こんにちは SmashKf です。
【9月24日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
(株)レナサイエンスのIPOでSMBC日興証券、大和証券の2社から今年4回目の当選をダブルで頂きましたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
タイトルのとおりダブル当選しましたが、SBI証券からも補欠当選をもらいました。レナサイエンスの前日に抽選発表のあったシンプレクスHDでは大量に補欠当選を貰いましたが、すべて辞退してしまいました…。
レナサイエンスは赤字先行の研究開発型ベンチャーなので評価は難しいと思われます。そういう意味も含めて慎重に検証したいと思います。
出典:SMBC日興証券HP
出典:大和証券HP
出典:SBI証券HP
IPOでハワイに行こう作戦で初のダブル当選だね。
そうなんだけど、地合いも含めて赤字先行の研究開発型ベンチャーなので評価は難しそうだな。
出典:同社HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 294,000円(手数料、税金は考慮していません)
当選 4回目
補欠当選 21回目 繰上当選なし
その内辞退の意思表示 6回
昨年からの補欠当選連続35回繰り上げなし記録は更新中です。
(株)レナサイエンスの企業紹介と投資判断
レナサイエンスは9月24日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSMBC日興証券となっています。
事業内容は医療現場の課題解決のため、さまざまな医薬品、医療機器、人工知能等を活用して新たな医療ソリューションの研究開発・販売等となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 内藤 幸嗣
- 所在地 :東京都中央区日本橋本町2−3−6
- 設立 :平成12年(2000年)2月15日
- 資本金 :901,587千円(資本準備金含む)
- 従業員数:18名(役員・臨時従業員等を含む)
経営理念は
当社は、医療の課題を解決するための多様なモダリティ(医薬品、医療機器、人工知能(AI)ソリューション等)を、医療現場で研究開発し、ヒトが心身共に生涯にわたって健康を享受できるための新しい医療を創造したいと考えます。
引用: 同社HP
と掲げていています。
同社は東北大学宮田敏男教授(同社取締役会長)の研究成果を事業化して設立されました。
事業内容は老化関連疾患(がん・糖尿病・呼吸器疾患・循環器疾患)や女性・小児の疾患、メンタルヘルス領域、新型コロナウイルス感染症など、医学的あるいは社会的にも重要な課題解決に取り組むバイオテック企業です。
最新テクノロジーを駆使して、斬新なアプローチ手法を生み出すことを目指しています。直近では、新型コロナウイルス感染症の重症化予防と後遺症を減らす内服薬の開発にも注力しています。
出典:同社HP
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『中』
- 初値売却益(100株)『1~3万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:9月6日
- ブックビルディング期間:9月7日~13日
- 売出価格決定:9月14日
- 購入申込期間:9月15日~21日
- 上場日:9月24日
SmashKfはSMBC日興証券、大和証券、SBI証券で当選、補欠当選したので、それぞれ9月17日の17時、17日の9時、17日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は評価の難しいバイオベンチャーですが、想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格も仮条件の上限で決まったので一定の安心感はあります。予想PERは赤字予想のため算出できません。
- 想定売出価格:630円
- 仮条件:630~670円
- 公募価格:670円(予想PER:-倍)
株数などの情報
公募は、国内1,529,300株、海外710,700株。売出は、国内485,700株、海外225,700株に決定しました。(OAを含む海外配分比率は約28%)
- 発行済株式数(上場時):1226万9000株(予定)
- 公開株式数:公募224万株、売出71万1400株(OA44万2700株)
- 公開規模:22.7億円
- オファリングレシオ:27.6%
業績推移
研究開発型のバイオベンチャーにありがちですが、過年度の業績も赤字で推移しています。2022年3月期の業績は、売上が1.2億円で前年比-41.8%、経常損失が-3.9億円の前年比マイナス3億円で減収減益の予測です。
医薬品を取り巻く技術と研究開発環境は日々変化しています。コロナ渦において患者の受診抑制、顧客への訪問自粛等で販売営業活動に支障が出たほか、国内出張の自粛、海外渡航の実質的禁止、臨床試験施設の閉鎖により、事業開発活動が遅滞する例が散見されました。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 72
- 2021年3月期 209(191.3%)
- 2022年3月期 122(-41.8%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 ▲183(-%)
- 2021年3月期 ▲ 90(-%)
- 2022年3月期 ▲399(-%)予
レナサイエンスの初値予想コメント
公開規模は22.7億円とバイオベンチャーの IPO としては比較的小さく、海外での販売もあります。
しかし同日の重複上場こそありませんが、9月後半は7営業日で11社の新規上場があるので、過密感が漂います。
またロックアップがかかっているとは言えベンチャーキャピタルの保有数(発行済み株数の約25%)がやや多いことも気がかりです。大半が公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されるので上値の重しになりそうです。
しかし直近4件のバイオベンチャーの IPOを見る限り、個人投資家のバイオベンチャーに対する初値買いの意欲は悪くはないようで、いずれも公募価格を下回ることはありませんでした。ブックビルディングによる需要状況も悪くはなさそうです。
銘柄 | 主幹事 | 公開規模 | 想定売出 | 仮条件 | 公募 | 初値 |
ファンペップ | SBI証券 | 20.5億 | 820 | 650-730 | 650 | 715 |
クリングルファーマ | 野村證券 | 6.7億 | 950 | 950-1000 | 1000 | 1480 |
ステラファーマ | みずほ証券 | 39.1億 | 510 | 400-460 | 460 | 712 |
ペルセウスプロテオミクス | SBI証券 | 33.0億 | 870 | 830-870 | 870 | 1005 |
レナサイエンス | SMBC日興証券 | 22.7億 | 630 | 630-670 | 670 |
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングへの参加スタンスは、多少微妙な点もありますが当選狙いでSMBC日興証券、大和証券、SBI証券、CONNECTの4社の証券会社から参加しました。その結果、主幹事のSMBC日興証券、大和証券でW当選、SBI証券で補欠当選となりました。
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本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えませんが、既に購入の申し込みをしました。そもそもキャンセルペナルティのあるSMBC日興証券のブックビルディングに参加している時点で当選すれば購入するつもりでした。
いよいよ来週の22日(水)から秋の新規上場週間が始まります。幸先の良いスタートを切って頂きたいと思います
新型コロナウイルスの内服薬も開発してるんだってね!
治験も進んでいるらしいよ。社会的にも喫緊の課題なので期待大だね!
レナサイエンスンのIPOまとめ【9/24追記】
レナサイエンスは9月24日に東証マザーズに上場しました。初値は、公募価格を上回りました。
上述のとおり、SmashKfはSMBC日興証券、大和証券でダブル当選をしました。SBI証券の補欠当選は予定通り?繰上しませんでした。これで連続36回繰り上げなしとなりました。
買い気配からのスタートとなり、10時25分に全株一致となりました。そこから一時は1015円の高値を付けましたが、ストップ安で初日を終了しました。
ロックアップが解除される公募価格の1.5 倍前後が初値の目途となっていたようです。
- 公募価格 :670円
- 初値 :976円
- 終値 :826円(ストップ安)
- 初値売却益 :30600円(100株、利益率45.7%)
- 公開規模 :22.7億円
- 初値買資金 :15.9億円
- 出来高/公開株:252.4%
レナサイエンスは公募価格割れも懸念されていましたが、直近4件のバイオベンチャー同様に公募価格を下回ることはありませんでした。
低位株なので利益は少なかったですが、200株当選したのでほぼ想定通りの61,200円の利益となりました。その結果、ハワイ旅行貯金が少し加算されました。
Mahalo !
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