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CaSyのIPOで補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【2月22日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

市況が不安定な中、運が良いのか悪いのか、CaSyのIPOでSBI証券から今年3回目の補欠当選をしたので企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

今年のIPOはこれで5社目の当選発表になりますが、当選1社、繰上当選1社と補欠当選2社目になりました。上には補欠当選3回目と書きましたが、その内1社は繰り上がって当選したので補欠は2社目と言うことにしておきます。何か妙に(補欠)当選確率が高いのですが、この市況なのでプレーヤーが減ってしまったのでしょうか?そんなこともないような気もしますが、正直なところ心境的には運が良いのか悪いのか、と言う感じです。

補欠当選画面

出典:SBI証券公式HP

 

話は全然違うんだけど、2月16日でちょうどブログを開設して2年経ったね。

そうなんです。読者の皆様、いつも当ブログにお越しいただきありがとうございます。コロナが収束して早くハワイの記事を書きたいと思っています。これからもよろしくお願いします‼

 

CaSyのHPトップ画面

出典:CaSy公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

3戦 0勝1敗2分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益   ▲9000円

当選   1回

繰上当選 1回

補欠当選 2回目  

早く黒字転換したいです。

(株)CaSyの投資判断と企業紹介

CaSyは2月22日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『低~中
  • 初値売却益(100株)『1.5~5万円前後』と予想

事業内容は主に掃除代行サービス、お料理代行サービス及びその他暮らしのサービス(ハウスクリーニングサービス、整理収納サービス)のマッチングプラットフォームの運営です。

  • 代表者 :代表取締役 CEO    加茂 雄一
  • 所在地 :東京都品川区上大崎3-5-11 MEGURO VILLA GARDEN 6階
  • 設立  :2014年1月30日
  • 資本金 :8060 万円(2022 年1月19日現在)
  • 従業員数:23人(2021年12月31日現在)

経営の基本方針は下記の通りです。

Vision(目指す未来)
笑顔の暮らしを、あたりまえにする。
Mission(果たすべき使命)
大切なことを、大切にできる時間を創る。

引用: 目論見書

と掲げていて、依頼を受けたお客様宅に登録済みのキャストが訪問し家事代行サービスを行います。サービスの依頼から支払いまで全てのやり取りは、スマートフォンアプリ「CaSy」もしくは同社サービスサイトで行います。主な収益は、キャストが行ったサービスの利用料となります。

さらに、同社はマッチング自動化システムや専用アプリを独自開発し、ITテクノロジーを活用することでマッチングの最適化を図るなど家事代行サービスにおけるDX化を推進しています。また、DX化を実現する技術開発をはじめとするエンジニアリング能力とともに、エンゲージメント(キャストとの絆作り)の取り組みによる品質管理体制の強化を推進しています。

「家事代行などのサービス」を「Easy(簡単)」に「Cozy(安心)」して依頼できるという意味を込めてCaSyとネーミングしています。

事業系統図

出典:目論見書

同社の強みは、家事代行サービスのDX化の先駆者として価格競争力と使い勝手のよさを追求していること、高い品質管理体制の構築・運用に注力していること、そして定期利用により、高頻度、長期間に亘って継続的に蓄積されるストック型のビジネスモデルをもとに信頼関係の構築により定着性の高い顧客基盤を構築していることです。

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:2月2日
  • ブックビルディング期間:2月4日~10日
  • 売出価格決定:2月14日  
  • 購入申込期間:2月15日~2月18日
  • 上場日:2月22日

SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、2月17日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは38.1倍で類似企業と比較して割安の水準と言えます。

  • 想定売出価格:1350円
  • 仮条件:1230~1350円
  • 公募価格:1350円(予想PER:38.1倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):189万2000株(予定)
  • 公開株式数:公募12万5000株、売出8万6600株(OA3万1700株)
  • 公開規模:3.2億円
  • オファリングレシオ:12.8%

海外での販売はありません。

業績推移

2022年11月期の業績は、売上が14.5億円で前年比25.2%増、経常利益が0.5億円で前年比0.5億円増の増収増益で黒字転換の予測となっています。

家事代行サービス市場は、同社のような事業会社の他に、家政婦職業紹介所や、個人事業主等が含まれています。そのため、公的な統計データ等がなく、事業会社の大半は非上場企業のため、実際の市場状況を把握することは困難です。しかしながら、近年においては、同社を含めインターネットを介したサービスを提供する事業者の参入等により、富裕層向けが中心となっていたサービスが一般家庭や独身者も使いやすいサービス単価となり、新規利用者数が増えていくことにより市場は拡大しています。

同社は、顧客とキャストとのマッチングプラットフォームを構築・改善し、使い勝手のよいスマートフォンアプリ等を開発することで、利便性が高く、コストパフォーマンスの高い家事代行サービスを提供し、順調に売上を伸ばしています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年11月期   965( 19.8%)
  • 2021年11月期  1165( 20.7%)
  • 2022年11月期  1459( 25.2%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年11月期  ▲120(  ー%)
  • 2021年11月期    ▲5(     ー%)
  • 2022年11月期    53(     ー%)予

初値予想コメント ハワイ旅行の旅費の足しになる?

CaSyのブックビルディングは、気持ち的に70%当選狙いのスタンスで、SBI証券、みずほ証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券、SBIネオトレード証券の6社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事のSBI証券で補欠当選をとなりました。

 

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松井証券

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IPOのイメージ写真

公開規模は3.2億円で非常に小さいので荷もたれ感はありません。

売上も順調に推移しており、事業の展開エリアも9都道府県なのでまだまだ成長の余地もありそうです。メディアにも取り上げられ話題性もあるので通常なら公募価格割れの可能性は少ないと思います。

最大の関心事は昨今の市場状況です。新年1号、2号案件はまさかの公募割れのスタートでしたが、3号のライトワークスで復調の兆しも見えてきたかのように思えます。上場後も株価が大きく上昇する局面もあり、新規公開株に対する警戒感もやや薄らいだような気もしています。

今のところ購入のつもりですが念のため、明日のエッジテクノロジーの初値を見てから購入か辞退の意思表示をするつもりです。

どっちに転んでもSBI証券の補欠当選は、28回連続で繰上当選なし記録を継続中なので、繰り上がる気はあまりしていません。

CaSyのIPOまとめ【2/22追記】

CaSyは予定通り2月22日に東証マザーズに上場しました。初値は2001円となりました。同社は公開規模が3.3億円と荷もたれ感も非常に少なく、時流に乗る企業として評価されたようです。

但し大株主による1.5倍でロックアップが解除される金額が意識されたようです。

上述のとおり、SmashKfはSBI証券で補欠当選していました。直近に上場したエッジテクノロジーも公募価格の2倍近い初値を付けたので迷わず購入の意思表示をしましたが、予想通り繰上当選しませんでした。

  • 公募価格   :1350円
  • 初値     :2001円
  • 終値     :1501円
  • 初値売却益  :65100円(100株、利益率48.2%)
  • 公開規模   :3.2億円
  • 初値買資金  :3.3億円
  • 出来高/公開株:1286.7%

買い気配からのスタートとなり、10時33分に全株一致となっています。初値形成後に一時2098円まで上昇しましたが、最終的には初値を25%下回る1501円で取引終了となりました。

本日、新たに2社の新規承認がありました。これで3月は10社目になりますが、上場日は3月30日なので、そろそろ打ち止めなのでしょうか?

 

当初、3月は大量の新規上場が噂されていたけど、むしろ例年より少ないよね?

それぐらい市場が不安定と言うことなのかな?

 

Mahalo !

IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。

・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。

・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

エッジテクノロジーのIPOに当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【2月17日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

今年のIPOは既に3社が上場していますが、1社目、2社目はまさかの連続公募価格割れのスタートとなってしましました。個人的には幸運なことに2社目のセイファートは補欠から繰上当選していましたが、通常では公募価格割れは考えられない案件だっただけに非常に残念な結果でした。

さすがに3社目のライトワークスは公募価格は上回りましたが、あくまでも仮定でしかありませんが、昨年だったら30~50万円位の利益は出たと思うのですが、9万円止まりでした。

このような状況下、運が良いのか悪いのか、エッジテクノロジーのIPOでSMBC日興証券から今年2回目の当選を頂いたので企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

ちなみに試しに200株で申告してみましたが、全く無意味でした。

SMBC日興証券当選画面

出典:SMBC日興証券公式HP

 

新年いきなりマイナススタートになっちゃったね!

エッジテクノロジーで黒字転換できるかな?

 

エッジテクノロジーHPトップ画面

出典:エッジテクノロジー公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

3戦 0勝1敗2分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益   ▲9000円

当選   2回目

補欠当選 2回(その内繰上当選1回)  

早く黒字転換したいです。

エッジテクノロジー(株)の投資判断と企業紹介

エッジテクノロジーは2月17日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSMBC日興証券となっています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『0.5~2万円前後』と予想

事業内容はAIソリューションサービスの提供、AIプロダクトの開発/販売、AI教育サービスの提供です。

  • 代表者 :代表取締役 住本 幸士
  • 所在地 :東京都千代田区神田須田町1-32-7 クレス不動産神田ビル5階
  • 創業  :2008年9月24日
  • 資本金 :777万円(2022年1月14 日現在)
  • 従業員数:66 人(2021年11月30日現在)

経営の基本方針は下記の通りです。

テクノロジーで世界中の人々を幸せに

当社は、「テクノロジーで世界中の人々を幸せに」を企業理念に掲げ、AIアルゴリズムにより、顧客の課題を解決することで社会貢献し、強みを持って進化(Edge)し続ける企業であることを当社の基本方針としております。

引用: 目論見書

と掲げていて、AIアルゴリズムを顧客の業務・システムに実装するAIソリューションサービスが主力サービスで(2021年4月期売上構成比83.8%)AIエンジニアや営業・コンサルティングをはじめ、積極的な人材投資を行い、組織力を強化することで、収益・利益を拡大しています。

事業の内容

出典:目論見書

(1)AI ソリューションサービス
顧客の業務改善や経営課題の解決を目的として業務分析を実施し、データ利活用によって解決可能な課題を判別して概念実証(PoC)を行った後に、AI アルゴリズムを既存の業務・システムに組み込み、実装・運用するところまでを一気通貫で行うことが可能なサービスです。

(2)AI 教育サービス
企業におけるAI 人材は不足しており、今後もAI 人材の需給ギャップは拡大することが見込まれています。同社では、AI 教育サービス(AI 技術専門の個人向け教育講座・法人研修・AI 領域専門の有料職業紹介)を実施しています。

(3)AI プロダクトサービス
同社では、AI を実装したプロダクトを販売しています。現在販売しているのはAI 営業支援システム「GeAIne(ジーン)」です。GeAIne は送信先企業のリストをアップロードするだけで、予め設定した営業文書を対象企業の問い合わせフォームに一括で自動書き込みできるサービスで、顧客から評価されています。

AIプロダクトサービスは同じ課題を抱える企業に対して安価に提供することを想定しています。次なるAIプロダクトを生み出し、サービスを拡大する基盤を形成しています。

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:1月31日
  • ブックビルディング期間:2月1日~7日
  • 売出価格決定:2月8日  
  • 購入申込期間:2月9日~2月15日
  • 上場日:2月17日

SmashKfはSMBC日興証券で当選したので、2月14日の17時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

但し、SMBC日興証券の場合は辞退するとキャンセルペナルティが課せられます。1ヵ月間の需要申告への参加停止と 既に実施中の需要申告がすべて無効となるので注意が必要です。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を大幅に下回る超弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは33.6倍で類似企業と比較して割安の水準と言えます。

  • 想定売出価格:690円
  • 仮条件:300~350円
  • 公募価格:350円(予想PER:33.6倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):1061万3000株→1054万4000株(予定)
  • 公開株式数:公募61万3000株→54万4000株、売出240万9600株→216万6000株(OA45万3300株→40万6500株)
  • 公開規模:10.9億円
  • オファリングレシオ:29.5%

海外での販売はありません。尚、公開株式数は当初予定より削減されました。

業績推移

2022年4月期の業績は、売上が21.2億円で前年比445.2%増、経常利益が1.5億円で前年比345.2%増の増収増益の予測となっています。

日本は少子高齢化に伴う労働人口の減少に直面しています。労働人口減少が進む中で期待されている施策が、ビックデータを活用した労働生産性の向上です。ビックデータをAIが解析し、新たな価値が産業や社会にもたらせることを想定しています。

AIの活用は国策のひとつであり、国内市場での成長が期待されています。富士キメラ総研「2020年人口ビジネス総調査」によると、国内AIビジネス市場は同社のビジネス領域において、2019年市場規模5879億円から2025年1兆1173億円まで成長すると予測しています。

また新型コロナウイルス感染症によるリモートワークの推進や各企業のDXの推進により、AIアルゴリズム実装に対する需要は高まってくると予測されます。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年4月期  1578( 39.7%)
  • 2021年4月期  1466( -7.1%)
  • 2022年4月期  2129( 45.2%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年4月期    62( 111.9%)
  • 2021年4月期    35(    -43.1%)
  • 2022年4月期   159(    345.2%)予

初値予想コメント ハワイ旅行の旅費の足しになる?

