こんにちは SmashKf です。
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
シンプレクス・ホールディングス(株)のIPOでみずほ証券、松井証券、SBI証券から今年16回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
始めに少しだけ9月の状況です。9月は14社の上場があり、この時期にしては多いように思います。しかも比較的優良な案件も多そうです。
しかしながら地合いは相変わらずあまり良くなさそうで、特に8月27日に上場した優良案件と目されていたジェイフロンティアの公募価格割れを見たときはは、一瞬目を疑いました。
このような状況下で大量の補欠当選を頂戴いたしました。
出典:みずほ証券HP
出典:松井証券HP
出典:SBI証券HP
随分とたくさんの補欠当選だね。
世の中的にかなりの数の補欠当選が出ているらしいよ。
出典:同社HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 294,000円(手数料、税金は考慮していません)
当選 3回
補欠当選 16回目 繰上当選なし
その内辞退の意思表示 1回
昨年からの補欠当選連続35回繰り上げなし記録は更新中です。
シンプレクス・ホールディングス(株)の企業紹介と投資判断
シンプレクス・ホールディングスは9月22日に東証1部に上場予定です。主幹事はSMBC日興証券とみずほ証券の共同主幹事となっています。
シンプレクスの事業内容はコンサルティングサービスとシステム開発および運用保守となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 金子 秀樹
- 所在地 :東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー19階
- 創業 :1997年9月16日
- 設立 :2016年12月1日(事業再編により新設)
- 資本金 :285百万円
- 従業員数:865名(連結・2021年4月1日現在)
経営理念は「日本発のイノベーションを世界へ向けて発信する」です。
これまで世の中に存在しなかったイノベーションを創出し、
日本から世界に向けて発信する。1997年の創業以来、私たちはこの経営理念を掲げ、
ビジネスの成功に貢献する付加価値の創造を追求しています。付加価値を生み出し続けるためには、
ユニークなビジネスモデルに加え、
社員に根付く考え方も重要であると考えます。<以下、省略>
引用: 同社HP
と掲げていています。
シンプレクス・ホールディングスグループは、同社及び連結子会社6社で構成され、その主な事業内容は、システムの提案、構築、運用保守に係るIT ソリューションの提供です。
事業ドメインは金融機関を中心に公的機関や各業界をリードする企業のDX推進の支援で、戦略から設計、開発、運用保守までトータルソリューションを一気通貫に提供しています。
シンプレクスの特長は、単なるシステム開発ベンダーではなく、ビジネスパートナーとして独自のビジネスモデル「Simplex Way」を確立していることです。
「Simplex Way」の基本コンセプトは、
- お客様のビジネスを成功に導くテクノロジーパートナーとして、お客様との直接取引(プライム受注)にこだわり、下請けに丸投げを行わない
- コンサルティングからシステム開発、運用保守、改善提案まで、全フェーズを一気通貫体制のもと、自社内で完遂する
- ビジネスパーソンとして高いポテンシャルを持つ人材の獲得・育成に注力し、ビジネスとテクノロジーに精通したハイブリッド人材全員が「プレイヤー」として機能していく
というものです。
「Simplex Way」を軸とした結果、金融機関を中心に幅広い分野の顧客に、ビジネスに精通したパートナーとして評価されています。
- 投資判断『注意』(6段階評価で下から2番目)
- 公募割れリスク『高』
- 初値売却益(100株)『▲1~3万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:9月6日
- ブックビルディング期間:9月7日~10日
- 売出価格決定:9月13日
- 購入申込期間:9月14日~17日
- 上場日:9月22日
SmashKfはみずほ証券、松井証券、SBI証券で補欠当選したので、それぞれ9月16日の15時30分、17日の15時、16日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格も仮条件の上限で決まりました。予想PERは同業他社と比較して割安感はありませんが妥当な水準です。
- 想定売出価格:1520円
- 仮条件 :1520~1620円
- 公募価格 :1620円(予想PER:20.9倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):4829万1800株(予定)
- 公開株式数:公募-株、売出2065万300株(OA144万700株)
- 公開規模:357.8億円
- オファリングレシオ:45.7%
連結業績推移
2022年3月期の業績は、売上が303億円で前年比10.1%増、税引き前利益が54.3億円の前年比25.7%増で増収増益の予測です。
デジタル技術の進展・普及に伴い、あらゆる産業において、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応が急務となっています。
このような状況下において、同社グループが手掛ける対象領域も急速に拡大しています。主要顧客である金融機関の収益業務に関わるフロントシステムのIT ソリューション関連の売上が好調に推移しました。加えて、AI及びクラウド技術を軸とする生保・損保を対象とした新規案件の獲得にもつなげ、業績は堅調に推移しています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 25508
- 2021年3月期 27532( 7.9%)
- 2022年3月期 30300(10.1%)予
税引き前利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 743
- 2021年3月期 4324(482.0%)
- 2022年3月期 5437( 25.7%)予
シンプレクスHDの初値予想コメント
シンプレクスは比較的知名度が高く、人気の出やすいDX関連ではありますが、売出しのみの再上場案件ということもあり個人投資家の警戒感は高そうです。
公開規模は357億円とかなり大きいですが、半数を目途に海外売出しを実施する予定でしたが、最終的に海外比率は65%となり需給状況は改善されます。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングは、当選してから身の振り方を考えるスタンスで、キャンセルペナルティのないSBI証券(IPOチャレンジポイント狙い)、野村證券、松井証券、岡三オンライン証券(前受け金不要)、みずほ証券、大和証券(重複資金流用可能)の6社から参加しました。その結果、共同主幹事のみずほ証券、幹事の松井証券およびSBI証券で補欠当選となりました。
▼▼松井証券の口座開設はこちら▼▼
▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼
本案件は未だIPO市場の地合いの回復が確認できていないこと、そもそも公募価格割れリスクも高いと思われるので、すべて辞退してしまいました。
また仮に繰り上げ当選したとしても、初値売却で多くの利益は望めず、ハワイ旅行の旅費の足しにはあまりならないと思われます。
せっかく補欠当選したのにすべて購入を辞退したんだ。
地合いも含めて公募割れのリスクが高いと判断したんだ!
シンプレクスHDのIPOまとめ【9/23追記】
シンプレクス・ホールディングスは9月22日に東証1部に上場しました。
昨日は同時に3社が新規上場しましたが、シンプレクスHDの初値は、何とか公募価格を若干上回ることが出来ました。
買い気配からのスタートとなり、9時4分に全株一致となりました。そこからストップ高まで買い進まれる展開となりました。マザーズに同時上場のユミルリンク(公募価格1000円、初値1711円)とコアコンセプト・テクノロジー(同3500円、同7040円)は、それぞれ高い初値をつけましたが、終値は初値を下回りました。
上述のとおり、SmashKfは複数の補欠当選をしましたが、すべて購入を辞退しています。
- 公募価格 :1620円
- 初値 :1660円
- 終値 :2060円(ストップ高)
- 初値売却益 :4000円(100株、利益率2.5%)
- 公開規模 :357.8億円
- 初値買資金 :30.8億円
- 出来高/公開株:69.2%
シンプレクスHDは公募価格割れも懸念されていましたが、公開株の65%が海外だったこともあり思ったよりも売り注文が入らなかったようです。
秋の新規上場週間(9/22~9/30)もまあまあのスタートが切れました。明日24日はレナサイエンスの上場が控えています。200株当選しているので、ハワイ旅行の資金になるよう期待しています。
Mahalo !
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