントにおいて、不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出されました。ご存知のように、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止されています。<中略>
不正と判断された行為について詳しい情報をご希望の場合も、<中略> 具体的なアカウント アクティビティに関する情報をサイト運営者様に提供することはできませんのでご了承ください。
なお、今後お客様のアカウントで AdSense プログラム ポリシーの違反が確認された場合、さらなる強制措置が取られるか、アカウントが永久的に無効となることがあります。
<後略>
よろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム
引用: グーグルからのメールより
以上を要約すると、
不正に収益をあげるための無効なトラフィックが検出されたので、広告配信を制限するよ。
知ってるとは思うけど、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止してるよ。
制裁の対象となった無効なトラフィックの内容については、悪用されて裏をかかれる可能性もあるので、一切教えないから自分で調べてね。
今後も改善が見られない場合は、アカウントが永久的に無効になることもあるよ。
となります。要するに広告配信制限の理由は、無効なトラフィックが検出されたことですが、その原因は自分で調査して対策しなければなりません。
無効なトラフィックとは
Google AdSenseヘルプによると、サイト運営者の収益を作為的に増やす可能性のあるクリックやインプレッションのことで、偶発的クリックも含まれます。
主な例は下記のとおりです。
- 自分で広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
- 他のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
- サイト運営者が自身の広告でのクリックを誘導すること
- 自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
制裁の対象となった無効なトラフィックは自分で調査しなければなりません。
3は「こちらをクリック」のように広告のクリックを誘導することですが、3と4は原因としては考えられません。SmashKfとしては1と2が調査の対象になると思います。
1についてですが、自己クリックは絶対にしてないとは言い切れませんが、おそらくしていないと思います。正直なところインプレッションに関してはゼロにするのは不可能だと思っています。特に制限を受けた時期は「もしもアフィリエイト」を始めたころで、上手く広告のリンクが貼れなかったので何回も自分のブログを見ていました。
2についてですが、Googleアナリティクスとアドセンスを連携させていると、ユーザーによる異常なクリックの詳細が調べられるのですが、連携していなかったのでアドセンスのレポートのみで調査しました。その結果、詳しく調べることが出来なかったのが実情です。
広告配信制限の対策
苦労して合格したアドセンスです。このままアカウントが無くなるのも困るので、対策をしました。
グーグルへの報告
経緯でも書きましたが、5月27日にグーグルさんにお詫びのメールをしました。正確に言うとお詫びのメールではなく、「無効なクリックの連絡フォーム」の送信です。
フォームはこちら
↓↓↓
上が実際にグーグルに送信した文面です。原因は2(ユーザーによる無効なトラフィック)と仮定して調査しましたが、実際にはGoogleアナリティクスとアドセンスを連携させていなかったので、詳しくは調べられませんでした。
アドセンスのレポートで調査した結果は、特に異常なクリックはありませんでした。ただ、クリック数はいつもとさほど変化がないのに、異常に推定収益額が高くなっていたことを報告しました。
結果的には、調査不足(または的外れ?)もあり、グーグルさんへの報告の効果はゼロと思われ、何の音沙汰もありませんでした。
「お客様のアカウントに重大な問題が見つからない場合は、個別に返信いたしておりません。」とも書いてあるので、そういう意味では重大な問題はなかったのかもしれません。
Googleアナリティクスとアドセンスの連携
実は以前からアナリティクスとアドセンスは連携させたかったのですが、グーグルアカウントが別々だったので、連携出来ませんでした。これを機に今後のことも考えてアナリティクスにアドセンスと同一ユーザー名を追加して連携させました。
無効なトラフィックの対処方法
結果的に、広告配信は復活したので、重大な問題はなかったと解釈しています。しかしながら、広告配信を制限された理由は分かりましたが、その原因は分らずじまいです。
今後、また広告配信が制限されないようにGoogle AdSenseヘルプで主な注意事項を調べてみました。
自身のサイトの広告を誤ってクリックした場合
サイト運営者様がご自身の広告を故意にクリックすることは許可されませんが、誤ってクリックするケースは十分に考えられます。このため、こうしたケースでは特に Google までご連絡いただく必要はありません。有効と見なされたすべてのクリックやインプレッションに対する収益は、アカウントに適切に配分されておりますのでご安心ください。
引用:Google AdSenseヘルプ
過ちは誰にでもあります。わざとでなければちょっとぐらいは大目に見ます!って言うこと?