エッジテクノロジーのブックビルディングは、気持ち的に80%当選狙いのスタンスで、SMBC日興証券、野村證券、SBI証券、楽天証券、松井証券の5社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事のSMBC日興証券で当選を頂きました。

 

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サポート付きは「金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード」から

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松井証券

 

IPOのイメージ写真

公開規模は当初23億円程度が想定されましたが、想定発行価格690円から公募価格が350円になったので10.9億円となり、通常であれば荷もたれ感はありません。

大幅な公募価格の引き下げはマイナスイメージもありますが、昨今の類似企業の株価下落の影響を受けたものと思われ、適正価格への修正と前向きに捉えることも出来ます。

最大の関心事は市場状況です。新年1号、2号案件はまさかの公募割れのスタートでしたが、3号のライトワークスで復調の兆しも見えてきたかのように思えます。

また、AI関連はIPOでは人気のテーマでもあり、2月14日週の上場は同社1社のみ、上位株主も同社役員のみなので、需給は良好と思われます。

本件はキャンセルペナルティのあるSMBC日興証券から参加している時点で、当選すれば余程のことが無い限り購入のスタンスでした。普通の市場状態であれば公募価格割れの可能性も低いと思われます。

3号のライトワークスが公募割れしていたら辞退もやむなしでしたが、ここは迷わず購入の意思表示をします。いずれにせよ低位株なので、仮に公募割れしたとしても損失は限定的です。

エッジテクノロジーのIPOまとめ【2/17追記】

エッジテクノロジーは予定通り2月17日に東証マザーズに上場しました。初値は公募価格の約2倍の694円となりました。仮条件が超弱気な設定でしたが、前向きに評価されたようです。

IPOの市場もライトワークス以降復調の兆しも見えはじめ、新規公開株に対する警戒感も薄らいだような気もします。

  • 公募価格   :350円
  • 初値     :694円
  • 終値     :668円
  • 初値売却益  :34400円(100株、利益率98.3%)
  • 公開規模   :10.9億円
  • 初値買資金  :15.2億円
  • 出来高/公開株:401.9%

買い気配からのスタートとなり、13時6分に全株一致となっています。初値形成後に一時ストップ高まで上昇しましたが、最終的には初値を下回る668円で取引終了となりました。

本日は在宅勤務だったので、取引開始前にフル板を見ていましたが、合致点が600円だったので、久しぶりに安心して売り注文が出せました。

今年はセイファートでまさかの赤字スタートでしたが、エッジテクノロジーで早めの黒字転換に成功しました。この調子で巻き返しを図りたいと思います。

 

久しぶりに当選銘柄が公募価格を上回ったね。

昨年から4回連続、まさかの公募価格割れだったからね。

 

Mahalo !

IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。

・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。

・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

セイファートのIPOで連続補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【2月4日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

いよいよ今年のIPOは2月3日よりRecovery International(株)を皮切りに始まりますが、実は(株)セイファートの方が先に2月4日の新規上場が承認されていました。新年1号案件の座を奪われた?感じになってしまいました。

Recovery Internationalに引き続き幸先良いのか悪いのか、みずほ証券から連続で補欠当選したので企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

ちなみにRecovery Internationalは岡三オンライン証券で補欠当選していましたが、あえなく繰り上げ当選なしの結果となっています。公募価格割れリスクもあったので、ある意味ほっとしています。(それなら始めから辞退すれば良いのでは?)

補欠当選画面

出典:みずほ証券公式HP

 

新年早々続けて補欠当選だね?

みずほ証券は昨年繰り上がったから期待が持てるかも!

 

セイファートHPトップ画面

出典:セイファート公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

1戦 0勝0敗1分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益   0円

当選   0回

補欠当選 2回目  

 

(株)セイファートの投資判断と企業紹介

セイファートは2月4日にJASDAQスタンダードに上場予定です。主幹事はみずほ証券となっています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『2~6万円前後』と予想

事業内容は美容業に関する広告求人サービス、紹介及び派遣サービス、教育サービスです。

  • 代表者 :代表取締役社長 長谷川 高志
  • 所在地 :東京都渋谷区渋谷3-27-11 祐真ビル2F
  • 設立  :1991年7月11日
  • 資本金 :5000 万円(2020年12月24日現在)
  • 従業員数:新規上場会社131人 連結会社139人(2020年11月30日現在)  

企業理念は下記の通りです。

私たちのミッションは、

「美容に携わる人たちと共に、

あたらしい価値を創造すること。」

美容にはもっともっと大きな可能性がある。

その秘められた可能性を開拓し、具現化することで、

世の中はきっと変えられる。

私たちは美容を通して、

よりよい未来創造のための原動力になります。

引用: 目論見書

と掲げていて、創業以来「美容師の地位向上、美容師への一生を通じたサポート及び美容室経営者の抱える課題改善を支援する。」ことを経営方針としており、美容業界の発展のために事業を行っています。

 

セイファートの事業系統図

出典:目論見書

事業概要は上の事業系統図の通りで、同社グループは同社と連結子会社(米国)の2社で構成されています。

広告求人サービスでは、紙媒体、Web 媒体、イベントによる中途・新卒の採用支援サービスを提供、美容師のための就職情報誌「re-quest/QJ」を、創業より30年間継続して発行しています。

紹介・派遣サービスでは、美容室経営企業、美容師双方の多様なニーズに応えることのできる美容師に特化した紹介・派遣サービスを提供しています。

教育(その他)サービスでは、美容師の国内での地位向上、国際化推進を目指し、美容師に特化した教育サービスを提供しています。

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:1月17日
  • ブックビルディング期間:1月19日~25日
  • 売出価格決定:1月26日  
  • 購入申込期間:1月27日~2月1日
  • 上場日:2月4日

SmashKfはみずほ証券で補欠当選したので、1月31日の15時30分までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは10.4倍で類似企業と比較して割安の水準と言えます。

  • 想定売出価格:1120円
  • 仮条件:1060~1120円
  • 公募価格:1120(予想PER:10.4倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):132万800株(予定)
  • 公開株式数:公募42万800株、売出32万4800株(OA11万1800株)
  • 公開規模:9.6億円
  • オファリングレシオ:64.9%

海外での販売はありません。

業績推移

2021年12月期の業績は、売上が23.1億円で前年比68.8%増、経常利益が2.3億円で前年比68.8%増の増収増益の予測となっていますが、売上は2019年を下回っています。

同社が属する理容を含めた美容市場は、新型コロナウイルス感染症による消費者の活動制限や外出自粛等による消費者マインドの冷え込み等の影響を受けながらも、消費者にとっては欠くことのできないサービスでもあるため、底堅い需要を堅持しています。

理美容市場の市場規模は2021年2兆1052億円、2022年2兆898億円、2023年2兆745億円と安定した推移が予測されています。

上述の経営環境の中、同社グループは環境変化に常に適応し、美容室経営者の経営課題の解決と美容師・美容学生の夢を叶える商品開発を続けています。

既存商品およびサービスの成長としては、「コンサルティング型営業」と「デジタル(IT)」の融合により既存商品を拡販することによりシェア拡大を図ること、新規商品開発としては「Z世代向け美容師情報アプリ」の開発に取り組んでいます。

※Z世代…1990年代半ばから2000年代にかけて生まれた世代

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期  2615( -%)
  • 2020年12月期  2204(-15.7%)
  • 2021年12月期  2310( 4.8%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   127( -%)
  • 2020年12月期   136(   7.0%)
  • 2021年12月期   231( 68.8%)予

セイファートの初値予想コメント

公開規模は9.6億円でJASDAQスタンダード上場を考慮しても荷もたれ感はありません。目立ったベンチャーキャピタルもない為、需給は良好と思われます。

しかし売上は安定していますが、業界的に伸び悩みが懸念され高い成長はイメージしづらいです。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に80%当選狙いのスタンスで、みずほ証券、大和証券、マネックス証券、connectの4社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事のみずほ証券で補欠当選となりました。

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IPOのイメージ写真

本件は普通に考えれば、公開規模的に公募価格割れの可能性はないと思われます。

よって取り敢えず購入の意思表示をします。

しかし通常であれば何の迷いもなく購入の意思表示をするところですが、この案件ですら不安になるのが昨今の市況です。仮に振るわなかった昨年12月に上場していても公募価格は上回ったと思います。

まだ今年のIPOは上場していないので何とも言えませんが、杞憂に終わってくれることを期待します。

セイファートのIPOまとめ【2/4追記】

セイファートは予定通り2月4日にJASDAQスタンダードに上場しました。初値は1030円となりました。昨今の市況を鑑みると優良案件とまでは言いませんが公募価格割れの可能性は少ないと思っていただけにショックは大きいです。

通常であれば何の迷いもなく購入の意思表示をするところですが、この案件ですら不安になるのが昨今の市況です。と上述しましたが、嫌な予感が的中した格好になってしまいました。

このクラスでさえ警戒されるほど状況が悪化しています。

上述のとおり、SmashKfはみずほ証券で補欠当選していましたが、繰上当選していました。

  • 公募価格   :1120円
  • 初値     :1030円
  • 終値     :1018円
  • 初値売却益  :▲9000円(100株、利益率-8.0%)
  • 公開規模   :19.6億円
  • 初値買資金  :2.8億円
  • 出来高/公開株:219.3%

売り気配からのスタートとなり、9時9分に全株一致となっています。初値形成後に1086円まで上昇しましたが、初値を下回る1018円で取引終了となりました。

本日は在宅勤務だったので、取引開始前にフル板を見ていましたが、合致点が公募価格を下回っていたので成行売りをやめようかとも思いましたが、掟通り損失覚悟で成行き売りを決行しました。

取引開始直後の合致点は950円でしたが、数分後に1030円に大量の買い注文が入り、引受価額での初値形成となりました。

折角、運よく繰上当選となりましたが、新年早々損失からのスタートとなり、昨年末から4連敗となってしまいました。

 

今年のIPOは本当に波乱のスタートになったね。

もはやIPOはローリスクとは言えないかもしれません?

 

Mahalo !

IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。

・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。

・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

Recovery InternationalのIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【2月3日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

いよいよ2月3日よりRecovery International(株)を皮切りに今年のIPOも始まります。幸先良いのか悪いのか、あまり補欠にも引っ掛かったことがない岡三オンライン証券で今年初の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

昨年12月のIPOは、ぱっとしませんでした。市場は何となくそれを引きずっているように感じます。

例年、新年1号案件は公募割れしない、というジンクスがあるようですが、今年ばかりは?と言う雰囲気も漂っているようです。

そういう意味も含めて幸先良いのか、悪いのか確り検証してみたいと思います。

岡三オンライン証券補欠当選画面

出典:岡三オンライン証券公式HP

 

いよいよ今年のIPOが始まるね!

今年は良い年になって欲しいと切に願います!

 

Recovery InternationalのHPトップ画面

出典:Recovery International公式HP

始めに今年の実績

今回は今年最初なので昨年の最終実績です。

125戦 5勝3敗117分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  419,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   9回(その内繰上当選1回)

補欠当選 30回(その内辞退 7回) 

 

Recovery International(株)の企業紹介と投資判断

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『低~中
  • 初値売却益(100株)『0~5万円前後』と予想

Recovery Internationalは2月3日に東証マザーズに上場予定です。主幹事は岡三証券です。

事業内容は在宅療養生活を支える看護師等による訪問看護サービス事業となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 大河原 峻(看護師)
  • 所在地 :東京都新宿区西新宿 6-16-12 第一丸善ビル6F
  • 設立  :平成25年11月1日
  • 資本金 :1 億円(令和3 年12 月28 日現在)
  • 従業員数:154 人(令和3 年11 月30 日現在)  

ミッションは下記の通りです。

もう一人のあたたかい家族
どんな時でも家族は常に傍にいる、そんな家族のような存在になって歩んでいく
在宅生活の安心を届ける
「24時間365日」対応できる体制となり、誰が対応しても「安心」を伝えられる
地域社会へ貢献
画一的なサービスの提供をすることで在宅死、健康寿命の延伸を図っていく

引用: 同社公式HP

と掲げていて、もう一人のあたたかい家族として在宅生活の安心を届け地域社会へ貢献することを目指しています。

同社は、病気や障がいを持った人が、住み慣れた地域でその人らしく療養生活を送れるように看護師等が医師の指示の元、生活の場へ訪問し支援する訪問看護のサービスを展開しています。

同社の訪問看護サービスの主な特長は下記の3点です。

同社訪問看護の特長

出典:目論見書

【看護師等の地域連携活動による利用者獲得】

同社は、医療機関のみならず地域の住民をはじめとした居宅介護支援事業所、医療機関、施設サービス事業所等へ訪問・面談し、医療専門職である看護師等が連携を密に行うことを重視しています。病院等特定の系列に属さない独立型であるため、柔軟な連携ができることが強みです。

【IT化推進による新たな訪問看護モデル】

・効率性を重視した訪問エリアの設定による訪問看護モデルの確立

・IT 化推進による事務作業の効率化

・クラウド管理による経営指標の共有化

・ IT ツールを使用したコミュニケーション力の強化

【未経験者を積極採用し早期育成】
同社に入社する看護師等は、9 割以上が訪問看護未経験者となっています。未経験者であっても入社後 3 カ月で 1 人で訪問看護ができるレベルまで引き上げる育成プログラムを整備し、看護師等の早期戦力化を図っています。

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:1月14日
  • ブックビルディング期間:1月18日~24日
  • 売出価格決定:1月25日  
  • 購入申込期間:1月26日~31日
  • 上場日:2月3日

SmashKfは岡三オンライン証券で補欠当選したので、1月28日の15時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な下方に長めの設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは43.0倍で類似企業と比較してかなり高めの水準と言えます。

  • 想定売出価格:3060円
  • 仮条件:2480~3060円
  • 公募価格:3060(予想PER:43.0倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):138万6000株(予定)
  • 公開株式数:公募7万株、売出47万7500株(OA8万2100株)
  • 公開規模:19.3億円
  • オファリングレシオ:45.4%

海外での販売はありません。

業績推移

2021年12月期の業績は、売上が11.2億円で前年比46.5%増、経常利益が1.4億円で前年比617.6%増の増収増益の予測となっています。

同社が属する医療業界における訪問看護マーケットは、比較的安定した推移を見せています。

厚生労働省が公表した「2040年を見据えた社会保障の将来見通し(議論の素材)」によれば、2040年の在宅医療市場は28兆円、在宅介護市場は8.2兆円となる見通しであり、両者の合計は36.2兆円となります。
上記見通しに加え、医療・介護両保険における訪問看護療養費及び訪問看護費が増加傾向であることを踏まえると、訪問看護市場についても継続的に拡大していくものと考えられます。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   699( 12.5%)
  • 2020年12月期   766(   9.6%)
  • 2021年12月期  1123( 46.5%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期    20( 2.9%)
  • 2020年12月期    20(  -0.1%)
  • 2021年12月期   148(617.6%)予

Recovery Internationalの初値予想コメント

公開規模19.3億円でそれほど荷もたれ感はありません。

しかし予想PERは高めで、売出し比率も高いので初値は厳しそうな予感もします。

当初はそうは言っても新年1号案件と言うこともあり、楽観視していましたが、仮条件提示ぐらいから暗雲が立ち込めてきました。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に80当選狙いのスタンスで、野村證券、SBI証券、松井証券、岡三オンライン証券の4社の証券会社から参加しました。

その結果、委託幹事の岡三オンライン証券で補欠当選となりました。

 

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松井証券

 

IPOのイメージ写真

本件は新年1号案件と言うこともあり、当初80%当選狙いでしたが、市場状況を鑑みるとだんだんと気持ちが萎えてきました。公募価格割れの可能性もそこそこ高い思われます。

こんなことならすぱっと落選の方が良かったとも思われます。新年1発目からマイナススタートは避けたいところですが、そうは言っても簡単に繰り上がるとも思えないので、取り敢えず購入の意思表示をしてみます。

Recovery InternationalのIPOまとめ【2/3追記】

Recovery Internationalは予定通り2月3日に東証マザーズに上場しました。初値は2640円となりました。公募価格割れはある程度予想の範囲内ではありましたが、ここまで安値になるとは思いませんでした。

例年、新年1号案件は公募割れしない、というジンクスがあるようですが、今年ばかりは?が的中した格好になってしまいました。

PERの割高感に加え、年明けから続いている新興株の不調の影響をもろに受けた感じです。

上述のとおり、SmashKfは岡三オンライン証券で補欠当選していましたが、予想通り繰上当選しなかったので、損失は出ていません。

  • 公募価格   :3060円
  • 初値     :2640円
  • 終値     :2472円
  • 初値売却益  :▲42000円(100株、利益率-13.7%)
  • 公開規模   :19.3億円
  • 初値買資金  :5.4億円
  • 出来高/公開株:306.5%

売り気配からのスタートとなり、9時26分に全株一致となっています。初値形成後は一時2841円まで上昇しましたが、本日の安値の2472円で取引終了となりました。

本日は在宅勤務だったので、取引開始直前のフル板を横目に見ていましたが、合致点が1000円を割る価格になっていました。一体どういう事になるのだろうと心配していましたが、大事には至らなかったので少し安心しました。

明日はセイファートの上場があるので注視したいと思います。

 

今年のIPOは波乱のスタートになったね。

セイファートは当選したので明日が心配です!

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

「IPOでハワイに行こう作戦」2021年振り返り

こんにちは SmashKf です。

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

今年も2月3日上場予定のRecovery International株式会社を皮切りに既に4社のIPOが発表されています。勿論、今年も昨年に引き続き参戦しますが、その前に2021年の振り返りをしておきます。

IPOのイメージ写真

2021年IPO市場の振り返り

2021年も依然として、コロナの影響があったにもかかわらず、多くの新規上場がありました。

年初から6月中旬過ぎまで、初値が公募価格を上回る新規公開が連続36件も続いたので、一見好調な様にも感じました。しかし後半に入って、特に12月は32件もの新規上場があったのですが、その内公募価格を下回った案件が12件もありました。

その点も含めていくつかの視点で検証したいと思います。

新規上場件数と勝率

【年別月別上場社数】

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2017 1 5 21 5 0 7 4 3 9 7 6 22 90
2018 0 2 14 8 1 11 9 3 12 9 2 19 90
2019 0 5 16 5 1 11 5 1 6 12 2 22 86
2020 0 3 24 1 0 6 7 4 9 8 5 26 93
2021 0 7 13 11 0 22 9 4 14 4 9 32 125

新規上場は直近5年間で最も多い125社でした。直近4年間が90社前後なのでかなり多めです。月別には4半期決算月に増加し、特に6月と12月に集中的に上場がありました。その中でも12月20週は 一挙に24社が上場する IPO ラッシュでした。逆に1月と5月はゼロでした。

新規上場が増えた最大の理由は、22年4月の東証の市場再編を前にした駆け込みが多かったことが挙げられます。市場再編前の駆け込みは22年2~3月も続く可能性が高いです。

【月別上場件数と勝率】

月別上場件数と勝率のグラフ

勝率(初値が公募価格を上回る率)は103勝20敗2分の84%でした。一昨年12月のKaizen Platformから6月のEnjinまでは47連勝でしたが、それ以降明らかに勝率は下降傾向になっています。特に空前絶後のIPOラッシュだった12月は勝率が61%まで落ち込み、IPOローリスク論も危うい状態となっています。

初値売却損益と騰落率

【月別平均損益と騰落倍率】

月別平均損益と騰落倍率のグラフ

平均初値売却損益は1件あたり104,343円で、平均騰落倍率は1.53倍でした。グラフの通り売却益も騰落倍率も年初からだんだんと下降傾向にありました。一昨年は平均初値売却損益193,480円、平均騰落倍率2.06倍なのであまり良い状況とは言えません。特に下半期はそれぞれ72,406円、1.36倍と更に落ち込んでいます。

【銘柄別初値損益ベスト5】

  銘柄 公募価格 初値 損益
1 アイ・パートナーズフィナンシャル 3,120 9,880 676,000
2 サイバートラスト 1,660 6,900 524,000
3 ベビーカレンダー 4,200 9,400 520,000
4 アピリッツ 1,180 5,600 442,000
5 coly 4,130 8,450 432,000

【銘柄別初値損益ワースト5】

  銘柄 公募価格 初値 損益
1 THECOO 7,200 6,100 ‐110,000
2 ジェイフロンティア 4,190 3,560 ‐63,000
3 クルーバー 2,160 1,800 ‐36,000
4 Finatextホールディングス 1,290 990 ‐30,000
5 サインド 3,250 2,990 ‐26,000

ベスト5はすべて上半期、ワースト5はすべて下半期です。特にワーストはジェイフロンティア以外すべて12月の上場銘柄です。

【初値売却損益価格帯別件数】

初値売却損益価格帯別件数のグラフ

損益を価格帯別件数をグラフ化しました。50万円以上利益が出た案件は3件のみで、半数近くが0~10万円の価格帯に集中しています

【初値騰落倍率別件数】

初値騰落倍率別件数初値のグラフ

騰落倍率です。3倍以上は6件しかなく、最高でもアピリッツの4.75倍でした。約8割が2倍以下となっています。

今後、利益が一発100万円とか10倍という銘柄は少なくなるかもしれません。初値評価ランクの基準見直しも必要かもしれません。

主要証券会社幹事実績 

【幹事取扱い実績ベスト10】

  証券会社 主幹事 幹事 合計
1 SBI証券 21 101 122
2 みずほ証券 33 50 83
3 SMBC日興証券 26 54 80
4 楽天証券 0 74 74
5 マネックス証券 1 64 65
6 野村證券 28 36 64
7 松井証券 0 56 56
8 大和証券 16 33 49
9 CONNECT 0 49 49
10 岡三証券 4 43 47

※幹事には委託幹事も含まれます

【主要証券会社幹事取扱い件数】

主要証券会社幹事実績主要のグラフ

主幹事および幹事(委託含む)の取扱い実績です。

抽選参加組は、IPOに参戦するにあたって左から9社(SBI証券~CONNECT)は押さえておきたいです。

特にSBI証券は新規上場125社中122社の取り扱い実績があり、群を抜いています。2012年以来取扱い件数No.1を維持しています。主幹事もみずほ証券、野村證券、SMBC日興証券に続き4番手につけています。IPOチャレンジポイントの制度もあるので、絶対に外せない証券会社です。 

 

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主幹事実績の多い、みずほ証券(33社)、野村證券(28社)、SMBC日興証券(26社)、大和証券(16社)も外せません。特に野村證券は事前資金不要なのでおすすめです。

抽選参加組の場合は主幹事件数や取扱件数も重要ですが、実は抽選配分数が重要です。

その点、楽天証券は主幹事実績ゼロ、マネックス証券は1件しかありませんが、取扱件数が多く100%完全抽選なので抽選組の強い味方です。

 

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また松井証券は取扱件数こそ楽天証券、マネックス証券より少な目ですが、70%完全抽選、且つ事前資金不要なのおすすめのひとつです。

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松井証券

 

2021年のIPO市場をまとめると、新規上場件数は多く、勝率は一昨年(75%)よりは高かったが、例年に比べると低い年でした。特に後半は地合いが安定せず、勝率、売却益もあまり上がらない年でした。

一昨年の場合は、2月のコロナショックと言う明確な原因がありますが、昨年は駆け込み上場の影響が大きいのでしょうか?それとも今後のIPO市場を示唆する前触れなのでしょうか?

