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ITパスポートに一発合格するための参考書選びと勉強方法

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こんにちは SmashKf です。

 

この記事では、SmashKfが実践したITパスポートの受験対策についてご紹介します。これから受験する方の参考になれば幸いです。

先月(2021年7月)、「ITパスポートは社会人にお勧めの国家試験です」というITパスポートの概要について記事にしました。

その中で、「試験に合格云々よりもその内容を勉強(理解)すること自体に意義を感じました。」と書きました。

しかし、そうは言っても一発合格することに越したことはありません。今回は一発合格するための勉強方法についてご紹介したいと思います。

 

ITパスポート試験対策って、独学でも大丈夫なの?

難易度はそれほど高くはないけど、合格するには幅広い知識が必要だよ。でも十分独学で合格できるよ!

 

Macbookとパスポート

ITパスポートの参考書選び

一番最初にしたことは参考書選びでした。数ある参考書の中からどれを選んだら良いのか迷います。参考書選びに関する情報は持っていなかったので、いつまでも迷っていても時間がもったいないので、とりあえずシラバス5に対応している参考書を選びました。

その結果購入したのが、【令和3年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 でした。

 

この本は下記の方を対象にしていると書いてあります。

  1. ITパスポート試験に一発で合格したい人
  2. 試験勉強を効率よく進めたい人
  3. ITの知識がない初心者の方々
  4. できるだけラクに合格したい人

この件についてSmashKfはどうだったかと言うと、

1については事実として一発で合格しました。2についても無駄なく割と短時間の勉強で済んだと思います。3については社会人としての一般的な必要最低限のIT知識はあると思います。4についてもそれなりに受験勉強はしたと思いますが、本に書いてあること以外は何も実施しませんでした。

また実際に受験勉強してみてこの本の良かったところは 下記の通りです。

ポイント
  • 出題範囲(シラバス)に対応した構成になっていること
  • 各章ごとに過去問があり理解度を確認しながら読み進められること
  • 過去問(5回分)が無料でダウンロードできること

結果的に、この本を選択したことは正しかったと思います。なぜならこの参考書を片手に勉強しただけで合格出来たからです。この参考書に書いてあること以外の勉強は一切しませんでした。言い換えれば、この参考書に書いてあることさえなせば、満点とは言わないまでも確実に合格点は取れると思います。

もしかしたら、もっと優秀な参考書があるのかもしれませんが、他は見ていないので何とも言えません。

この後は【令和3年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集(以下いちばんやさしいITパスポート)を前提に書きますが、他の参考書でも基本的な勉強方法は変わらないと思います。

ITパスポートの概要

まとめると下記の表の通りです。

項目 説明
試験方式 CBT方式
試験時間 120分
出題数 100問
出題形式 四肢択一式
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問(32)
マネジメント系(IT管理):20問(18)
テクノロジ系(IT技術):45問(42)
合格基準 【総合評価点】
  600点以上/1,000点
【分野別評価点 】
  マネジメント系 300点以上/1,000点
  テクノロジ系  300点以上/1,000点
  テクノロジ系  300点以上/1,000点
採点方式 IRT方式

※出題分野の()内の数字は評価点対象の問題数

特徴はCBT方式であることです。CBTとは「Computer Based Testing」の略で、パソコンを利用した試験方式です。パソコンに表示された問題を、四肢択一式で解答します。100問あるので、1問1分を目安に解答すれば20分の余裕があります。

問題はデータベースから組み合わされて出題されるので、受験者ごとに問題が異なると思われます。

合格基準は総合評価点が600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上となっています

但し単純に1問10点ではなく、IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出しているようです。配点の詳細は公表されていないようです。

また出題数は100問ですが、その中には8問の評価点対象外の問題が含まれています。どの問題が対象外かは公表されていません。その8問が正解の場合を考慮すると、単純に1問10点ではないとしても安全を見て正答率70%以上が合格圏と言えます。

但し、いちばんやさしいITパスポートは過去に出題された問題に関してはかなり網羅されているように思います。そう考えると確信はありませんが、見たことも聞いたこともない問題は評価点対象外である可能性が高いような気がします。

試験概要の詳細は前回の記事またはいちばんやさしいITパスポートの序章にも書いてあるので受験勉強前に確認してください。

★合わせて読みたい★ 

ITパスポートの勉強方法

基本的な勉強方法は「覚えて、過去問を解く」この繰り返しです。

本格的に勉強に入る前に、最初だけ序章を読んでください。前章にも書きましたが、ITパスポートの概要と効果的な学習方法について書いてあります。

理解しながら覚える

理解しながら覚えると書きましたが、1巡目は理解できないことは飛ばして、まずは軽い気持ちで読んで全体像を把握します。各章には一つか二つの「出る順!過去問&完全解説」があるので、過去問を解いて理解度を確認します。読んだ直後なので、案外簡単に解けると思います。

2巡目は1巡目に理解できなところがあった場合は、理解できるまで掘り下げます。それとITパスポートには略語が多いですが、例えば SDGs = Sustainable Development Goals = 持続可能な開発目標 のように略語だけでなく3点セットで覚えると良いと思います。

いちばんやさしいITパスポートは全15章、約500ページの参考書で、出題範囲(シラバス)に対応した形で構成されています。SmashKfは下記のようなペースで学習しました。

