こんにちは SmashKf です。
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
(株)ペルセウスプロテオミクスのIPOでSBI証券から今年11回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
タイトルのとおり3日連続してSBI証券で補欠当選となりました。最初の(株)Enjinは購入意思表示をしましたが、2件目の(株)ペイロールは辞退する予定です。本件も微妙な案件です。補欠当選はほぼ繰り上がり当選しないばかりか、資金だけは拘束されるので特に上場ラッシュ時は迷惑な感もあります。
そういう意味も含めて慎重に検証したいと思います。
出典:SBI証券HP
SBI証券で3日連続の補欠当選だよね。
運が良いのか、悪いのか?って感じ。でもペルセウスプロテオミクスはSBI証券の配分数が多いので、当確のつもりだったんだけどね!
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
36戦 2勝0敗34分(個人の個別銘柄別損益からみた勝敗)
損益 265,500円(手数料、税金は考慮していません)
当選 2回
補欠当選 11回目 繰上当選なし
その内辞退の意思表示 1回
昨年からの補欠当選連続29回繰り上げなし記録は更新中です。
(株)ペルセウスプロテオミクスの企業紹介と投資判断
ペルセウスプロテオミクスは6月22日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券です。
ペルセウスプロテオミクスの事業内容は医薬品等の研究開発、製造、販売となっています。
- 代表者 :代表取締役 横川 拓哉
- 所在地 :東京都目黒区駒場4-7-6
- 設立 :2001年2月1日
- 資本金 :604百万円
- 従業員数:19名(2021年3月31日現在)
ペルセウスプロテオミクスの使命は
“培ってきた独自の抗体技術を駆使し、世界の医療に貢献していくこと”
引用: 同社HPトップメッセージ
と掲げていています。
ペルセウスプロテオミクスはより良い医療を待っている世界中の人々のために、最先端の抗体技術を駆使して、優れた抗体作製技術を追求し、新しい医療を力強く生み出していく創薬バイオベンチャーです。東京大学先端科学技術研究センター・システム生物医学ラボラトリー(LSBM)で開発された蛋白質発現・抗体作製技術を基盤として設立されました。がん及びその他疾患の治療用医薬品の研究開発、及び関連業務を行っています。
尚、筆頭株主は富士フイルム(株)で発行済み株式の約35%を保有しています。
- 投資判断『注意』(6段階評価で上から5番目)
- 公募割れリスク『中』
- 初値売却益(100株)『0~3万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:6月2日
- ブックビルディング期間:6月4日~10日
- 売出価格決定:6月11日
- 購入申込期間:6月14日~17日
- 上場日:6月22日
SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、6月16日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は評価の難しいバイオベンチャーですが、想定売出価格を上限とする一般的な設定で決まったので一定の安心感はあります。公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは赤字のため算出できません。
- 想定売出価格:870円
- 仮条件:830~870円
- 公募価格:870円(予想PER:―倍)
株数などの情報
公募は、国内2,017,500株、海外1,282,500株に決定しました。
- 発行済株式数(上場時):1168万6400株(予定)
- 公開株式数:公募330万株、売出―株(OA49万5000株)
- 公開規模:33.0億円
- オファリングレシオ:32.4%
業績推移
創薬系バイオベンチャーとあって、過年度の業績も赤字で推移しています。2022年3月期の業績は、売上が0.7億円で前年比4.5%増、経常損失が-5.8億円の前年比マイナス1.7億円で増収減益の予測です。
医薬品を取り巻く技術と研究開発環境は日々変化しています。同社は、製薬企業や大学を始めとする研究機関との連携を強化し、常に先端技術を同社の技術と融合させ、優れた新規抗体医薬シーズを創出することにより、未来の医療に貢献します。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 85(-68.9%)
- 2021年3月期 67(-21.9%)
- 2022年3月期 70( 4.5%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 ▲834(-%)
- 2021年3月期 ▲410(-%)
- 2022年3月期 ▲583(-%)予
ペルセウスプロテオミクスの初値予想コメント
公開規模は33億円で軽量感はありません。しかも上場ラッシュの中で6月22日は3社同時上場となります。他の2社の公開規模はペイロール(上述の通り補欠当選しましたが辞退の予定)が108億円、デコルテ・ホールディングスが72億円の大型案件になります。またロックアップがかかっているとは言えベンチャーキャピタルの保有数(発行済み株数の約37%)が多いことも気がかりです。
しかし直近3件のバイオベンチャーの IPOを見る限り、個人投資家のバイオベンチャーに対する初値買いの意欲は高そうで、いずれも公募価格を下回ることはありませんでした。ブックビルディングによる需要状況もファンペップやステラファーマと比較しても悪くはなさそうです。
銘柄 | 公開規模 | 想定売出 | 仮条件 | 公募 | 初値 |
ファンペップ | 20.5億 | 820 | 650-730 | 650 | 715 |
クリングルファーマ | 6.7億 | 950 | 950-1000 | 1,000 | 1480 |
ステラファーマ | 39.1億 | 510 | 400-460 | 460 | 712 |
ペルセウスプロテオミクス | 33.0億 | 870 | 830-870 | 870 |
ハワイ旅行の旅費の足しになる?の結論
本案件のブックビルディングへの参加は、まあまあの当選狙いで、事前資金不要か重複流用が可能な5社の証券会社からもし当選したらその後に購入か辞退かを決めるぐらいのスタンスでした。その結果、幹事のSBI証券で補欠当選となりました。
本件は公募価格割れリスクがそこそこありますが、今のところ購入申込する予定です。当選すれば300株の配分なので、それなりにハワイ旅行の旅費に充当できるかもしれません。
今月は怒涛の新規上場ラッシュです。ブックビルディングと言う意味では山場を越しつつありますが、何とかあと2、3は当選を頂きたいものです。
補欠当選って、ホントに微妙だよね!
うん、ホントホント。繰り上がり確立をせめて20%ぐらいにして欲しいね!
Mahalo !
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