2021年「IPOでハワイに行こう作戦」振り返り

  

一昨年は確か当選しなかったよね?

昨年は9回当選を頂いたよ!大躍進だけど公募割れも結構引いちゃったな

「IPOでハワイに行こう作戦」実績

2021年の実績は下記の通りでした。

125戦 5勝3敗117分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  419,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   9回(その内繰上当選1回)

補欠当選 30回(その内辞退 7回) 

【当選実績内訳】

上場日 銘柄 証券会社 公募価格 初値 損益
3/19 ココナラ みずほ証券 1,200 2,300 110,000
6/10 ワンダープラネット 大和証券 2,560 4,115 155,500
7/8 コラントッテ 楽天証券 1,100 1,385 28,500
9/24 レナサイエンス SMBC日興証券 670 976 30,600
9/24 レナサイエンス 大和証券 670 976 30,600
9/29 セーフィー みずほ証券 2,430 3,350 92,000
11/5 Photosynth connect 1,500 1,410 ‐9,000
12/15 ネットプロテクションズHD 楽天証券 1,450 1,378 ‐7,200
12/23 エクサウィザーズ auカブコム証券 1,150 1,030 ‐12,000

※太字は幹事、委託幹事

【補欠当選実績】

  • SBI証券 14回(5回)
  • みずほ証券 5回 その内1回繰上当選(1回)
  • 松井証券 5回(5回)
  • 大和証券 2回(1回)
  • 野村證券 2回
  • マネックス証券 1回(1回)
  • CONNECT 1回(1回)

※()は幹事、委託幹事

以上の実績でした。

「IPOでハワイに行こう作戦」分析

一昨年の1回も当選しなかった状況から比較すると、かなりの成果だと思います。しかしまだ満足しているわけではありません。

一昨年との違いは、資金の投入量を約2倍に増やしました。その結果1社あたりのブックビルディング参加件数も約2倍になったことです。

だからと言って、むやみやたらに参加しているわけでもありません。公募価格割れが予想される銘柄や、配分割り当てが極端に少なく事前に資金拘束される証券会社からの参加は見送っています。

当選は9回でしたが、最後の3社は連続公募価格割れとなってしまいました。3社については安心安全と言うわけでもなく微妙なところもありましたが、どちらかと言えば公募価格割れしない可能性の方が高かったように思えたので、残念な結果でした。

当選9回の内、主幹事4社、幹事3社、委託幹事2社となっています。主幹事以外も地道に申し込むことが必要であることが立証されています。特にCONNECTとauカブコム証券は親会社が主幹事の時は狙い目です。また9回中3回が後期抽選型であることも注目です。

また昨年は補欠当選からの繰上が1回ありました。2年間で50回補欠当選しているので確率は2%です。当選確率はイチからブックビルディングに参加するより高そうです。但し98%は繰り上がらないのに資金拘束されるので、状況に応じた判断が必要です。

大手ではまだSBI証券と野村證券から当選がありません。SBI証券は補欠当選ばかり(2年間で28回)なのでそろそろ当選を頂きたいものです。

「IPOでハワイに行こう作戦」まとめ

昨年のIPO市場を見ると、個人的にはモダリスショック以降、潮目が変わったように感じています。

【近年の平均損益と騰落倍率】

近年の平均損益と騰落倍率の表

それと上述したように「今後のIPO市場を示唆する前触れ」なのかな、とも感じています。つまり昨年8月に実施された公正取引委員会によるIPO価格設定の実態調査の影響がでているように感じます。要は初値に対して公募価格が安すぎることが問題視されています。既に前触れというよりも、実際に昨年の平均騰落倍率は明確な下降傾向にあります。引き続き注視していきたいと思います。

そんな状況ではありますが、昨年はIPOによる旅行資金も着実に貯まりました。

既に、今年秋に予定しているハワイ旅行の飛行機はJALマイルを利用して予約しました。ただ予約した昨年11月は、コロナの状況も良い方向に向かいつつありましたが、今年になって環境が悪化してしまいました。あとは秋の時点で、渡ハ出来る環境にあるか、運を天に任せるしかありません。

今年もおそらく多くのIPOが発表されると思います。基本戦略の変更はありせんが、更にパワーアップしたいと思っています。主幹事とSBI証券を優先に抽選配分数の多い証券会社で地道にコツコツ参加することに変わりはありません。

  

昨年は潮目が大きく変わったけど作戦成功だね!

今年はフォローの風に乗って大成功したいね!

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】
・当ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

CS-CのIPOにダブル補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【12月26日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)CS-CのIPOでSBI証券とみずほ証券から今年29、30回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

いよいよ本日より空前絶後の年末IPOラッシュ週間が始まります。既に12月は5社の新規上場がありましたが、そのうち2社が公募価格割れをしています。

12月のIPOは、ぱっと見で優良案件は数える程度で、もしかしたら残りも1/3ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。その為、いつもよりよく見極めながらブックビルディングに参加しています。

今のところ当選1回、補欠当選4回(今回を含めると6回)となっていますが、いずれも微妙な案件ばかりでした。CS-Cは今までの中では比較的期待が持てそうそうな案件なので、確り検証してみたいと思います。

SBI証券補欠当選画面

出典:SBI証券公式HP

みずほ証券補欠当選画面

出典:みずほ証券公式HP

 

いよいよ今日から年末IPOラッシュ週間が始まるね!

どんな展開になるのか、想像もつかないな!

 

CS-CHPトップ画面

出典:CS-C公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

98戦 5勝2敗91分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  431,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   8回(その内繰上当選1回) 

補欠当選 30回目(その内辞退 7回)   

 

(株)CS-Cの企業紹介と投資判断

CS-Cは12月24日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。

事業内容はローカルビジネスに特化したSaaS型統合マーケティングツール「C-mo」その他の展開となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 椙原 健
  • 所在地 :東京都港区芝浦四丁目13番23号
  • 設立  :平成23年10月11日
  • 資本金 :5000万円(令和3年19日現在)
  • 従業員数:141人(令和3年9月30日現在)  

ミッションとビジョンは下記の通りです。

ミッション、ビジョン

出典:同社目論見書

と掲げていています。

同社は、ローカルビジネスにおける現状の課題を生産性の低さと捉えビューティー業界、グルメ業界に対し、実店舗へのコンサルティグ活動から蓄積したビッグデータ、ノウハウを活用して独自開発をした、SaaS(クラウド)型統合マーケティングツールを提供し、クライアントのデジタルマーケティング領域のDX 化に寄与する「C-mo」「C+」「デジタル広告」の3 つのサービスを提供していいます。

主力サービスである「C-mo」「C+」の事業系統図は下記の通りです。

事業系統図

出典:同社目論見書

「C-mo」「C+」「デジタル広告」の3つのサービスの内容は下記の通りです。

①「C-mo」は、C+を通じて、実店舗のコンサルティング活動から得られたマーケティングナレッジ及びビッグデータを活用して独自に開発した、店舗マーケティングのDX化を実現する『SaaS型統合マーケティング』サービスです。

②「C+」はコンサルティング事業においてサービス提供してきた実績と、そのデータを基に適正な分析・対策を繰り返し実行してきたノウハウを体系化して作り上げたハンズオン型コンサルティングサービスです。

③デジタル広告は主にクライアントの集客力アップや企業のブランド認知度向上につながるGoogle広告、Yahoo!広告、近年主流となってきたSNS検索に効果的な影響を及ぼすFacebook広告、LINE広告などの広告運用代行等を行っています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『低~中
  • 初値売却益(100株)『1~6万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:12月7日
  • ブックビルディング期間:12月9日~15日
  • 売出価格決定:12月16日  
  • 購入申込期間:12月17日~22日
  • 上場日:12月24日

SmashKfはSBI証券とみずほ証券で補欠当選したので、それぞれ12月21日の12時、15時30分までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を若干上回る強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは38.0倍で類似企業と比較して多少割安な水準と言えます。

  • 想定売出価格:900円
  • 仮条件:910~1010円
  • 公募価格:1010(予想PER:38.0倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):625万株(予定)
  • 公開株式数:公募125万株、売出62万5000株(OA28万1200株)
  • 公開規模:21.7億円
  • オファリングレシオ:34.4%

業績推移

2022年9月期の業績は、売上が23.7億円で前年比24.5%増、経常利益が3.1億円で前年比84.2%増の増収増益の予測となっています。

同社が属するローカルビジネスDX事業の市場環境は、市場規模が約134万店舗という規模ながら、他業界にくらべ、DX化への対応が遅れている状況です。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経営環境の変化により、DX化への重要性が高まってきています。同社のサービスは今後のローカルビジネスに対するDX化に寄与することを目指しています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年9月期  1947(-13.1%)
  • 2021年9月期  1907(-  2.0%)
  • 2022年9月期  2376(  24.5%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年9月期    63(-49.6%)
  • 2021年9月期   168(166.6%)
  • 2022年9月期   310(  84.2%)予

CS-Cの初値予想コメント

24日は7社同時上場で、公開規模21.7億円は7社の中では小型の部類に入ります。初値買いの分散は避けられないと思いますが、同日上場の中ではエフ・コードの次に選別されそうな銘柄だと思います。

IPOとしては人気のテーマであり、業績も好調なので公募割れの可能性は高くはないと思います。仮にCS-Cが公募価格割れをするようであれば、7社中6社の公募価格割れがあり得るかもしれません。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に50%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、SBI証券、大和証券、みずほ証券、SMBC日興証券、松井証券、connect、岡三オンライン証券、auカブコム証券、SBIネオトレードの9社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事のSBI証券と幹事のみずほ証券でダブル補欠当選となりました。

 

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松井証券

 

IPOのイメージ写真

本件は多くの売却益は期待できないと思われますが、公募価格割れの可能性もそれほど高くないと思われます。

また公募価格割れになったとしても大きな損失はないと思われるので購入の意思表示をする予定です。

CS-CのIPOまとめ【12/26追記】

CS-Cは予定通り12月24日に東証マザーズに上場しました。初値は1205円で予想の範囲内ではありましたが、もう少し高値になると思っていました。

24日は7社の新規上場がありましたが、その内4社が公募価格を上回りました。同社は公開規模が21.7億円と荷もたれ感も少なく、業績堅調なSaaS企業として評価されたようです。大株主による売却懸念がないことも評価されたと思われます。

上述のとおり、SmashKfはSBI証券とみずほ証券でダブル補欠当選していましたが、予想通り繰上当選しませんでした。

  • 公募価格   :1010円
  • 初値     :1205円
  • 終値     :1420円
  • 初値売却益  :19500円(100株、利益率19.3%)
  • 公開規模   :21.7億円
  • 初値買資金  :13.5億円
  • 出来高/公開株:454.0%

買い気配からのスタートとなり、9時25分に全株一致となっています。初値形成後は一時1155円まで下落しましたが、その後1479円まで上昇して、終値は1420 円となりました。

これで12月の実績は15勝12敗1分となりました。当初予想した通り半分近くが公募価格割れとなっています。来週の残り3社は良い結果を期待したいものです。

 

今年のIPOもあと3社で終わりだね。

残り3社は堅いと思うよ。良い結果で来年に繋げたいね!

