こんにちは SmashKf です。
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費の足しにする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。この作戦においてみずほ証券と大和証券は重要な位置を占めています。
重要な理由は両証券会社ともに主幹事実績が多い(20年度実績 みずほ証券21回、大和証券15回)ことと、資金拘束も比較的緩く両証券会社ともにIPOが連続するときも資金を効率的に回すことが出来るからです。需要申告時と抽選時に資金は必要ですが、実際に拘束されるのは当選確定後の購入申し込み時になります。また同一資金による申告も可能です。
今回、主幹事のみずほ証券と幹事の大和証券で今年7、8回目のダブル補欠当選したので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
出典:みずほ証券HP
出典:大和証券HP
昨年、みずほ証券は補欠当選すらなかったんじゃない?
そうだね。今年はココナラで初当選を頂いたし、やっぱり口座開設は必須だね!
出典:紀文食品のHP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
25戦 1勝24敗(個人の当選回数からみた勝敗)
損益 110,000円(手数料、税金は考慮していません)
補欠当選 8回(補欠待機中2件)
その内
購入の意思表示 6回 繰上当選なし
昨年からの補欠当選連続26回繰り上げなし記録は更新中です。
(株)紀文食品の企業紹介と投資判断
紀文食品は4月13日に東証1部に上場予定です。主幹事はみずほ証券です。
紀文食品の事業内容は、ご存じの通り水産練り製品類、惣菜類、水産珍味類等の食品製造販売及び仕入販売です。
紀文グループは、連結子会社14 社(国内7 社、海外7 社)、非連結子会社1 社(国内1社)、持分法適用関連会社3 社(国内1 社、海外2 社)で構成されています。
同グループは「革新と挑戦」の紀文スピリットをモットーに水産練り製品を主体に事業を進め、売上高で1,000億円を超える企業集団となりました。
同グループには、「食の安全」という言葉が一般的になる前から、「疑わしきは仕入れせず、製造せず、出荷せず、販売せず」という、ものづくりの哲学があります。
- 安全でなければ真に美味しいとは言えない
- 顧客と時代のニーズに応えた美味しいものを届ける
この二つを原動力にすべての企業活動を実施しています。
- 投資判断『注意』(6段階評価で上から5番目)
- 公募割れリスク『中』
- 初値売却益(100株)『0~3万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:3月22日
- ブックビルディング期間:3月24日~30日
- 売出価格決定:3月31日
- 購入申込期間:4月2日~7日
- 上場日:4月13日
SmashKfはみずほ証券と大和証券で補欠当選したので、それぞれ4月6日のみずほ証券は15時30分まで、大和証券は9時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格から窓開けの弱気な条件で決まり、公募価格は仮条件の上限で決まりました。同業他社(日水14.5倍、ニチレイ19.1倍)と比較したPERも割安な水準と言えます。
- 想定売出価格:1310円
- 仮条件:1060~1160円
- 公募価格:1160円(予想PER:12.6倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):22,208,181株(予定)
- 公開株式数:公募3,000,000株、売出1,144,000株(OA621,600株)
- 公開規模:55.28億円
- オファリングレシオ:21.4%
連結業績推移
2021 年 3月期の業績は、売上が1005.8億円で前期比1.6%減、経常利益が29.5億円の28.2%増で微減収増益の予測です。
コロナの影響が長期化する中、企業収益の減少や雇用情勢の悪化等先行きは不透明な状況で推移しています。
食品関連業界においては、消費者の生活様式と購買動向の変化を背景とした内食需要が増加しているものの、飲食店向け等の業務用市場は低迷を続けており、厳しい経営環境となっています。
このような環境下において、付加価値の高い商品開発に取組み、健康志向や簡便志向、ロングライフ需要に応える製品を投入することで売上への影響は軽微、利益は増益の予測です。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2019年3月期 103,237
- 2020年3月期 102,252(-1.0%)
- 2021年3月期 100,587(-1.6%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2019年3月期 2,054
- 2020年3月期 2,307(12.3%)
- 2021年3月期 2,959(28.2%)予
紀文食品の初値予想コメント
紀文食品は知名度が高く、歴史もある食品会社ですが、仮条件が1060円~1160円で、想定売出価格の1310円から窓を開ける弱気な設定が大いに気になります。
一方で、不人気な東証1部案件ながら公開規模は55億円と荷もたれ感もないことから大幅な売り越しになる心配は少なそうです。みずほ証券主幹事案件は高値がつきやすいこと、2019 年に東証 1 部に上場した日本国土開発は公開規模78.9 億円で公募価格比+22.4%という初値を付けたことはプラス要因です。
最も心配なのは地合いです。今年の上場案件はすべて初値が公募価格を上回り、20連勝を継続中です。しかしながら先々週あたりから公募価格は上回るものの、当初の想定まで伸びない案件が続いており、足元の市場環境では売り圧力が強まりやすいと考えられます。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?の結論
本案件は当初からそこそこの当選狙いで、5社の証券会社からブックビルディングに参加しました。その結果、主幹事のみずほ証券と幹事の大和証券のダブルで補欠当選に引っ掛かりました。
本件は公募価格割れリスクがそこそこ高いので、購入判断に迷っています。繰上当選した場合もハワイ旅行の旅費に充当できるかも微妙です。
今回は勇気ある撤退も視野に入れて、現時点での判断を保留にして、地合いを見ながら購入期限直前に意思決定したいと思います。
IPO市場は若干雲行きが怪しくなってきました。しばらく注視したいと思います。
今回は購入判断が難しそうだね!
このようなぎりぎりの案件だと繰り上がるかどうかにも興味あるよね
Mahalo !
IPOは元本が保証されない株式投資です。
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