こんにちは SmashKf です。【12月26日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
(株)CS-CのIPOでSBI証券とみずほ証券から今年29、30回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
いよいよ本日より空前絶後の年末IPOラッシュ週間が始まります。既に12月は5社の新規上場がありましたが、そのうち2社が公募価格割れをしています。
12月のIPOは、ぱっと見で優良案件は数える程度で、もしかしたら残りも1/3ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。その為、いつもよりよく見極めながらブックビルディングに参加しています。
今のところ当選1回、補欠当選4回(今回を含めると6回)となっていますが、いずれも微妙な案件ばかりでした。CS-Cは今までの中では比較的期待が持てそうそうな案件なので、確り検証してみたいと思います。
出典:SBI証券公式HP
出典:みずほ証券公式HP
いよいよ今日から年末IPOラッシュ週間が始まるね!
どんな展開になるのか、想像もつかないな!
出典:CS-C公式HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
98戦 5勝2敗91分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 431,000円(手数料、税金は考慮していません)
当選 8回(その内繰上当選1回)
補欠当選 30回目(その内辞退 7回)
(株)CS-Cの企業紹介と投資判断
CS-Cは12月24日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。
事業内容はローカルビジネスに特化したSaaS型統合マーケティングツール「C-mo」その他の展開となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 椙原 健
- 所在地 :東京都港区芝浦四丁目13番23号
- 設立 :平成23年10月11日
- 資本金 :5000万円(令和3年19日現在)
- 従業員数:141人(令和3年9月30日現在)
ミッションとビジョンは下記の通りです。
出典:同社目論見書
と掲げていています。
同社は、ローカルビジネスにおける現状の課題を生産性の低さと捉えビューティー業界、グルメ業界に対し、実店舗へのコンサルティグ活動から蓄積したビッグデータ、ノウハウを活用して独自開発をした、SaaS(クラウド)型統合マーケティングツールを提供し、クライアントのデジタルマーケティング領域のDX 化に寄与する「C-mo」「C+」「デジタル広告」の3 つのサービスを提供していいます。
主力サービスである「C-mo」「C+」の事業系統図は下記の通りです。
出典:同社目論見書
「C-mo」「C+」「デジタル広告」の3つのサービスの内容は下記の通りです。
①「C-mo」は、C+を通じて、実店舗のコンサルティング活動から得られたマーケティングナレッジ及びビッグデータを活用して独自に開発した、店舗マーケティングのDX化を実現する『SaaS型統合マーケティング』サービスです。
②「C+」はコンサルティング事業においてサービス提供してきた実績と、そのデータを基に適正な分析・対策を繰り返し実行してきたノウハウを体系化して作り上げたハンズオン型コンサルティングサービスです。
③デジタル広告は主にクライアントの集客力アップや企業のブランド認知度向上につながるGoogle広告、Yahoo!広告、近年主流となってきたSNS検索に効果的な影響を及ぼすFacebook広告、LINE広告などの広告運用代行等を行っています。
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『低~中』
- 初値売却益(100株)『1~6万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:12月7日
- ブックビルディング期間:12月9日~15日
- 売出価格決定:12月16日
- 購入申込期間:12月17日~22日
- 上場日:12月24日
SmashKfはSBI証券とみずほ証券で補欠当選したので、それぞれ12月21日の12時、15時30分までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を若干上回る強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは38.0倍で類似企業と比較して多少割安な水準と言えます。
- 想定売出価格:900円
- 仮条件:910~1010円
- 公募価格:1010(予想PER:38.0倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):625万株(予定)
- 公開株式数:公募125万株、売出62万5000株(OA28万1200株)
- 公開規模:21.7億円
- オファリングレシオ:34.4%
業績推移
2022年9月期の業績は、売上が23.7億円で前年比24.5%増、経常利益が3.1億円で前年比84.2%増の増収増益の予測となっています。
同社が属するローカルビジネスDX事業の市場環境は、市場規模が約134万店舗という規模ながら、他業界にくらべ、DX化への対応が遅れている状況です。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経営環境の変化により、DX化への重要性が高まってきています。同社のサービスは今後のローカルビジネスに対するDX化に寄与することを目指しています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年9月期 1947(-13.1%)
- 2021年9月期 1907(- 2.0%)
- 2022年9月期 2376( 24.5%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年9月期 63(-49.6%)
- 2021年9月期 168(166.6%)
- 2022年9月期 310( 84.2%)予
CS-Cの初値予想コメント
24日は7社同時上場で、公開規模21.7億円は7社の中では小型の部類に入ります。初値買いの分散は避けられないと思いますが、同日上場の中ではエフ・コードの次に選別されそうな銘柄だと思います。
IPOとしては人気のテーマであり、業績も好調なので公募割れの可能性は高くはないと思います。仮にCS-Cが公募価格割れをするようであれば、7社中6社の公募価格割れがあり得るかもしれません。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングは、気持ち的に50%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、SBI証券、大和証券、みずほ証券、SMBC日興証券、松井証券、connect、岡三オンライン証券、auカブコム証券、SBIネオトレードの9社の証券会社から参加しました。
その結果、主幹事のSBI証券と幹事のみずほ証券でダブル補欠当選となりました。
▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼
▼▼松井証券の口座開設はこちら▼▼
本件は多くの売却益は期待できないと思われますが、公募価格割れの可能性もそれほど高くないと思われます。
また公募価格割れになったとしても大きな損失はないと思われるので購入の意思表示をする予定です。
CS-CのIPOまとめ【12/26追記】
CS-Cは予定通り12月24日に東証マザーズに上場しました。初値は1205円で予想の範囲内ではありましたが、もう少し高値になると思っていました。
24日は7社の新規上場がありましたが、その内4社が公募価格を上回りました。同社は公開規模が21.7億円と荷もたれ感も少なく、業績堅調なSaaS企業として評価されたようです。大株主による売却懸念がないことも評価されたと思われます。
上述のとおり、SmashKfはSBI証券とみずほ証券でダブル補欠当選していましたが、予想通り繰上当選しませんでした。
- 公募価格 :1010円
- 初値 :1205円
- 終値 :1420円
- 初値売却益 :19500円(100株、利益率19.3%)
- 公開規模 :21.7億円
- 初値買資金 :13.5億円
- 出来高/公開株:454.0%
買い気配からのスタートとなり、9時25分に全株一致となっています。初値形成後は一時1155円まで下落しましたが、その後1479円まで上昇して、終値は1420 円となりました。
これで12月の実績は15勝12敗1分となりました。当初予想した通り半分近くが公募価格割れとなっています。来週の残り3社は良い結果を期待したいものです。
今年のIPOもあと3社で終わりだね。
残り3社は堅いと思うよ。良い結果で来年に繋げたいね!
Mahalo !
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