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

 

サスメドのIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【12月26日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

サスメド(株)のIPOでSBI証券から今年28回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

いよいよ明日より空前絶後の年末IPOラッシュ本番が始まります。既に12月は5社の新規上場がありましたが、そのうち2社が公募価格割れをしています。この状況から判断して楽観視することは出来そうにありません。最悪の場合、残りも1/3ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。

サスメドも微妙な案件なので、確り検証してみたいと思います。

サスメドの補欠当選画面

出典:SBI証券公式HP

 

「新しい医療を自分たちで作りたい」という想いが起業の原点なんだってね!

治療用のアプリ開発に投資家も注目しているらしいよ!

 

サスメドのHPトップ画面

出典:サスメド公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

98戦 5勝2敗91分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  431,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   8回(その内繰上当選1回) 

補欠当選 28回目(その内辞退 7回)   

 

サスメド(株)の企業紹介と投資判断

サスメドは12月24日に東証マザーズに上場予定です。SMBC日興証券とSBI証券の共同主幹事となっています。

事業内容は治療用アプリの開発、医療機器開発およびその協力、各種医療情報の収集・提供となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 上野 太郎
  • 所在地 :東京都中央区日本橋本町三丁目7番2号MFPR日本橋本町ビル 10階
  • 設立  :平成27年7月31日
  • 資本金 :1 億円(令和3年11月19日現在)
  • 従業員数:21人(令和3年10月31日現在) 

経営理念は下記の通りです。

ICTの活用で「持続可能な医療」を目指す

SUStainable MEDicine

引用: 目論見書

と掲げていています。

同社は、「ICT(Infomation Communication Technology)の活用によって持続可能な医療サービスを社会に提供し続けること」をミッションに、医療品、医療機器に次ぐ第三の治療方法として注目されている「デジタル治療(Digital Therapeutice)」の開発を中心に事業展開しています。

ビジネスモデルのイメージは下記の通りです。

事業展開図

出典:同社目論見書

同社の事業は①自社の治療用アプリ開発で構成される「DTx プロダクト事業」、②汎用臨床試験システムと機械学習自動分析システム並びにこれらシステムを活用した DTx 開発支援から構成される「DTx プラットフォーム事業」の 2つで構成されています。なお、「DTx プロダクト事業」については現在、検証的試験を終了していますが、製品の販売には至っていません。

同社は「医療に対する国家歳出の増大」という課題に対して、「治療用アプリ開発」による新しい治療法の提案、「汎用臨床試験システム」の提供による創薬プロセスの効率化による開発コストの適正化、「機械学習自動分析システム」の提供による医療データ活用による医薬産業のバリューチェーン全体の効率化という大きく3つの方向性から課題を解消すべく事業活動を行っています。

個人的投資判断
  • 投資判断『注意』(6段階評価で上から5番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『0~3万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:12月8日
  • ブックビルディング期間:12月9日~15日
  • 売出価格決定:12月16日  
  • 購入申込期間:12月17日~22日
  • 上場日:12月24日

SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、12月21日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは赤字予想のため算出できません。

  • 想定売出価格:1310円
  • 仮条件:1310~1410円
  • 公募価格:1410(予想PER:-倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):1554万7600株(予定)
  • 公開株式数:公募229万1000株、売出30万2000株(OA38万8900株)
  • 公開規模:42.0億円
  • オファリングレシオ:19.1%

海外でも販売されますが、公募は国内144万7700株、海外84万3300株、売出は国内19万800株、海外11万1200株に決定しました。

業績推移

2022年6月期の業績は、売上が0.9億円で前年比-17.7%減、経常利益が-7.2億円で前年比マイナス4.5億円の減収減益の予測となっています。

医療は今後も我が国で進行する高齢化社会に向けて、さまざまな課題の解決や仕組みの整備が求められる分野であり、同社としては、更なるICTの活用およびデータ解析システムの開発を進めることで、医療従事者、患者双方のジレンマの解消、ひいては持続可能な社会の実現を目指しています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年6月期    34(593.5%)
  • 2021年6月期   115(231.0%)
  • 2022年6月期    95(-17.7%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年6月期   ▲ 88(-%)
  • 2021年6月期   ▲271(-%)
  • 2022年6月期   ▲724(-%)予

サスメドの初値予想コメント

ここ最近の赤字先行研究開発型ベンチャーの新規上場は初値が公募価格を上回っている案件が続いています。サスメドもあやかりたいところですが、昨今の地合いと24日の7社同時上場による資金分散を考慮するとなかなか厳しい局面と言わざるを得ません。公開規模の42億円も荷もたれ感のあるサイズとなるのでマイナス要因となります。

非薬物による新しい治療方法や新しいビジネスモデルがどれだけ評価されるかが注目です。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に40%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、SBI証券、東海東京証券の2社の証券会社から参加しました。もう一方の主幹事であるSMBC日興証券はキャンセルペナルティがあるので参加を見送りました。

その結果、共同主幹事のSBI証券で補欠当選となりました。

 

▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼

 

IPOのイメージ写真

本件は公募価格割れの可能性がそこそこあると思われます。

仮に購入の意思表示をしても繰り上げ当選の確率は低いと思うので、IPOチャレンジポイントを狙う手もありますが、そこはリスクを冒さずに辞退の意思表示をしたいと思います。

サスメドのIPOまとめ【12/26追記】

サスメドは予定通り12月24日に東証マザーズに上場しました。初値は1500円で予想の範囲の結果となりました。

24日は7社の新規上場がありましたが、その内4社が公募価格を上回りました。公開規模が42億円と荷もたれ感のあるサイズでしたが、非薬物による新しい治療方法や新しいビジネスモデルが評価され、ここ最近の赤字先行研究開発型ベンチャー同様に公募価格を上回りました。

上述のとおり、SmashKfはSBI証券で補欠当選していましたが、辞退したのでIPOチャレンジポイントも獲得出来ませんでした。

  • 公募価格   :1410円
  • 初値     :1500円
  • 終値     :1820円
  • 初値売却益  :9000円(100株、利益率6.4%)
  • 公開規模   :42.0億円
  • 初値買資金  :11.2億円
  • 出来高/公開株:131.9%

買い気配からのスタートとなり、9時13分に全株一致となっています。初値形成後は一時、ストップ高の1900円まで上昇しましたが、終値は1820 円となっています。

23日は今年最後の当選となったエクサウィザーズの上場がありましたが、公募価格割れとなってしまいました。人気のテーマで海外販売も好調だったので、公募価格割れの可能性はそれほど高くないと思っていただけに、残念な結果に終わってしまいました。

 

23日上場のエクサウィザーズは残念な結果だったね。

これで今年の個人としてのIPOは終了です。有終の美を飾るどころか、3連敗を食らってしまいました!

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

サクシードのIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【12月22日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)サクシードのIPOでSBI証券から今年27回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

いよいよ空前絶後の年末IPOラッシュ助走期間が始まりました。12月は33件のIPOの発表がありましたが、昨日(株)ZEALSが上場を延期したので最終的に32件となりました。

ぱっと見で「優良案件は数える程度で、もしかしたら半分ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。」と思っていましたが、既に5社の新規上場のうち2社が公募価格割れをしています。しかもその内の1件はネットプロテクションズHDで当選していました。海外需要が高かっただけに公募価格割れの可能性は低いと思っていたのでショックです。

来週は25件もの上場が控えています。今週の状況が続くようだと楽観視することは出来そうにありません。

SBI証券補欠当選画面

出典:SBI証券公式HP

 

SBI証券だけで11回目の補欠当選だよね!

SBI証券はなかなか繰り上がらないけど今回はどうかな?

 

サクシードHPトップ画面

出典:サクシード公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

98戦 5勝2敗91分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  431,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   8回(その内繰上当選1回) 

補欠当選 27回目(その内辞退 7回)   

15日に上場したネットプロテクションズHDで、今年の2敗目を喫してしまいました。年内に悪い流れから脱して来年に繋ぎたいものです。

(株)サクシードの企業紹介と投資判断

サクシードは12月22日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。

事業内容は自社運営の教育サービス(個別指導教室の運営、家庭教師の紹介)及び教育と福祉に関する人材サービス(人材派遣・紹介・業務委託)となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 高木 毅
  • 所在地 :東京都新宿区高田馬場1-4-15 大樹生命高田馬場ビル8F
  • 設立  :2004年4月
  • 資本金 :64,000千円
  • 従業員数:85名(平均臨時雇用者数1,225)

経営方針・経営理念は下記の通りです。

教育と福祉の社会課題を解決し、より良い未来を創造する 

GIGAスクール構想をはじめとした教育のICT化や、介護や保育現場での人手不足など解決すべき社会課題は山積しています。当社は事業活動を通じて社会に貢献してまいります。

引用: 同社目論見書

と掲げていています。

同社は、上記を経営理念として掲げ、教育人材支援事業、福祉人材支援事業及び個別指導教室事業の3つの事業を営み、教育と福祉という必要不可欠な社会インフラを通じて社会貢献を目指しています。

事業系統図

出典:同社目論見書

教育人材支援事業は、家庭教師、ICT 支援員、塾講師、学校教員、部活動指導員、日本語教師等の教育に関わる人材を集め、その人材を一般家庭、民間学習塾、学校法人及び地方自治体に対して紹介及び派遣、並びに業務受託を行うサービスを展開しています。
福祉人材支援事業は、保育士、栄養士、学童保育指導員、社会福祉士、介護職員等の福祉に関わる人材を集め、その人材を全国の保育所、幼稚園、学童保育施設、介護施設等を運営する法人や自治体に対して、紹介及び派遣を行うサービスを展開しています。
個別指導教室事業は、学習塾「個別指導学院サクシード」と学習塾付き学童クラブ「ペンタスキッズ」を展開しています。低い募集コストで講師を確保できることが強みとなっています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『中~低
  • 初値売却益(100株)『1~5万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:12月3日
  • ブックビルディング期間:12月7日~13日
  • 売出価格決定:12月14日  
  • 購入申込期間:12月15日~20日
  • 上場日:12月22日

SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、12月17日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を少し下回るやや強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは20.4倍で類似企業と比較して割安な水準と言えます。

  • 想定売出価格:1450円
  • 仮条件:1420~1560円
  • 公募価格:1560(予想PER:20.4倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):347万5000株(予定)
  • 公開株式数:公募37万5000株、売出37万5000株(OA11万2500株)
  • 公開規模:13.5億円
  • オファリングレシオ:24.8%

業績推移

新型コロナウイルス感染症の影響で、景気の先行きに不透明感が増す中で、新たに開始したICT支援員派遣サービス及びオンライン家庭教師サービスが軌道に乗りつつあり、事業領域に広がりがみられるとともに、組織が一丸となり、大きな環境の変化への対応を続けた結果、2022年3月期の業績は、売上が25.8億円で前年比29.6%増、経常利益が3.9億円で前年比49.2%増で増収増益の予測となっています。

