こんにちは SmashKf です。
「IPOでハワイに行こう作戦」を展開しています。IPOで売却益を得てハワイ旅行の旅費の足しにする作戦です。今年の初めからネット証券でIPOに10年ぶりに再参戦しています。
今回、(株)ファンペップのIPOで主幹事のSBI証券で今年19回目の補欠当選しました。しかしながらファンペップは、投資判断が難しそうな案件です。購入判断と今後の展開について説明したいと思います。
ところで12月のIPOラッシュの抽選も、後期抽選型の楽天証券などとオンデックの大和証券の抽選結果が残っているぐらいでほぼ終了しました。この記事を書いている時点でSmashKfの今年の成績は全滅が濃厚になりました。12月はプレイド、ココペリに引き続き、ちょっと忙しくて記事が書けなかったのですが、Kaizen Platformとウェルスナビも複数の補欠当選をもらいましたが、いずれも繰り上がりませんでした。Kaizen Platformとウェルスナビは抽選配分数も多いので、今年初の当選と100%思い込んでいましたがダメでした。むしろ当選後の事を心配をしていたぐらいでしたが、全く無用でした。今年のIPOの振り返りについては、後日、別記事を立てたいと思います。
出典:ファンペップのHP
始めに今年の実績
今年のIPO実績は下記の通りです。
92戦 全敗
補欠当選 18回
その内
購入の意思表示 13回 上場前以外すべて初値が公募価格を上回る(繰上当選なし)
辞退の意思表示 5回 全て初値が公募価格を下回る
以上のように当選も補欠当選からの繰り上げもありません。
補欠当選の位置づけも微妙です。これだけ繰上が発生しないのであればデメリットばかりを感じてしまいます。特に今月のようにIPOラッシュの状況だと資金が不足する可能性があるので、作戦的に辞退した方が有利な場合もあります。
個人的な願望として、SBI証券のIPOチャレンジポイントで補欠当選時に繰り上がらなかった時はポイントを優遇してくれるなどのメリットがあれば良いな、なんて思ったりもしています。それでも年間を通して補欠当選すらなければ、精神的にはもっとつらいのかもしれません…。
(株)ファンペップの検証
ファンペップは12月25日に東証マザースに上場します。昨年の12 月に上場を予定していましたが、延期し今回再チャレンジとなっています。
ファンペップは、大阪大学との共同研究で培ったノウハウを基に、ペプチドの機能に着目し、医薬品、化粧品、医療機器等の事業分野で研究開発、製品開発を行っています。
開発した製品は、難病や希少疾病の治療薬だけではなく、高額化する医療費の削減を解決し、最終受益者の患者からも支援される社会的に意義の高いものとなっています。
ビジネスモデルは、大学との研究成果の中で実用性の高いプロダクトについて、医薬品、化粧品及び医療機器として開発し、製薬企業等とのパートナリングにより、ライセンス契約料、ロイヤリティ収入を獲得することで事業を発展させるというものです。
また、ファンペップは、新型コロナワクチン研究においてAI分野で共同研究しているフューチャーから、新型ウイルスワクチンのエピトープ予測データセットとソースコードが無償公開されたことも記しておきます。
公開スケジュール
ブックビルディング期間や購入申込期間は証券会社によって多少異なりますが、公開スケジュールは下記の通りです。
- 仮条件提示:12月8日
- ブックビルディング期間:12月10日~16日
- 売出価格決定:12月17日
- 購入申込期間:12月18日~23日
- 上場日:12月25日
SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、12月22日の12時までに購入か辞退の意思決定をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
- 想定売出価格:730~910円
- 仮条件:650~730円
- 公募価格:650円(予想PER:赤字の為算出不可)
業績推移
業績面は、2020 年12 月期は事業収益が前期比99.0%減の0.03億円、経常損失が5.5
億円(前期は2.3 億円)と減収・赤字拡大の見通しとなっています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2018年12月期 355
- 2019年12月期 301(-15.3%)
- 2020年12月期 3(-99.0%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2018年12月期 ▲ 8
- 2019年12月期 ▲232
- 2020年12月期 ▲557 予
ファンペップの初値予想
- 6段階評価で上から5番目の『不可』で、公募割れリスクは高く、初値の売却で▲3万~3万程度の利益が得られると予想
公開規模は20.5億円とバイオベンチャーの IPO としては比較的小さく、650円という値ごろ感もあり一定の関心は集めているようです。
しかしながら仮条件は 650円~730 円で、想定売出価格の 730円~910円の下限以下になったことで警戒感が強まった上に、公募価格も仮条件の最下限で決定したことで一段と微妙な感じになってきました。それに加えて研究開発で赤字先行するバイオベンチャーの評価の難しさも改めて浮き彫りになりそうです。
今後の4つのシナリオ
今回は公募割れリスクが大きいと予想していたので、IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券のみから100株で参戦しました。その結果、見事?SBI証券で補欠当選しました。
以下、今後想定される4つのシナリオです。
- 補欠当選株購入 当選 初値売却で利益
- 補欠当選株購入 当選 初値売却で損失
- 補欠当選株購入 落選 IPOチャレンジポイント獲得
- 補欠当選辞退 損得一切なし
1~3は購入意思表示、4は辞退になります。良い結果に順番を付けると1、3、4、2になります。
2だけは絶対に避けたいところですが、普通に考えれば今回は辞退が妥当と思われます。
ハワイの旅費の足しになる?の結論
今回は最終判断を先延ばしします。
出典:SBI証券HP
と言うことでもう少し分析したうえで、最終判断は12月22日の正午までに出そうと思います。
本来であれば公募割れのリスクが高いので辞退すべき案件ですが、これぐらいの状況だと繰り上げ当選するのか試してみたい気持ちがあります。
IPOの良いところはローリスクであることです。初値の公募価格割れはある程度の予測が出来ます。しかし今回はあえてちょっとリスクを冒すかもしれません。
とうとう今年は1回も当選なしになりそうだね?
まだ分からないけど、ここまで狭き門とは思わなかったよ!
Mahalo !
IPOは元本が保証されない株式投資です。
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