こんにちは SmashKf です。【12月22日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
(株)サクシードのIPOでSBI証券から今年27回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
いよいよ空前絶後の年末IPOラッシュ助走期間が始まりました。12月は33件のIPOの発表がありましたが、昨日(株)ZEALSが上場を延期したので最終的に32件となりました。
ぱっと見で「優良案件は数える程度で、もしかしたら半分ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。」と思っていましたが、既に5社の新規上場のうち2社が公募価格割れをしています。しかもその内の1件はネットプロテクションズHDで当選していました。海外需要が高かっただけに公募価格割れの可能性は低いと思っていたのでショックです。
来週は25件もの上場が控えています。今週の状況が続くようだと楽観視することは出来そうにありません。
出典:SBI証券公式HP
SBI証券だけで11回目の補欠当選だよね!
SBI証券はなかなか繰り上がらないけど今回はどうかな?
出典:サクシード公式HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
98戦 5勝2敗91分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 431,000円(手数料、税金は考慮していません)
当選 8回(その内繰上当選1回)
補欠当選 27回目(その内辞退 7回)
15日に上場したネットプロテクションズHDで、今年の2敗目を喫してしまいました。年内に悪い流れから脱して来年に繋ぎたいものです。
(株)サクシードの企業紹介と投資判断
サクシードは12月22日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。
事業内容は自社運営の教育サービス(個別指導教室の運営、家庭教師の紹介)及び教育と福祉に関する人材サービス(人材派遣・紹介・業務委託)となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 高木 毅
- 所在地 :東京都新宿区高田馬場1-4-15 大樹生命高田馬場ビル8F
- 設立 :2004年4月
- 資本金 :64,000千円
- 従業員数:85名(平均臨時雇用者数1,225)
経営方針・経営理念は下記の通りです。
教育と福祉の社会課題を解決し、より良い未来を創造する
GIGAスクール構想をはじめとした教育のICT化や、介護や保育現場での人手不足など解決すべき社会課題は山積しています。当社は事業活動を通じて社会に貢献してまいります。
引用: 同社目論見書
と掲げていています。
同社は、上記を経営理念として掲げ、教育人材支援事業、福祉人材支援事業及び個別指導教室事業の3つの事業を営み、教育と福祉という必要不可欠な社会インフラを通じて社会貢献を目指しています。
出典:同社目論見書
教育人材支援事業は、家庭教師、ICT 支援員、塾講師、学校教員、部活動指導員、日本語教師等の教育に関わる人材を集め、その人材を一般家庭、民間学習塾、学校法人及び地方自治体に対して紹介及び派遣、並びに業務受託を行うサービスを展開しています。
福祉人材支援事業は、保育士、栄養士、学童保育指導員、社会福祉士、介護職員等の福祉に関わる人材を集め、その人材を全国の保育所、幼稚園、学童保育施設、介護施設等を運営する法人や自治体に対して、紹介及び派遣を行うサービスを展開しています。
個別指導教室事業は、学習塾「個別指導学院サクシード」と学習塾付き学童クラブ「ペンタスキッズ」を展開しています。低い募集コストで講師を確保できることが強みとなっています。
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『中~低』
- 初値売却益(100株)『1~5万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:12月3日
- ブックビルディング期間:12月7日~13日
- 売出価格決定:12月14日
- 購入申込期間:12月15日~20日
- 上場日:12月22日
SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、12月17日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を少し下回るやや強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは20.4倍で類似企業と比較して割安な水準と言えます。
- 想定売出価格:1450円
- 仮条件:1420~1560円
- 公募価格:1560(予想PER:20.4倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):347万5000株(予定)
- 公開株式数:公募37万5000株、売出37万5000株(OA11万2500株)
- 公開規模:13.5億円
- オファリングレシオ:24.8%
業績推移
新型コロナウイルス感染症の影響で、景気の先行きに不透明感が増す中で、新たに開始したICT支援員派遣サービス及びオンライン家庭教師サービスが軌道に乗りつつあり、事業領域に広がりがみられるとともに、組織が一丸となり、大きな環境の変化への対応を続けた結果、2022年3月期の業績は、売上が25.8億円で前年比29.6%増、経常利益が3.9億円で前年比49.2%増で増収増益の予測となっています。
同社は、「質の高い教育の提供」と「働きやすい環境づくり」を通して、よりよい未来の実現を目指しています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 1798( 22.5%)
- 2021年3月期 1991( 10.8%)
- 2022年3月期 2581( 29.6%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年3月期 237( 5.4%)
- 2021年3月期 265( 11.8%)
- 2022年3月期 396( 49.2%)予
サクシードの初値予想コメント
22日は6社同時上場で、公開規模13.5億円は6社の中では最も小型サイズとなり通常なら荷もたれ感のない水準となります。株主は個人のみで、ほとんどすべてに180日間のロックアップがかかっています。業績面も順調で拡大傾向にあります。
しかしIPOとしては人気のテーマではなく、何と言っても22日は6社同時上場なので、同日の最軽量、株主の売り圧力が低いとは言え需給動向が心配です。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングは、気持ち的に50%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、SBI証券、大和証券、松井証券、connect、岡三オンライン証券、SBIネオトレード証券の6社の証券会社から参加しました。
その結果、主幹事のSBI証券で補欠当選となりました。
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本件は多くの売却益は期待できないと思われます。また資金も拘束されるので、他の案件に回したい気持ちもあります。しかも上述のとおり、公募価格割れの可能性もそれなりにあると思われます。
しかし逆に仮に公募価格割れになったとしても大きな損失はないと思われるので購入の意思表示をしたいと思います。
サクシードのIPOまとめ【12/22追記】
サクシードは予定通り12月22日に東証マザーズに上場しました。初値は1671円で公募価格は上回りましたが、大方の予想より低い数字となりました。
本日は6社の新規上場がありましたが、その内4社が公募価格割れとなっています。公開規模が6社の中では最軽量だったこと、売り圧力が少なかったこと、業績の堅調さが何とか公募割れを免れたように思います。
- 公募価格 :1560円
- 初値 :1671円
- 終値 :1409円
- 初値売却益 :11100円(100株、利益率7.1%)
- 公開規模 :13.5億円
- 初値買資金 :6.3億円
- 出来高/公開株:192.8%
買い気配からのスタートとなり、9時09分に全株一致となっています。初値形成後は一時、1680円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る1409 円となっています。
12月の実績は本日で10勝8敗となりました。昨日は「IPOの市況自体は必ずしも悪いわけではなく銘柄によって選別されているように思います。」と言いましたが、本日の状況を見ると必ずしもそうとも言えない気がします。かと言って大どんでん返しがあった訳でもありません。明日以降も冷静に市況を見守りたいと思います。
明日は当選したエクサウィザーズの上場があるよね。
有終の美を飾って来年に繋げたいと心から願っています。
Mahalo !
IPOは元本が保証されない株式投資です。
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