同社は、「質の高い教育の提供」と「働きやすい環境づくり」を通して、よりよい未来の実現を目指しています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期   1798(  22.5%)
  • 2021年3月期   1991(  10.8%)
  • 2022年3月期   2581(  29.6%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期    237(   5.4%)
  • 2021年3月期    265( 11.8%)
  • 2022年3月期    396( 49.2%)予

サクシードの初値予想コメント

22日は6社同時上場で、公開規模13.5億円は6社の中では最も小型サイズとなり通常なら荷もたれ感のない水準となります。株主は個人のみで、ほとんどすべてに180日間のロックアップがかかっています。業績面も順調で拡大傾向にあります。

しかしIPOとしては人気のテーマではなく、何と言っても22日は6社同時上場なので、同日の最軽量、株主の売り圧力が低いとは言え需給動向が心配です。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に50%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、SBI証券、大和証券、松井証券、connect、岡三オンライン証券、SBIネオトレード証券の6社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事のSBI証券で補欠当選となりました。

 

▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼

▼▼松井証券の口座開設はこちら▼▼

松井証券

 

IPOのイメージ写真

本件は多くの売却益は期待できないと思われます。また資金も拘束されるので、他の案件に回したい気持ちもあります。しかも上述のとおり、公募価格割れの可能性もそれなりにあると思われます。

しかし逆に仮に公募価格割れになったとしても大きな損失はないと思われるので購入の意思表示をしたいと思います。

サクシードのIPOまとめ【12/22追記】

サクシードは予定通り12月22日に東証マザーズに上場しました。初値は1671円で公募価格は上回りましたが、大方の予想より低い数字となりました。

本日は6社の新規上場がありましたが、その内4社が公募価格割れとなっています。公開規模が6社の中では最軽量だったこと、売り圧力が少なかったこと、業績の堅調さが何とか公募割れを免れたように思います。

  • 公募価格   :1560円
  • 初値     :1671円
  • 終値     :1409円
  • 初値売却益  :11100円(100株、利益率7.1%)
  • 公開規模   :13.5億円
  • 初値買資金  :6.3億円
  • 出来高/公開株:192.8%

買い気配からのスタートとなり、9時09分に全株一致となっています。初値形成後は一時、1680円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る1409 円となっています。

12月の実績は本日で10勝8敗となりました。昨日は「IPOの市況自体は必ずしも悪いわけではなく銘柄によって選別されているように思います。」と言いましたが、本日の状況を見ると必ずしもそうとも言えない気がします。かと言って大どんでん返しがあった訳でもありません。明日以降も冷静に市況を見守りたいと思います。

 

明日は当選したエクサウィザーズの上場があるよね。

有終の美を飾って来年に繋げたいと心から願っています。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

湖北工業のIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【12月21日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

湖北工業(株)のIPOで野村證券から今年26回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

いよいよ空前絶後の年末IPOラッシュが始まります。最終的に12月は33件のIPOの発表がありました。しかしながらぱっと見で優良案件は数える程度で、もしかしたら半分ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。昨年のコロナショックほどではないと思いますが、それを除くと最近ではあまりなかった現象だと思います。

既に2社の新規上場がありましたが、最初の上場案件であるのむら産業は公募価格割れで始まりました。2番目に上場したフレクトは大方の予想より高値で初値が付いたようです。状況が状況だけに確りと検証する必要があります。

今週は15日に1件、16日に2件の上場がありますが、何せ20日の週は25件もの上場が控えています。今週の状況で翌週の見当がある程度つくかもしれませんが、過密度が全く違うのであまり参考にはならないかもしれません。

湖北工業の補欠当選画面

出典:野村證券公式HP

 

野村證券では久しぶりの補欠当選だね!

湖北工業は優良企業だと思うけど、IPOに限っては慎重な判断が必要かな?

 

湖北工業HPのトップ画面

出典:湖北工業公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

95戦 5勝1敗89分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  438,200円(手数料、税金は考慮していません)

当選   8回(その内繰上当選1回、上場待ち1件) 

補欠当選 26回目(その内辞退 6回)   

15日に当選したネットプロテクションズHDの上場があります。本IPOは少々微妙な案件です。今年2敗目を喫しないように願いたいものです。ちなみに楽天証券からの当選でしたが、同証券会社は当選確率を公表しています。同案件は当選倍率が10倍で、最近の中では非常に当選し易かったようです。

湖北工業(株)の企業紹介と投資判断

湖北工業は12月21日に東証2部に上場予定です。主幹事は野村證券となっています。

事業内容はアルミ電解コンデンサ用リード端子、光通信用部品および石英ガラスを材料とした精密部品の製造・販売となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 石井 太
  • 所在地 :滋賀県長浜市高月町高月1623番地
  • 創立  :1959年 (昭和34年) 8月8日
  • 資本金 :3億5千万円
  • 従業員数:単体 195名、連結 1,600名

企業理念は下記の通りです。

豊かな個性を尊重する全員参加型の経営を実践し、
新しい価値の創造を通じて、オンリーワン企業を目指す

  • 豊かな個性を尊重する 
  • 全員参加型の経営を実践 
  • 新しい価値の創造 
  • オンリーワン企業を目指す 

引用: 同社HP

と掲げていています。

同社グループは、同社及び連結子会社5社により構成されています。主な事業は、リード端子事業(アルミ電解コンデンサ用リード端子の製造・販売)、光部品・デバイス事業(光ファイバ通信網用光部品の製造・販売等)で、売上構成比はそれぞれ約50%となっています。

事業の概況

出典:同社目論見書

リード端子事業において、成長市場とされる車載用途やネットワーク機器用途のアルミ電解コンデンサは、使用環境が厳しい上に耐久性も求められるため、高い品質と信頼性の確立を企図し、量産技術の確立や品質管理の徹底を行うことにより、競合他社との差別化を図っています。

光部品・デバイス事業は、今日の情報通信に欠かせない光ファイバ通信の機器や光モジュールに使用される「光部品」及び「光デバイス」を製造販売しており、特に1955年より高信頼性(水深6,000メートルの海底で25年間故障せず機能し続けること)が要求される光アイソレータの製造販売に携わっています。

以上のように同グループは、産業社会の発展に貢献すべく、グローバルニッチ市場において、オンリーワンに相応しい使命を果たし、唯一無二の存在となることを目指して事業展開しています。

個人的投資判断
  • 投資判断『注意』(6段階評価で上から5番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『0~5万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:12月3日
  • ブックビルディング期間:12月6日~9日
  • 売出価格決定:12月10日  
  • 購入申込期間:12月13日~16日
  • 上場日:12月16日

SmashKfは野村證券で補欠当選したので、12月15日の15時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは13.5倍で類似企業と比較して妥当な水準と言えます。

  • 想定売出価格:3840円
  • 仮条件:3840~4000円
  • 公募価格:4000円(予想PER:13.5倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):900万株(予定)
  • 公開株式数:公募160万株、売出100万株(OA39万株)
  • 公開規模:119.6億円
  • オファリングレシオ:33.2%

海外でも販売されますが、公募は、国内106万6000株、海外53万4000株に決定しました。

業績推移

新型コロナ拡大に伴う営業活動の縮小や、納入等の遅延によるリスクの最小化を図りつつ、引き続き高付加価値製品の開発、厳格なコスト管理などに注力し、さらなる事業の成長及び収益力の向上に取り組んだ結果、2021年12月期の業績は、売上が139.6億円で前年比24.9%増、経常利益が37.7億円で前年比59.9%増で増収増益の予測です。

同グループは、国内外の小規模市場を一体的に捉えたグローバル市場において高いシェアと確固たる地位を築く、という成長シナリオに主眼を置き、事業活動を展開しています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   9979( -%)
  • 2020年12月期  11176(  12.0%)
  • 2021年12月期  13963(  24.9%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   1360( -%)
  • 2020年12月期   2357( 73.3%)
  • 2021年12月期   3770( 59.9%)予

湖北工業の初値予想コメント

公開規模119.6億円は東証2部案件として大型となり荷もたれ感のある水準となります。業績は順調で経済産業省の「グローバルニッチトップ企業 100選」に選定されるなど、個人的にも興味がある優良企業だと思います。

しかしIPOとしては人気のテーマでもなく、海外の販売も思ったほど伸びなかったようです。前述の通り公開規模が大きいうえ、21日は4社同時上場で需給動向が心配です。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に30%当選狙いの当選または補欠当選した時点で再度真剣に購入を検討するスタンスで、野村證券(事前資金不要)、SBI証券(IPOチャレンジポイント狙い)の2社の証券会社から参加しました。

その結果、主幹事の野村證券で補欠当選となりました。

 

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IPOのイメージ写真

本件は多くの売却益は期待できないと思われます。また購入申込をした時点で資金も拘束されるので、他の案件に回したい気持ちもあります。しかも上述のとおり、公募価格割れの可能性もそこそこあると思われます。

よって今のところ購入辞退の可能性が高いですが、意思表示は15日まで保留します。

湖北工業のIPOまとめ【12/21追記】

湖北工業は予定通り12月21日に東証2部に上場しました。初値は5300円で大方の予想を覆して、公募価格を32.5%も上回りました。

公開規模は大型で、需給も心配されましたが好調な業績を反映してか、初値買いの資金は50.5億円入り、なかなかの人気となりました。

  • 公募価格   :4000円
  • 初値     :5300円
  • 終値     :5110円
  • 初値売却益  :130000円(100株、利益率32.5%)
  • 公開規模   :119.6億円
  • 初値買資金  :50.5億円
  • 出来高/公開株:133.0%

買い気配からのスタートとなり、9時59分に全株一致となっています。初値形成後は一時、5490円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る5110 円となっています。

上述のとおり、SmashKfは野村證券で補欠当選していました。購入の意思表示をするか否か、最後まで迷いましたが何か個人的に惹かれるものを感じたので、最終的に購入の意思表示をしました。

しかし迷った割にはある意味当たり前のように繰上当選はしませんでした。

その代わりと言っては何ですが、本日エクサウィザーズのIPOで後期抽選型のauカブコム証券から今年9回目の当選を頂きました。auカブコム証券からの当選は前身のカブドットコム証券の2005年3月のカブドットコム証券の上場以来、実に16年ぶりになります。

12月の実績は本日で8勝4敗となりました。IPOの市況自体は必ずしも悪いわけではなく銘柄によって選別されているように思います。本日上場のラバブルマーケティンググループはこのラッシュの中で2日目に持ち越しとなりました。明日以降の市況もどう動くか見守りたいと思います。

 

最後に後期抽選型のauカブコム証券で当選したんだ。

何とか有終の美を飾って今年を締めたいものです。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

True DataのIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【12月17日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)True DataのIPOでマネックス証券から今年25回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

いよいよ空前絶後の年末IPOラッシュが始まります。最終的に12月は33件のIPOの発表がありました。しかしながらぱっと見で本当の意味での優良案件は数える程度で、もしかしたら半分ぐらいは公募価格割れがあるかもしれません。

事実、12月最初の上場案件であるのむら産業は公募価格割れで始まりました。ただ昨日上場したフレクトは大方の予想より高値で初値が付いたようです。そういう意味も含めて確りと検証する必要があります。

そうこうしてうちに、ネットプロテクションズHDで後期抽選型の楽天証券から今年8回目の当選を頂くことが出来ました。この時点でのキャンセルは出来ず自動的に購入となるので、この記事では検証いたしません。

True Dataマネックス補欠当選画面

出典:マネックス証券公式HP

ネットプロテクションズ楽天証券当選画面

出典:楽天証券公式HP

 

空前のIPOラッシュが始まったよね。幸先良さそうだね?