勉強予定
1日目 第1章 企業活動
第2章 法務
第3章 経営戦略マネジメント
2日目 第4章 技術戦略マネジメント
第5章 システム戦略
3日目 第6章 開発技術
第7章 プロジェクトマネジメント
第8章 サービスマネジメントとシステム監査
4日目 第9章 基礎理論とアルゴリズム
第10章 コンピュータシステム
第11章 ハードウェア
第12章 ソフトウェア
5日目 第13章 データベース
第14章 ネットワーク
第15章 情報セキュリティ

1日約80~110ページのペースになりますが、5日間で読み終わります。人によって多少変わると思いますが、平均すると2時間×5回で1巡できます。

いちばんやさしいITパスポートは、出題範囲(シラバス)に対応していると書きましたが、1、2日目はストラテジ系、3日目はマネジメント系、4、5日目がテクノロジ系の学習になります。

読んで覚えたら「CBT疑似体験ソフトウェア」を利用して、過去問を解きます。

CBT疑似体験ソフトウェアで過去問を解く

ITパスポートの公式サイトでは、「CBT疑似体験ソフトウェア」が公開されています。

【ITパスポート試験】CBT疑似体験ソフトウェア

実際の試験と同じ環境で、操作方法や同意事項なども事前に確認できるので、試験当日に迷って焦ることもなくなります。採点も本番同様に自動で実施されるので疑似体験終了後に正答率はすぐに分かります。

過去問は平成24年分から公開されていますが、実際に利用するのは平成30年度_春季公開問題版以降の6回分をお勧めします。

平成30年春~令和2年10月の5回分は、いちばんやさしいITパスポートで過去問題をダウンロードして答え合わせが出来るからです。ダウンロードした問題には解説が付いていて、正解の選択肢だけでなく不正解の選択肢の説明もあるので非常に便利です。このダウンロードがないと見直しが困難になります。しかもスマホに最適化されているので、通勤通学時の暗記にも利用できます。

最新の令和3年はダウンロードが無いので、本番直前の腕試しに利用するのが良いかと思います。

覚えて、解くを繰り返す

以上の様に、覚えるのに10時間、解いて見直すのに3時間かかるので、1巡13時間ぐらい要します。

学習プラン
  • 月曜日~金曜日に毎日2時間で第1章~第15章を覚える
  • 週末の土曜日か日曜日に「CBT疑似体験ソフトウェア」で過去問を解いて、見直す
  • これを5セット繰り返す

上記の日程感は一例ですが、このプランだと5週間、65時間の受験勉強で合格に近づきます。

人によっては、既に1回目、2回目の「CBT疑似体験ソフトウェア」で及第点に到達している場合もあると思います。その場合は分野別の採点結果も表示されるので、比較的苦手な分野のみ勉強した方が効率的です。

SmashKfは社会経験も長いので、比較的ストラテジ系、マネジメント系の正答率は高かったので、3回目はテクノロジ系だけ勉強しました。それが奏功したかどうかは分かりませんが、本番でもテクノロジ系の評価点が最も高くなりました。

最終的には4巡勉強して本番に臨みました。期間的には2か月で40時間弱位の勉強時間でした。1巡目で大体の感触がつかめたので、1か月近く間を空けて2巡目以降は試験前に集中して実施しました。3巡目以降、覚えるの部分は効率化を図りました。3巡目はテクノロジ系のみ、4巡目は全章の「試験にはコレが出る!」の囲みと覚えていない部分のみ読み込みました。

この辺の加減は、「CBT疑似体験ソフトウェア」の結果で調整するのが良いと思います。

試験本番で感じたこと

真っ先に感じたのは「意外と難しい。」でした。その中には評価点対象外の問題も含まれているのかもしれませんが、初見の問題が多く「CBT疑似体験ソフトウェア」を4回実施して本番に臨みましたが、今までにない難しさを感じました。

おそらく、いちばんやさしいITパスポートは過去問を網羅しているのだと思います。その為、過去問の「CBT疑似体験ソフトウェア」を受けたときは、どこかで見た内容と感じるのだと思います。ですが、今実施している試験に関してはまだ公開されていないので、本には載っていません。その結果、初見に感じるのかもしれません。いずれにせよ、丸暗記するのではなく、内容を理解することが大事だと思いました。

それともうひとつは「意外と時間が足りない。」でした。これは偶然かもしれませんが、最初の方に読み込まないと解けない問題が続いたので、1問1分のペースから大幅に遅れてしまいました。これは「CBT疑似体験ソフトウェア」の経験上、数秒で解ける問題も頻出なので、あまり気にしませんでしたが、事前に経験しておかないと焦るかもしれません。

結果的には20分ほど前に全問解き終わりました。最後に試験終了ボタンを押すのは、それなりに自信はありましたがドキドキしました。ボタンを押すと採点が始まりIRT方式による評価点が表示されその場で合否が分かります。

ITパスポートに一発合格するのまとめ

結論は地道に勉強する。「覚えて、過去問を解く。」この繰り返しだと思います。合否のおよその目安は試験を受ける前から「CBT疑似体験ソフトウェア」の結果で分かると思います。逆に言えば、「CBT疑似体験ソフトウェア」で及第点が取れるまで勉強する必要があります。

後は間違った方向に勉強しないように道標が必要です。ランキング上位の参考書なら間違いないとは思いますが、SmashKfはいちばんやさしいITパスポートで良かったと思っています。

 

一発合格して良かったね!

そうだね。でも合格しただけじゃ意味がないよ。もっと深堀して実務に応用することが大事だよね!

 

Mahalo !