こんにちは SmashKf です。【2月4日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
いよいよ今年のIPOは2月3日よりRecovery International(株)を皮切りに始まりますが、実は(株)セイファートの方が先に2月4日の新規上場が承認されていました。新年1号案件の座を奪われた?感じになってしまいました。
Recovery Internationalに引き続き幸先良いのか悪いのか、みずほ証券から連続で補欠当選したので企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
ちなみにRecovery Internationalは岡三オンライン証券で補欠当選していましたが、あえなく繰り上げ当選なしの結果となっています。公募価格割れリスクもあったので、ある意味ほっとしています。(それなら始めから辞退すれば良いのでは?)
出典:みずほ証券公式HP
新年早々続けて補欠当選だね?
みずほ証券は昨年繰り上がったから期待が持てるかも!
出典:セイファート公式HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
1戦 0勝0敗1分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 0円
当選 0回
補欠当選 2回目
(株)セイファートの投資判断と企業紹介
セイファートは2月4日にJASDAQスタンダードに上場予定です。主幹事はみずほ証券となっています。
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『低』
- 初値売却益(100株)『2~6万円前後』と予想
事業内容は美容業に関する広告求人サービス、紹介及び派遣サービス、教育サービスです。
- 代表者 :代表取締役社長 長谷川 高志
- 所在地 :東京都渋谷区渋谷3-27-11 祐真ビル2F
- 設立 :1991年7月11日
- 資本金 :5000 万円(2020年12月24日現在)
- 従業員数:新規上場会社131人 連結会社139人(2020年11月30日現在)
企業理念は下記の通りです。
私たちのミッションは、
「美容に携わる人たちと共に、
あたらしい価値を創造すること。」
美容にはもっともっと大きな可能性がある。
その秘められた可能性を開拓し、具現化することで、
世の中はきっと変えられる。
私たちは美容を通して、
よりよい未来創造のための原動力になります。
引用: 目論見書
と掲げていて、創業以来「美容師の地位向上、美容師への一生を通じたサポート及び美容室経営者の抱える課題改善を支援する。」ことを経営方針としており、美容業界の発展のために事業を行っています。
出典:目論見書
事業概要は上の事業系統図の通りで、同社グループは同社と連結子会社(米国)の2社で構成されています。
広告求人サービスでは、紙媒体、Web 媒体、イベントによる中途・新卒の採用支援サービスを提供、美容師のための就職情報誌「re-quest/QJ」を、創業より30年間継続して発行しています。
紹介・派遣サービスでは、美容室経営企業、美容師双方の多様なニーズに応えることのできる美容師に特化した紹介・派遣サービスを提供しています。
教育(その他)サービスでは、美容師の国内での地位向上、国際化推進を目指し、美容師に特化した教育サービスを提供しています。
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:1月17日
- ブックビルディング期間:1月19日~25日
- 売出価格決定:1月26日
- 購入申込期間:1月27日~2月1日
- 上場日:2月4日
SmashKfはみずほ証券で補欠当選したので、1月31日の15時30分までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは10.4倍で類似企業と比較して割安の水準と言えます。
- 想定売出価格:1120円
- 仮条件:1060~1120円
- 公募価格:1120(予想PER:10.4倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):132万800株(予定)
- 公開株式数:公募42万800株、売出32万4800株(OA11万1800株)
- 公開規模:9.6億円
- オファリングレシオ:64.9%
海外での販売はありません。
業績推移
2021年12月期の業績は、売上が23.1億円で前年比68.8%増、経常利益が2.3億円で前年比68.8%増の増収増益の予測となっていますが、売上は2019年を下回っています。
同社が属する理容を含めた美容市場は、新型コロナウイルス感染症による消費者の活動制限や外出自粛等による消費者マインドの冷え込み等の影響を受けながらも、消費者にとっては欠くことのできないサービスでもあるため、底堅い需要を堅持しています。
理美容市場の市場規模は2021年2兆1052億円、2022年2兆898億円、2023年2兆745億円と安定した推移が予測されています。
上述の経営環境の中、同社グループは環境変化に常に適応し、美容室経営者の経営課題の解決と美容師・美容学生の夢を叶える商品開発を続けています。
既存商品およびサービスの成長としては、「コンサルティング型営業」と「デジタル(IT)」の融合により既存商品を拡販することによりシェア拡大を図ること、新規商品開発としては「Z世代向け美容師情報アプリ」の開発に取り組んでいます。
※Z世代…1990年代半ばから2000年代にかけて生まれた世代
売上(単位:百万円)伸び率
- 2019年12月期 2615( -%)
- 2020年12月期 2204(-15.7%)
- 2021年12月期 2310( 4.8%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2019年12月期 127( -%)
- 2020年12月期 136( 7.0%)
- 2021年12月期 231( 68.8%)予
セイファートの初値予想コメント
公開規模は9.6億円でJASDAQスタンダード上場を考慮しても荷もたれ感はありません。目立ったベンチャーキャピタルもない為、需給は良好と思われます。
しかし売上は安定していますが、業界的に伸び悩みが懸念され高い成長はイメージしづらいです。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングは、気持ち的に80%当選狙いのスタンスで、みずほ証券、大和証券、マネックス証券、connectの4社の証券会社から参加しました。
その結果、主幹事のみずほ証券で補欠当選となりました。
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本件は普通に考えれば、公開規模的に公募価格割れの可能性はないと思われます。
よって取り敢えず購入の意思表示をします。
しかし通常であれば何の迷いもなく購入の意思表示をするところですが、この案件ですら不安になるのが昨今の市況です。仮に振るわなかった昨年12月に上場していても公募価格は上回ったと思います。
まだ今年のIPOは上場していないので何とも言えませんが、杞憂に終わってくれることを期待します。
セイファートのIPOまとめ【2/4追記】
セイファートは予定通り2月4日にJASDAQスタンダードに上場しました。初値は1030円となりました。昨今の市況を鑑みると優良案件とまでは言いませんが公募価格割れの可能性は少ないと思っていただけにショックは大きいです。
通常であれば何の迷いもなく購入の意思表示をするところですが、この案件ですら不安になるのが昨今の市況です。と上述しましたが、嫌な予感が的中した格好になってしまいました。
このクラスでさえ警戒されるほど状況が悪化しています。
上述のとおり、SmashKfはみずほ証券で補欠当選していましたが、繰上当選していました。
- 公募価格 :1120円
- 初値 :1030円
- 終値 :1018円
- 初値売却益 :▲9000円(100株、利益率-8.0%)
- 公開規模 :19.6億円
- 初値買資金 :2.8億円
- 出来高/公開株:219.3%
売り気配からのスタートとなり、9時9分に全株一致となっています。初値形成後に1086円まで上昇しましたが、初値を下回る1018円で取引終了となりました。
本日は在宅勤務だったので、取引開始前にフル板を見ていましたが、合致点が公募価格を下回っていたので成行売りをやめようかとも思いましたが、掟通り損失覚悟で成行き売りを決行しました。
取引開始直後の合致点は950円でしたが、数分後に1030円に大量の買い注文が入り、引受価額での初値形成となりました。
折角、運よく繰上当選となりましたが、新年早々損失からのスタートとなり、昨年末から4連敗となってしまいました。
今年のIPOは本当に波乱のスタートになったね。
もはやIPOはローリスクとは言えないかもしれません?
Mahalo !
IPOは元本が保証されない株式投資です。
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