いやいや、今月に限れば当選はそれほど難しくなさそうだよ。むしろ地雷を踏まないように注意する方が大変かも?

 

ホームページトップ画面

出典:True Date公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

95戦 5勝1敗89分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  438,200円(手数料、税金は考慮していません)

当選   8回目(その内繰上当選1回) 

補欠当選 25回目(その内辞退 6回)   

当選したネットプロテクションズHDにも少しだけ触れておきますが、同社IPOは少々微妙な案件です。後払い決済サービスという成長が見込まれる分野であることと、公募、売出の海外売出の順調さが国内でどう評価されるかがポイントのような気がします。

今年2敗目を喫しないようにしたいものです。

(株)True Dataの企業紹介と投資判断

True Dataは12月16日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はいちよし証券となっています。

事業内容は全国の消費者購買データを扱うビッグデータプラットフォームを運営、POS/ID-POSなど消費者データ分析や購買行動分析ソリューションを小売業、消費財メーカー等に開発・提供およびデータマーケティング支援となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 米倉 裕之
  • 所在地 :東京都港区芝大門1-10-11芝大門センタービル 4階 
  • 設立  :2000年10月10日
  • 資本金 :11億6051万円

企業理念は下記の通りです。

データと知恵で未来をつくる

ビッグデータは、人びとの行動の積み重ねです。
わたしたちは「データの真実」と「人間の知恵」で価値を生み、より良い未来をつくります。

引用: 同社HP

と掲げていています。

同社は、企業理念のもと、ビッグデータとテクノロジーをマーケティングに活用し、企業の持続的な成長に貢献することを目指しています。

また、データを活用することにより、過剰に商品を市場に投下することなく、在庫削減やコスト効率を向上させ、大量生産・大量消費からの脱皮、顧客や企業のサステナビリティに貢献することを目指しています。

主な事業はスーパーマーケット及びドラッグストアなど小売業の顧客ID 付きPOS データ(ID-POS データ)を活用した分析及び開示支援ツールを提供するなど、データマーケティングに関わるサービス提供を行っています。

True Dateの事業内容出典:同社目論見書

ビジネスモデルはデータプラットフォームを軸として、データ保有者からデータ利用者へサービス価値を提供して対価を得る構造となっています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『低~中
  • 初値売却益(100株)『3~8万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:11月29日
  • ブックビルディング期間:11月30日~12月6日
  • 売出価格決定:12月7日  
  • 購入申込期間:12月8日~13日
  • 上場日:12月16日

SmashKfはマネックス証券で補欠当選したので、12月13日の11時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。まだ利益水準が低く予想EPSから割り出した仮条件の予想PERは類似会社と比較すると割高と判断できます。

  • 想定売出価格:2220円
  • 仮条件:2000~2220円
  • 公募価格:2220円(予想PER:1062.2倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):460万9400株(予定)
  • 公開株式数:公募17万株、売出106万3400株(OA18万5000株)
  • 公開規模:31.4億円
  • オファリングレシオ:30.7%

業績推移

2022年3月期の業績は、売上が13.0億円で前年比11.5%増、経常利益が0.2億円で前年比0.8億円増で増収増益の予測です。

同社の収益モデルはクラウド上で提供する商品・サービスへの利用料を受け取るビジネスモデルであり、継続的な収入が見込まれるストック型の収益構造です。このビジネスモデルは収益の安定性が高く、売り上げ成長に伴い利益率が高まる特徴があるため、売上成長ペースを上回る利益成長が期待できます。

主ターゲットである「データマーケティング市場」は約250億円(推定)規模の市場であり、同社は5%のシェアを保有しています。データ取得元であるドラッグストア、スーパーマーケット、ホームセンターへ更に展開することにより、シェア拡大を目指しています。また「ビジネスアナリティクス」「広告」はそれぞれ0.4兆円、6.1兆円の巨大市場であり、今後の成長領域として期待されます。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期  1011(  -6.3%)
  • 2021年3月期  1166(  15.3%)
  • 2022年3月期  1300(  11.5%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期   ▲93( -%)
  • 2021年3月期   ▲64( -%)
  • 2022年3月期    22( -%)予

True Dataの初値予想コメント

公開規模は31.4億円で中型マザーズ案件となり荷もたれ感のある水準となります。今期は黒字転換の予想ですが、予想PERからは割高感が否めません。

しかしIPO マーケットで人気の業種であり、マーケティングにおけるデータ活用機運の高まりなどを背景に成長への期待もあるので公募価格を割る可能性は高くはないと思われます。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、気持ち的に70%当選狙いの当選または補欠当選した時点で真剣に購入を検討するスタンスで、みずほ証券、大和証券、マネックス証券、SBI証券、松井証券、楽天証券、岡三オンライン証券、connectの8社の証券会社から参加しました。

その結果、幹事のマネックス証券で補欠当選となりました。

 

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松井証券

 

IPOのイメージ写真

本件は上述のとおり、公募価格割れの可能性は低いとも言い切れませんが、高くもないと思います。

仮に繰り上げ当選したとしても多くの売却益は期待できませんし、多少の迷いはありますが、購入の意思表示をしたいと思います。

True DataのIPOまとめ【12/17追記】

True Dataは予定通り12月16日に東証マザーズに上場しました。初値は2250円で、ギリギリ公募価格を上回りました。

取引開始の9時に全株一致となっています。初値形成直後に2288円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る1835円となっています。

上述のとおり、SmashKfはマネックス証券で補欠当選していましたが、予想通り繰上当選しませんでした。

またこれから長い補欠当選繰上ならず記録が続く可能性が高いです。しかし今月の様に新規上場案件が重なれば、意外とあっさり繰り上げ当選があるかしれません。

  • 公募価格   :2220円
  • 初値     :2250円
  • 終値     :1835円
  • 初値売却益  :3000円(100株、利益率1.4%)
  • 公開規模   :31.4億円
  • 初値買資金  :11.8億円
  • 出来高/公開株:176.5%

True Dataはもともと微妙な案件ではありましたが、小売業におけるデータ分析の重要性を背景に成長イメージも強かったため意外な結果に終わりました。今期は利益も低く、公開規模が 31.5 億円とやや荷もたれ感のある水準であることも原因かもしれません。

 

今の状況だと来週が心配だね?

どういう結果が待ち受けているのか、かなり選別されそうな予感がします。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

スローガンのIPOに補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【11月26日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

スローガン(株)のIPOで松井証券から今年24回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

前回のIPO関連の記事でもご紹介させていただきましたが、9月29日に上場したセーフィーでも補欠当選していましたが、予想に反して補欠から初の繰上当選を頂きました。昨年から続いていた連続繰上なし記録が37回で途切れました。本来ならうれしいはずですが、おかしなもんで連続記録が途絶えると、半分冗談ですがそれはそれで少し寂しい気持ちになりました。

スローガンの補欠当選画面

出典:松井証券公式HP

 

松井証券で補欠当選したけど、連続で繰上当選すればいいよね!

そうだね。話は変わるけど、久しぶりにマネックス証券が主幹事なのでむしろマネックスに期待したんだけどね!

 

スローガンのホームページトップ画面

出典:スローガン公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

87戦 5勝1敗81分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  438,200円(手数料、税金は考慮していません)

当選   7回(繰上当選含む) 

補欠当選 24回目(その内繰上当選1回)

 その内辞退の意思表示 6回   

前回当選のPhotosynthで今年初の損失となってしまいました。公募割れも想定の範囲ではありましたが、可能性はそれほど高くないと思っていました。

これから年末にかけてIPOラッシュが始まります。今日だけで7社も新規上場が発表されましたが、公募割れにも注意して臨む必要がありそうです。

スローガン(株)の企業紹介と投資判断

スローガンは11月25日に東証マザーズに上場予定です。SMBC日興証券とマネックス証券の共同主幹事となっています。

事業内容は新産業領域向け求人プラットフォーム「Goodfind」を通した新卒採用支援サービス等となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 伊藤 豊
  • 所在地 :東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3階
  • 設立  :2005年10月24日
  • 資本金 :442,244,200円(資本準備金を含む)
  • 人数  :社員(常勤役員含む)110名(2021年4月現在)

同社代表は次のように語っています。

人の持つ可能性を引き出せれば、社会はどれほど良くなるだろうか?

(中略)

誰かが用意した正解を探りながら皆で同様のレースを競い合っていれば豊かになれた時代は終わりました。自らが何かを形づくり、意味のあるものを創出することにどれだけ向き合えるかが重要になります。

(中略)

新しい何かを形づくる人たちのコミュニティを形成し、組織の大小を問わず、新しい創造・変革が生まれ続けることを可能にする新産業ビルダーとなり、社会をより良く形づくること。それが、私たちの目指す未来です。

引用: 同社HP

また同社のミッションは

人の可能性を引き出し

才能を最適に配置することで

新産業を創出し続ける。

引用: 同社HP

と掲げていています。

同社は、労働市場における人の創造性と生産性を最大化させる配置を目指しています。

そのため、下の図のようにキャリアサービス分野において学生向け、社会人向けサービスを展開しています。

またメディア・SaaS分野において若手イノベーション人材向けビジネスメディアや1on1の仕組みを構築するSaaS型HRサービスを提供しています。

サービスの説明

出典:同社目論見書

同社は上記サービスにより顧客数および顧客単価の継続的な拡大を基本としながら、プラットフォーム型、プロダクト型の強化、人の可能性を引き出す組織づくりの実践と商材化の3点を重点成長戦略としています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『4~8万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:11月8日
  • ブックビルディング期間:11月9日~15日
  • 売出価格決定:11月16日  
  • 購入申込期間:11月17日~22日
  • 上場日:11月25日

SmashKfは松井証券で当選したので、11月22日の15時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは23.2倍でマザーズ上場の類似企業と比較して若干割安で妥当な水準です。

  • 想定売出価格:1020円
  • 仮条件:1020~1200円
  • 公募価格:1200円(予想PER:23.2倍)

株数などの情報

  • 発行済株式数(上場時):270万3075株(予定)
  • 公開株式数:公募50万株、売出-株(OA7万5000株)
  • 公開規模:6.9億円
  • オファリングレシオ:21.2%

業績推移

2022年2月期の業績は、売上が13.9億円で前年比6.3%増、経常利益が2.0億円で前年比376.7%増で増収増益の予測です。但し前期は新型コロナの影響で減収減益となっています。

同社がターゲットとする新産業領域の主要顧客はスタートアップ・ベンチャー企業となっています。

スタートアップ・ベンチャー企業を取り巻く環境は、官民で産業の新陳代謝を促進する取り組みがなされています。またベンチャーキャピタルによる投資は拡大傾向にあり、今後一層の広がりが期待され日本市場の潜在的な成長性は十二分にあると思われます。

このような環境下、同社のサービスは顧客の目利き力、行動変容を生み出す力、マッチング力へ注力することにより、競合他社に対する優位性を高めています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年2月期  1458( -%)
  • 2021年2月期  1311(-10.1%)
  • 2022年2月期  1393( 6.3%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年2月期   172( -%)
  • 2021年2月期    42(-75.4%)
  • 2022年2月期   203(376.7%)予

スローガンの初値予想コメント

公開規模は6.9億円となり小型マザーズ案件となります。但し一部株主のロックアップが1.5倍で解除されるので1800円がひとつの目安になる可能性があります。

上述のとおり新産業向けの人材サービスで成長への期待もあること、公開規模的にも公募価格を割る可能性は低いと思われます。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、100%当選狙いでSMBC日興証券、マネックス証券、みずほ証券、SBI証券、松井証券、楽天証券、岡三オンライン証券の7社の証券会社から参加しました。

