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「IPOでハワイに行こう作戦」2021年振り返り

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こんにちは SmashKf です。

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

今年も2月3日上場予定のRecovery International株式会社を皮切りに既に4社のIPOが発表されています。勿論、今年も昨年に引き続き参戦しますが、その前に2021年の振り返りをしておきます。

IPOのイメージ写真

2021年IPO市場の振り返り

2021年も依然として、コロナの影響があったにもかかわらず、多くの新規上場がありました。

年初から6月中旬過ぎまで、初値が公募価格を上回る新規公開が連続36件も続いたので、一見好調な様にも感じました。しかし後半に入って、特に12月は32件もの新規上場があったのですが、その内公募価格を下回った案件が12件もありました。

その点も含めていくつかの視点で検証したいと思います。

新規上場件数と勝率

【年別月別上場社数】

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2017 1 5 21 5 0 7 4 3 9 7 6 22 90
2018 0 2 14 8 1 11 9 3 12 9 2 19 90
2019 0 5 16 5 1 11 5 1 6 12 2 22 86
2020 0 3 24 1 0 6 7 4 9 8 5 26 93
2021 0 7 13 11 0 22 9 4 14 4 9 32 125

新規上場は直近5年間で最も多い125社でした。直近4年間が90社前後なのでかなり多めです。月別には4半期決算月に増加し、特に6月と12月に集中的に上場がありました。その中でも12月20週は 一挙に24社が上場する IPO ラッシュでした。逆に1月と5月はゼロでした。

新規上場が増えた最大の理由は、22年4月の東証の市場再編を前にした駆け込みが多かったことが挙げられます。市場再編前の駆け込みは22年2~3月も続く可能性が高いです。

【月別上場件数と勝率】

月別上場件数と勝率のグラフ

勝率(初値が公募価格を上回る率)は103勝20敗2分の84%でした。一昨年12月のKaizen Platformから6月のEnjinまでは47連勝でしたが、それ以降明らかに勝率は下降傾向になっています。特に空前絶後のIPOラッシュだった12月は勝率が61%まで落ち込み、IPOローリスク論も危うい状態となっています。

初値売却損益と騰落率

【月別平均損益と騰落倍率】

月別平均損益と騰落倍率のグラフ

平均初値売却損益は1件あたり104,343円で、平均騰落倍率は1.53倍でした。グラフの通り売却益も騰落倍率も年初からだんだんと下降傾向にありました。一昨年は平均初値売却損益193,480円、平均騰落倍率2.06倍なのであまり良い状況とは言えません。特に下半期はそれぞれ72,406円、1.36倍と更に落ち込んでいます。

【銘柄別初値損益ベスト5】

  銘柄 公募価格 初値 損益
1 アイ・パートナーズフィナンシャル 3,120 9,880 676,000
2 サイバートラスト 1,660 6,900 524,000
3 ベビーカレンダー 4,200 9,400 520,000
4 アピリッツ 1,180 5,600 442,000
5 coly 4,130 8,450 432,000

【銘柄別初値損益ワースト5】

  銘柄 公募価格 初値 損益
1 THECOO 7,200 6,100 ‐110,000
2 ジェイフロンティア 4,190 3,560 ‐63,000
3 クルーバー 2,160 1,800 ‐36,000
4 Finatextホールディングス 1,290 990 ‐30,000
5 サインド 3,250 2,990 ‐26,000

ベスト5はすべて上半期、ワースト5はすべて下半期です。特にワーストはジェイフロンティア以外すべて12月の上場銘柄です。

【初値売却損益価格帯別件数】

初値売却損益価格帯別件数のグラフ

損益を価格帯別件数をグラフ化しました。50万円以上利益が出た案件は3件のみで、半数近くが0~10万円の価格帯に集中しています

【初値騰落倍率別件数】

初値騰落倍率別件数初値のグラフ

騰落倍率です。3倍以上は6件しかなく、最高でもアピリッツの4.75倍でした。約8割が2倍以下となっています。

今後、利益が一発100万円とか10倍という銘柄は少なくなるかもしれません。初値評価ランクの基準見直しも必要かもしれません。

主要証券会社幹事実績 

【幹事取扱い実績ベスト10】

  証券会社 主幹事 幹事 合計
1 SBI証券 21 101 122
2 みずほ証券 33 50 83
3 SMBC日興証券 26 54 80
4 楽天証券 0 74 74
5 マネックス証券 1 64 65
6 野村證券 28 36 64
7 松井証券 0 56 56
8 大和証券 16 33 49
9 CONNECT 0 49 49
10 岡三証券 4 43 47

※幹事には委託幹事も含まれます

【主要証券会社幹事取扱い件数】

主要証券会社幹事実績主要のグラフ

主幹事および幹事(委託含む)の取扱い実績です。

抽選参加組は、IPOに参戦するにあたって左から9社(SBI証券~CONNECT)は押さえておきたいです。

特にSBI証券は新規上場125社中122社の取り扱い実績があり、群を抜いています。2012年以来取扱い件数No.1を維持しています。主幹事もみずほ証券、野村證券、SMBC日興証券に続き4番手につけています。IPOチャレンジポイントの制度もあるので、絶対に外せない証券会社です。 

 

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主幹事実績の多い、みずほ証券(33社)、野村證券(28社)、SMBC日興証券(26社)、大和証券(16社)も外せません。特に野村證券は事前資金不要なのでおすすめです。

