こんにちは SmashKf です。【11月26日に4章を追記】
IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。
スローガン(株)のIPOで松井証券から今年24回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。
前回のIPO関連の記事でもご紹介させていただきましたが、9月29日に上場したセーフィーでも補欠当選していましたが、予想に反して補欠から初の繰上当選を頂きました。昨年から続いていた連続繰上なし記録が37回で途切れました。本来ならうれしいはずですが、おかしなもんで連続記録が途絶えると、半分冗談ですがそれはそれで少し寂しい気持ちになりました。
出典:松井証券公式HP
松井証券で補欠当選したけど、連続で繰上当選すればいいよね!
そうだね。話は変わるけど、久しぶりにマネックス証券が主幹事なのでむしろマネックスに期待したんだけどね!
出典:スローガン公式HP
始めに今年の実績
今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。
87戦 5勝1敗81分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)
損益 438,200円(手数料、税金は考慮していません)
当選 7回(繰上当選含む)
補欠当選 24回目(その内繰上当選1回)
その内辞退の意思表示 6回
前回当選のPhotosynthで今年初の損失となってしまいました。公募割れも想定の範囲ではありましたが、可能性はそれほど高くないと思っていました。
これから年末にかけてIPOラッシュが始まります。今日だけで7社も新規上場が発表されましたが、公募割れにも注意して臨む必要がありそうです。
スローガン(株)の企業紹介と投資判断
スローガンは11月25日に東証マザーズに上場予定です。SMBC日興証券とマネックス証券の共同主幹事となっています。
事業内容は新産業領域向け求人プラットフォーム「Goodfind」を通した新卒採用支援サービス等となっています。
- 代表者 :代表取締役社長 伊藤 豊
- 所在地 :東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3階
- 設立 :2005年10月24日
- 資本金 :442,244,200円(資本準備金を含む)
- 人数 :社員(常勤役員含む)110名(2021年4月現在)
同社代表は次のように語っています。
人の持つ可能性を引き出せれば、社会はどれほど良くなるだろうか?
(中略)
誰かが用意した正解を探りながら皆で同様のレースを競い合っていれば豊かになれた時代は終わりました。自らが何かを形づくり、意味のあるものを創出することにどれだけ向き合えるかが重要になります。
(中略)
新しい何かを形づくる人たちのコミュニティを形成し、組織の大小を問わず、新しい創造・変革が生まれ続けることを可能にする新産業ビルダーとなり、社会をより良く形づくること。それが、私たちの目指す未来です。
引用: 同社HP
また同社のミッションは
人の可能性を引き出し
才能を最適に配置することで
新産業を創出し続ける。
引用: 同社HP
と掲げていています。
同社は、労働市場における人の創造性と生産性を最大化させる配置を目指しています。
そのため、下の図のようにキャリアサービス分野において学生向け、社会人向けサービスを展開しています。
またメディア・SaaS分野において若手イノベーション人材向けビジネスメディアや1on1の仕組みを構築するSaaS型HRサービスを提供しています。
出典:同社目論見書
同社は上記サービスにより顧客数および顧客単価の継続的な拡大を基本としながら、プラットフォーム型、プロダクト型の強化、人の可能性を引き出す組織づくりの実践と商材化の3点を重点成長戦略としています。
- 投資判断『可』(6段階評価で上から4番目)
- 公募割れリスク『低』
- 初値売却益(100株)『4~8万円前後』と予想
公開スケジュール
公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。
- 仮条件提示:11月8日
- ブックビルディング期間:11月9日~15日
- 売出価格決定:11月16日
- 購入申込期間:11月17日~22日
- 上場日:11月25日
SmashKfは松井証券で当選したので、11月22日の15時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。
価格情報と予想PER
仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは23.2倍でマザーズ上場の類似企業と比較して若干割安で妥当な水準です。
- 想定売出価格:1020円
- 仮条件:1020~1200円
- 公募価格:1200円(予想PER:23.2倍)
株数などの情報
- 発行済株式数(上場時):270万3075株(予定)
- 公開株式数:公募50万株、売出-株(OA7万5000株)
- 公開規模:6.9億円
- オファリングレシオ:21.2%
業績推移
2022年2月期の業績は、売上が13.9億円で前年比6.3%増、経常利益が2.0億円で前年比376.7%増で増収増益の予測です。但し前期は新型コロナの影響で減収減益となっています。
同社がターゲットとする新産業領域の主要顧客はスタートアップ・ベンチャー企業となっています。
スタートアップ・ベンチャー企業を取り巻く環境は、官民で産業の新陳代謝を促進する取り組みがなされています。またベンチャーキャピタルによる投資は拡大傾向にあり、今後一層の広がりが期待され日本市場の潜在的な成長性は十二分にあると思われます。
このような環境下、同社のサービスは顧客の目利き力、行動変容を生み出す力、マッチング力へ注力することにより、競合他社に対する優位性を高めています。
売上(単位:百万円)伸び率
- 2020年2月期 1458( -%)
- 2021年2月期 1311(-10.1%)
- 2022年2月期 1393( 6.3%)予
経常利益(単位:百万円)伸び率
- 2020年2月期 172( -%)
- 2021年2月期 42(-75.4%)
- 2022年2月期 203(376.7%)予
スローガンの初値予想コメント
公開規模は6.9億円となり小型マザーズ案件となります。但し一部株主のロックアップが1.5倍で解除されるので1800円がひとつの目安になる可能性があります。
上述のとおり新産業向けの人材サービスで成長への期待もあること、公開規模的にも公募価格を割る可能性は低いと思われます。
ハワイ旅行の旅費の足しになる?
本案件のブックビルディングは、100%当選狙いでSMBC日興証券、マネックス証券、みずほ証券、SBI証券、松井証券、楽天証券、岡三オンライン証券の7社の証券会社から参加しました。
その結果、幹事の松井証券で補欠当選となりました。
▼▼松井証券の口座開設はこちら▼▼
▼▼マネックス証券の口座開設はこちら▼▼
▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼
本件は上述のとおり、昨今の地合いの悪さを鑑みても余程のことが無い限り公募価格割れはないと思います。
仮に繰り上げ当選したとしても多くの売却益は期待できませんが、迷わず購入の意思表示をしたいと思います。
スローガンのIPOまとめ【11/26追記】
スローガンは予定通り11月25日に東証マザーズに上場しました。初値は1800円で、無地に公募価格を上回りました。
買い気配からのスタートとなり、10時36分に全株一致となっています。初値形成後は一時、2140円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る1522 円となっています。
上述のとおり、SmashKfは松井証券で補欠当選していましたが、残念ながらある意味予想通りでありますが、繰上当選しませんでした。
またこれから長い補欠当選繰上ならず記録が続くかもしれません。しかし来月の様に32件、しかも20日の週に25件も新規上場が重なれば、意外とあっさり繰り上げ当選があるかもしれません。
- 公募価格 :1200円
- 初値 :1800円
- 終値 :1522円
- 初値売却益 :60000円(100株、利益率50%)
- 公開規模 :6.9億円
- 初値買資金 :7.9億円
- 出来高/公開株:619.8%
スローガンは公開規模も小型で、需給も順調そうだったので公募割れリスクは少ないと思われましたが、上位株主のロックアップが解除される公募価格1.5倍の1800円で初値が形成されました。
ここに来て11月24日上場のサイエンスアーツで2日目持ち越しするなどIPO市場もようやく少し上向いてきた感があります。今のところ12月は32件も新規上場が発表されているので、このまま回復傾向が持続して欲しいものです。
また繰上当選ならずが続くのかな?
どうかな?でも今年の12月は当選しない方が難しいような気がするよ。その分銘柄の選別が難しそうだな。
Mahalo !
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