こんにちは SmashKf です。【9月30日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
(株)プロジェクトカンパニーのIPOでSBI証券から今年22回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
タイトルのとおり秋の新規上場週間(9/22~9/30)をむかえ4日間連続で当選の文字を頂きました。と言っても、残念ながら補欠も含んでいて証券会社によって抽選発表日が異なるので4日連続となりました。
- 9月13日 シンプレクスHD(補欠当選)
- 9月14日 シンプレクスHD(補欠当選)、レナサイエンス(当選、補欠当選)
- 9月15日 レナサイエンス(当選)、
- 9月16日 プロジェクトカンパニー(補欠当選)
本件はDXというIPOで人気テーマではありますが、昨今の地合いを考えると一抹の不安が残ります。そういう意味も含めて慎重に検証したいと思います。
出典:SBI証券HP
4日間連続で当選の文字を拝めたね!
そうなんだけど、余計な2文字付きが多いよね。
出典:プロジェクトカンパニーHP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 294,000円(手数料、税金は考慮していません)
当選 5回(上場待ち2件)
補欠当選 22回目 繰上当選なし
その内辞退の意思表示 6回
昨年からの補欠当選連続36回繰り上げなし記録は更新中です。
(株)プロジェクトカンパニーの企業紹介と投資判断
プロジェクトカンパニーは9月29日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。
事業内容はデジタルを活用した新規事業開発、既存事業におけるデジタルを活用した業務効率化、デジタルマーケティング戦略の立案、スマホアプリの UI/UX の改善などのコンサルティング事業となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 土井 悠之介
- 所在地 :東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー39F
- 設立 :平成28年1月4日
- 資本金 :3億1,195万円
- 従業員数:50名
同社のビジョンは
プロジェクト型社会の創出
バブル経済の崩壊以来、日本企業の競争力は年々低下しています。
私たちは、日本企業が競争力を取り戻し、経済を再び活性化させるためには、企業を従来の縦割り型の組織形態からプロジェクトベースの組織の集合体に変革する必要があると考えています。
私たちは、「プロジェクト型社会の創出」を理念に掲げ、その実現に向けて、まずは日本企業のDXを支援・促進していきます引用: 同社目論見書
と掲げていています。(個人的にもプロジェクトベースの組織論に興味があります。)
事業内容は「デジタルトランスフォーメーション事業」の単一セグメントです。その中身はコンサルティングサービス、マーケティングサービス、UI/UXサービスの3つとなっています。
同社の強みは一気通貫型アドバイザリーシステムです。
ユーザーインターフェイスとなるWeb支援からマーケティング支援、さらには新規事業開発などのビジネス支援まで一気通貫でサービスを提供することが可能です。顧客はワンストップで支援を受けられることから、効率的・効果的なDXの実現が可能となります。
出典:同社目論見書
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『中~低』
- 初値売却益(100株)『3~15万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:9月7日
- ブックビルディング期間:9月9日~15日
- 売出価格決定:9月16日
- 購入申込期間:9月17日~24日
- 上場日:9月29日
SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、22日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱めな設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは52.5倍で高水準ではありますが、類似企業と比較すると割安です。
- 想定売出価格:2650円
- 仮条件:2570~2650円
- 公募価格:2650円(予想PER:52.5倍)
株数などの情報
売出株は海外でも販売されますが、国内385,200株、海外348,300株で決定しました。
- 発行済株式数(上場時):538万5900株(予定)
- 公開株式数:公募34万2000株、売出73万3500株(OA16万1300株)
- 公開規模:32.7億円
- オファリングレシオ:22.9%
業績推移
2021年12月期の業績は、売上が20.2億円で前年比83.6%増、経常利益が3.9億円で前年比130.6%増の増収増益の予測です。
2020年12月期における売上構成は、コンサルティングサービスが59.8%、マーケティングサービスが27.4%、UI/UXサービスが12.8%となっています。
同社が属するDXの市場は拡大基調の市場であり、国内のDX関連投資額は2019年から2030年まで年平均成長率13%で増加していくと予測されています。(富士キメラ総研)
また政府によるDX の後押しや新型コロナウイルス感染症流行後のニューノーマルの常態化等により、業界全体の市場規模が順調に拡大しています。
今後の成長シナリオは、強みである一気通貫型のDX化支援体制を強化し、コンサルティングサービス、マーケティングサービス、UI/UXの3本柱全てを成長させることで、国内DX市場の拡大以上のスピードで企業価値の向上を目指しています。
このような環境において同社の業績は順調に推移しています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2019年12月期 664(69.6%)
- 2020年12月期 1104(66.4%)
- 2021年12月期 2029(83.6%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2019年12月期 31( 28.7%)
- 2020年12月期 170(443.0%)
- 2021年12月期 393(130.6%)予
プロジェクトカンパニーの初値予想コメント
公開規模は32.7億円となり荷もたれ感があります。また9月後半は6営業日で11社の新規上場がある上に、同日は大型案件のセーフィーも上場するため、需給面に不安が残ります。
しかしながらベンチャーキャピタルの保有株は少なく、上場日後6カ月間の継続所有の確約がとられているので一定の安心感はあります。
しかも業績の順調さやDX関連投資の増加で時流に乗っているので、普通に考えれば公募価格を下回ることはなさそうです。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングへの参加スタンスは、100%当選狙いでSBI証券、松井証券、SBIネオトレード証券、岡三オンライン証券の4社の証券会社から参加しました。その結果、主幹事のSBI証券で補欠当選となりました。
▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼
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本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えないので、公募割れリスクは中~低(初の中途半端なレーティング、地合いが普通であれば低)としました。特に主幹事がSBI証券なので8月27日上場のジェイフロンテアの悪夢が蘇ります。
そうは言っても当案件は既に購入の申し込みをしました。今回の補欠当選は300株なので当選すれば高位株並みの損益になります。仮に利益が出ればハワイ旅行の旅費の足しになりそうです。
いよいよ今週22日(水)から秋の新規上場週間が始まります。そろそろの地合いの変化を期待したいものです。
時流に乗って業績の良さそうな会社だね!
創業から5年で上場達成だね。さらなる成長が期待できるかも?
プロジェクトカンパニーのIPOまとめ【9/30追記】
プロジェクトカンパニーは9月29日に東証マザーズに上場しました。初値は3500円で、公募価格を32.1%上回りました。
上述のとおり、SmashKfはSBI証券で補欠当選していましたが、予定通り?繰上しませんでした。これで連続37回繰り上げなしとなりました。
買い気配からのスタートとなり、10時3分に全株一致となっています。前場で3400円の安値を付けましたが、後場に入って急伸し高値4195 円を付けました。終値は3905 円となっています。
- 公募価格 :2650円
- 初値 :3500円
- 終値 :3905円
- 初値売却益 :85000円(100株、利益率32.1%)
- 公開規模 :32.7億円
- 初値買資金 :25.4億円
- 出来高/公開株:329.1%
プロジェクトカンパニーは需給面が懸念されていましたが、業績の好調さや時流に乗るDX銘柄として評価されたようです。
Mahalo !
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