抽選参加組の場合は主幹事件数や取扱件数も重要ですが、実は抽選配分数が重要です。

その点、楽天証券は主幹事実績ゼロ、マネックス証券は1件しかありませんが、取扱件数が多く100%完全抽選なので抽選組の強い味方です。

 

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また松井証券は取扱件数こそ楽天証券、マネックス証券より少な目ですが、70%完全抽選、且つ事前資金不要なのおすすめのひとつです。

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松井証券

 

2021年のIPO市場をまとめると、新規上場件数は多く、勝率は一昨年(75%)よりは高かったが、例年に比べると低い年でした。特に後半は地合いが安定せず、勝率、売却益もあまり上がらない年でした。

一昨年の場合は、2月のコロナショックと言う明確な原因がありますが、昨年は駆け込み上場の影響が大きいのでしょうか?それとも今後のIPO市場を示唆する前触れなのでしょうか?

2021年「IPOでハワイに行こう作戦」振り返り

  

一昨年は確か当選しなかったよね?

昨年は9回当選を頂いたよ!大躍進だけど公募割れも結構引いちゃったな

「IPOでハワイに行こう作戦」実績

2021年の実績は下記の通りでした。

125戦 5勝3敗117分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  419,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   9回(その内繰上当選1回)

補欠当選 30回(その内辞退 7回) 

【当選実績内訳】

上場日 銘柄 証券会社 公募価格 初値 損益
3/19 ココナラ みずほ証券 1,200 2,300 110,000
6/10 ワンダープラネット 大和証券 2,560 4,115 155,500
7/8 コラントッテ 楽天証券 1,100 1,385 28,500
9/24 レナサイエンス SMBC日興証券 670 976 30,600
9/24 レナサイエンス 大和証券 670 976 30,600
9/29 セーフィー みずほ証券 2,430 3,350 92,000
11/5 Photosynth connect 1,500 1,410 ‐9,000
12/15 ネットプロテクションズHD 楽天証券 1,450 1,378 ‐7,200
12/23 エクサウィザーズ auカブコム証券 1,150 1,030 ‐12,000

※太字は幹事、委託幹事

【補欠当選実績】

  • SBI証券 14回(5回)
  • みずほ証券 5回 その内1回繰上当選(1回)
  • 松井証券 5回(5回)
  • 大和証券 2回(1回)
  • 野村證券 2回
  • マネックス証券 1回(1回)
  • CONNECT 1回(1回)

※()は幹事、委託幹事

以上の実績でした。

「IPOでハワイに行こう作戦」分析

一昨年の1回も当選しなかった状況から比較すると、かなりの成果だと思います。しかしまだ満足しているわけではありません。

一昨年との違いは、資金の投入量を約2倍に増やしました。その結果1社あたりのブックビルディング参加件数も約2倍になったことです。

だからと言って、むやみやたらに参加しているわけでもありません。公募価格割れが予想される銘柄や、配分割り当てが極端に少なく事前に資金拘束される証券会社からの参加は見送っています。

当選は9回でしたが、最後の3社は連続公募価格割れとなってしまいました。3社については安心安全と言うわけでもなく微妙なところもありましたが、どちらかと言えば公募価格割れしない可能性の方が高かったように思えたので、残念な結果でした。

当選9回の内、主幹事4社、幹事3社、委託幹事2社となっています。主幹事以外も地道に申し込むことが必要であることが立証されています。特にCONNECTとauカブコム証券は親会社が主幹事の時は狙い目です。また9回中3回が後期抽選型であることも注目です。

また昨年は補欠当選からの繰上が1回ありました。2年間で50回補欠当選しているので確率は2%です。当選確率はイチからブックビルディングに参加するより高そうです。但し98%は繰り上がらないのに資金拘束されるので、状況に応じた判断が必要です。

大手ではまだSBI証券と野村證券から当選がありません。SBI証券は補欠当選ばかり(2年間で28回)なのでそろそろ当選を頂きたいものです。

「IPOでハワイに行こう作戦」まとめ

昨年のIPO市場を見ると、個人的にはモダリスショック以降、潮目が変わったように感じています。

【近年の平均損益と騰落倍率】

近年の平均損益と騰落倍率の表

それと上述したように「今後のIPO市場を示唆する前触れ」なのかな、とも感じています。つまり昨年8月に実施された公正取引委員会によるIPO価格設定の実態調査の影響がでているように感じます。要は初値に対して公募価格が安すぎることが問題視されています。既に前触れというよりも、実際に昨年の平均騰落倍率は明確な下降傾向にあります。引き続き注視していきたいと思います。

そんな状況ではありますが、昨年はIPOによる旅行資金も着実に貯まりました。

既に、今年秋に予定しているハワイ旅行の飛行機はJALマイルを利用して予約しました。ただ予約した昨年11月は、コロナの状況も良い方向に向かいつつありましたが、今年になって環境が悪化してしまいました。あとは秋の時点で、渡ハ出来る環境にあるか、運を天に任せるしかありません。

今年もおそらく多くのIPOが発表されると思います。基本戦略の変更はありせんが、更にパワーアップしたいと思っています。主幹事とSBI証券を優先に抽選配分数の多い証券会社で地道にコツコツ参加することに変わりはありません。

  

昨年は潮目が大きく変わったけど作戦成功だね!

今年はフォローの風に乗って大成功したいね!

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

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