自己クリックは極力しないように注意すべきですが、何かの間違いで数回程度してしまってもあまり気にすることはないと言うように読み取れます。詳しい事情は分かりませんが、Google Publisher Toolbarが廃止されたのも有効か無効かを判定するアルゴリズムが進化したからでしょうか?
ユーザーによる無効なクリックに気付いた場合
サイトのユーザーによる無効なクリックが疑われる場合は、サイトのログで疑わしいアクティビティを確認して、その情報を Google までお知らせいただくことをおすすめします。<中略>
最後に、アカウントの状態は Google で細部まで監視しているため、有効と見なされたクリックおよびインプレッションの収益についてはこれまでどおりお客様のアカウントに集計されますので、ご安心ください。
引用:Google AdSenseヘルプ
悪意(アドセンス狩り)にしろ、善意にしろ他人による異常なクリックに気づいたときは、広告が制限される前に「無効なクリックの連絡フォーム」で報告してね!って言うこと?
兎にも角にもアドセンスの管理画面(ページビュー、ページインプレッション収益、表示回数、クリック数、CPC、ページCTR)で異常値が見られたら、調べて疑わしいクリックが発見されたらグーグルさんに報告した方が良いと言うことみたいです。
家族や知人がクリックした場合も無効なクリックになります。家族や知人の定義(そもそも家族とか知人とか関係ない?)やその判定アルゴリズムはどうなっているんでしょうか?
自身のサイトを閲覧する場合
無効なインプレッションを発生させなければ、ご自身のウェブページを自由に閲覧していただけます。ご自身のページを表示するだけで AdSense アカウントに問題が生じることはありませんが、広告をクリックしたりページの再読み込みを過度に繰り返したりすることは避けてください。Google では、無効なクリックやインプレッションに関する問題を深刻に受け止めており、自動監視システムの他に専門のスペシャリスト チームを編成し、不正な操作の検出と確認を行っています。
引用:Google AdSenseヘルプ
えっ!ほんとですか?広告をクリックしたり、過度に閲覧しなければ問題ありませんよ。って言うこと?
このように、改めてGoogle AdSenseヘルプを読んでみると、グーグルさんって案外寛大なような気もします。
しかしながら、おそらくは逆手に取られないようにだと思いますが、曖昧な表現が多く具体的にはどの程度なら大目に見てくれるのかが、今一不明瞭な感じはします。
まとめ
この記事を書きながら色々と調べましたが、グーグルさんは様々な技術を駆使して無効なトラフィック問題に向き合っていることが分かりました。
そして割と寛大なようにも思えたのですが、それではなぜ?広告制限を受けたのか再考してみました。
グーグルさんにはユーザーによる無効なトラフィックを想定して「無効なクリックの連絡フォーム」を送信しましたが、今思えば本当の原因は無効なインプレッションだったかもしれません。
上述のとおり、「もしもアフィリエイト」を始めた当初、上手く広告が貼れなかったので、連続して何度か自身のサイトで確認していました。それが過度と判定された可能性がありますが、真実はグーグルさんだけが知っています。
始めに「許しを請うために詫び状を書いたけれども、無駄な抵抗だった。」と書きましたが、的を得た調査を正確に報告していれば、ちゃんと制限は解除されるのだと思います。
最後に余談ですが、そんな「もしもアフィリエイト」が、まだまだ微々たるものですが、アドセンスよりも収益がでるようになってきました。
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原因は自分のブログを見過ぎた可能性が高そうだね?
よく分からないけど、自分のサイトは出来るだけ編集画面やプレビューで見た方が良いのかな?
Mahalo !