その結果、幹事の松井証券で補欠当選となりました。

 

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松井証券

▼▼マネックス証券の口座開設はこちら▼▼

▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼

 

IPOのイメージ写真

本件は上述のとおり、昨今の地合いの悪さを鑑みても余程のことが無い限り公募価格割れはないと思います。

仮に繰り上げ当選したとしても多くの売却益は期待できませんが、迷わず購入の意思表示をしたいと思います。

スローガンのIPOまとめ【11/26追記】

スローガンは予定通り11月25日に東証マザーズに上場しました。初値は1800円で、無地に公募価格を上回りました。

買い気配からのスタートとなり、10時36分に全株一致となっています。初値形成後は一時、2140円まで上昇しましたが、終値は初値を下回る1522 円となっています。

上述のとおり、SmashKfは松井証券で補欠当選していましたが、残念ながらある意味予想通りでありますが、繰上当選しませんでした。

またこれから長い補欠当選繰上ならず記録が続くかもしれません。しかし来月の様に32件、しかも20日の週に25件も新規上場が重なれば、意外とあっさり繰り上げ当選があるかもしれません。

  • 公募価格   :1200円
  • 初値     :1800円
  • 終値     :1522円
  • 初値売却益  :60000円(100株、利益率50%)
  • 公開規模   :6.9億円
  • 初値買資金  :7.9億円
  • 出来高/公開株:619.8%

スローガンは公開規模も小型で、需給も順調そうだったので公募割れリスクは少ないと思われましたが、上位株主のロックアップが解除される公募価格1.5倍の1800円で初値が形成されました。

ここに来て11月24日上場のサイエンスアーツで2日目持ち越しするなどIPO市場もようやく少し上向いてきた感があります。今のところ12月は32件も新規上場が発表されているので、このまま回復傾向が持続して欲しいものです。

また繰上当選ならずが続くのかな?

どうかな?でも今年の12月は当選しない方が難しいような気がするよ。その分銘柄の選別が難しそうだな。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

PhotosynthのIPOに当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【11月5日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)Photosynth(フォトシンス)のIPOでCONNECTから今年7回目の当選を頂きましたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

今回、CONNECTで初当選しました。同社は2019年4月1日に設立された新しい証券会社です。大和証券グループ本社100%出資の証券会社で、口座の開設から取引までスマホで出来ます。また1株単位で売買できる「ひな株」と言う商品も取り扱っています。

IPOにも力を入れていて、大和証券が主幹事の際は委託幹事として比較的多く配分されるようですが、今年2月のアクシージアで補欠当選に引っかかって以来、補欠の補の字にすらお目にかかっていなかったので半分諦めモードでしたが、初の委託幹事からの当選を頂くこととなりました。

Photosynth当選画面

出典:CONNECT公式HP

 

CONNECTで初当選したね。委託幹事でもコツコツ申し込み事が大事だね!

翌朝、当選発表の主幹事大和証券もかなり期待したんだけど選外だったな!

 

Photosynthの公式HPトップページ

出典:Photosynth公式HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

84戦 5勝0敗79分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  447,200円(上場待ち1件、手数料、税金は考慮していません)

当選   7回目(繰上当選含む) 

補欠当選 23回(その内繰上当選1回)

 その内辞退の意思表示 6回   

昨年からの補欠当選連続37回繰り上げなし記録は、前回補欠当選したセーフィーの繰上当選で途絶えてしまいました。おかしなもんで連続記録が途絶えると、それはそれで何か残念な?気持ちになります。

(株)Photosynthの企業紹介と投資判断

フォトシンスは11月5日に東証マザーズに上場予定です。主幹事は大和証券となっています。

事業内容はIoT 関連機器及びクラウド関連技術の研究開発、「Akerun 入退室管理システム」を含むIoT・クラウドサービスの開発・提供となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 河瀬 航大
  • 所在地 :東京都港区芝 5-29-11 G-BASE田町15階
  • 設立  :2014年9月1日
  • 資本金 :34億5千万円 ※資本剰余金含む(2021年6月30日現在)

同社のミッションは

Open the Future

“つながるモノづくりで感動体験を未来に組み込む”

Future Oriented 未来志向

 遊び心を持って、夢中で発明し、顧客に未来を届けます。

Greater Challenges 挑戦

 本質を問い続け、変化を楽しみ、果敢に挑戦します。

Self-Critical 自責

 自分と向き合い、成果にこだわり、徹底的にやりきります。

引用: 同社HP

と掲げていています。

Photosynthは世の中の物理鍵とそれに伴う様々な制約から人々を解放し、扉で分断されたあらゆる場所や空間に人々が自由にアクセスできる「キーレス社会」の実現を目指しています。具体的には、電気制御により鍵を開閉することができるインターネットに接続された錠前等のIoT機器及びクラウド型認証プラットフォームを活用したサービスを開発し、サブスクリプションモデルにより提供しています。

キーレス社会の実現

出典:Photosynth目論見書

同社は日本発のIoT企業として、そして世界をリードしてきた日本のモノづくりの継承者として、伝統ある日本式モノづくりと最新のソフトウェア・テクノロジーを組み合わせ、日本企業だけが実現できる世界基準のサービスや価値提供を目指しています。

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『中~低
  • 初値売却益(100株)『1~7万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:10月19日
  • ブックビルディング期間:10月20日~26日
  • 売出価格決定:10月27日  
  • 購入申込期間:10月28日~11月2日
  • 上場日:11月5日

SmashKfはCONNECTで当選したので、11月1日の9時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは赤字予想の為算出できません。

  • 想定売出価格:1500円
  • 仮条件:1250~1500円
  • 公募価格:1500円(予想PER:-倍)

株数などの情報

海外でも販売されますが、売出は、国内359万6700株、海外201万6600株に決定しました。海外配分比率は公募とOAを含めると約28%となっています。

  • 発行済株式数(上場時):1523万5400株(予定)
  • 公開株式数:公募70万株、売出561万3300株(OA94万6900株)
  • 公開規模:108.9億円
  • オファリングレシオ:47.6%

業績推移

2021年12月期の業績は、売上が15.1億円、経常利益がマイナス10.7億円の予測です。2021年から連結決算に移行しています。

同社が属するセキュリティ関連市場及び個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場においては、新型コロナウイルス感染症に対する企業の働き方の変化によるDXの拡大に伴い、クラウドサービスを通じた様々な場所やシーンへのアクセス管理や、多様な状況下におけるセキュリティの強化の更なる需要拡大が見込まれています。
そのような環境において、同社は、”キーレス社会”の実現を目指し、アクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」や新Akerunロゴの発表を行いました。その結果、メインサービスであるAkerun入退室管理システムの月額利用料収入が好調に推移しています。

同社の収益の中心は、サブスクリプション方式で、継続利用されることで収益が積みあがるストック型の収益モデルになります。一方で開発費用やユーザーの獲得費用が先行して計上される特徴があり、短期的には赤字が先行することが一般的です。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   778(81.6%)
  • 2020年12月期  1175(51.0%)
  • 2021年12月期  1511( -%)予※連結

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期  ▲ 708( -%)
  • 2020年12月期  ▲ 683( -%)
  • 2021年12月期  ▲1070( -%)予※連結

Photosynthの初値予想コメント

公開規模は109億円となりマザーズとしてはかなり大きめです。ベンチャーキャピタルも多数ありますが、売出で9割近くを放出するようなので、売り圧力はそれほど高くはなさそうです。

一方で全体的な印象(業種や業態)としては9月29日上場のセーフィーに似た感がありますが、仮条件は想定売出価格が上限となったこと、売出株の海外比率が予想に反して思ったほど高くならなかったことが、相違点(心配の種)になります。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングは、結構な当選狙いで大和証券、みずほ証券、SBI証券、CONNECT、SBIネオトレード証券の5社の証券会社から参加しました。

その結果、委託幹事のCONNECTで当選となりました。

しかしながら、上述の通り想定より需給が良くなさそうなので、当選はしたものの購入判断に迷っています。

 

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IPOのイメージ写真

本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えません。もう少し売出の海外比率が高ければ迷わず購入です。

そうは言っても、人気のSaaS案件でもあり将来性もあるのでポチっと購入ボタンを押してみます。

PhotosynthのIPOまとめ【11/5追記】

フォトシンスは11月5日に東証マザーズに上場しました。初値は1410円で、公募価格割れとなりました。

上述のとおり、SmashKfはCONNECTで初当選していましたが、想定の範囲内とは言え、まさかの公募価格割れとなってしまいました。

今後、SaaS=優良案件の方程式も崩れるかもしれません。

売り気配からのスタートとなり、9時9分に全株一致となっています。初値形成後も動きは渋く、公募価格を上回る時間帯もほんの僅かでした。終値は初値を下回る1394 円となっています。

  • 公募価格   :1500円
  • 初値     :1410円
  • 終値     :1394円
  • 初値売却益  :▲9000円(100株、利益率-6.0%)
  • 公開規模   :108.9億円
  • 初値買資金  :16.4億円
  • 出来高/公開株:78.4%

フォトシンスは需給の悪さが懸念されていましたが、嫌な予感が当たってしまいました。やや弱気な仮条件、売出株の海外での人気のなさがそのまま初値に直結した感じです。初値買いの資金も16.4億円しか入らず、まだまだ地合いの回復が見えてきません。

本日は在宅勤務だったので、市場が始まる直前の板を見て成行からあまり欲張らない指値に変更しようかと結構迷いましたが、マイルール通り成行のままにしました。

せめてもの救いは売買手数料がゼロだったことでしょうか。CONNECTはクーポンを利用することで取引手数料が無料になります。

ハワイの旅費が減っちゃったね。

う~ん、こんなこともあるよ。ケガが軽くて済んだと思うしかないね。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

セーフィーのIPOで補欠当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【9月30日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

セーフィー(株)のIPOでみずほ証券から今年23回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

秋の新規上場週間(9/22~9/30)をむかえ4案件目の当選の文字を頂きました。と言っても、当選はレナサイエンスのみで残念ながらほとんどが補欠当選です。その内ひとつでもいいので繰上当選してもらいたいものです。

  • 9月22日上場 シンプレクスHD(補欠当選)
  • 9月24日上場 レナサイエンス(当選、補欠当選)
  • 9月29日上場 プロジェクトカンパニー(補欠当選)
  • 9月29日上場 セーフィー(補欠当選)

本件は公開規模が大きく、業績も成長性は高いものの先行投資による赤字続きとなっています。それに加えて昨今の地合いを考慮すると慎重にならざるを得ません。そういう意味も含めて検証したいと思います。

セーフィーの補欠当選画面

出典:みずほ証券HP

 

今日(9/22)から秋の新規上場週間が始まったね。3社同時上場だったけどすべて公募価格を上回ったね!

中国恒大問題もあったけど、まあまあ堅調なスタートだったね。

 

セーフィーHPトップ画面

出典:セーフィーHP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  294,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   5回(上場待ち2件) 

補欠当選 23回目 繰上当選なし

 その内辞退の意思表示 6回   

昨年からの補欠当選連続37回繰り上げなし記録は更新中です。

セーフィー(株)の企業紹介と投資判断

セーフィーは9月29日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSMBC日興証券とみずほ証券の共同主幹事となっています。

事業内容はクラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平
  • 所在地 :東京都品川区西五反田1-5-1 A-PLACE五反田駅前
  • 設立  :2014年10月23日
  • 資本金 :1億円
  • 従業員数:211名 (正社員206名、契約社員1名、取締役4名)

同社のビジョンは

映像から未来をつくる

Safieは日本中、世界中のカメラの映像をクラウド化し、自分のため、社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供します。

カメラをはじめとした、あらゆる映像デバイスとインターネットを繋ぎデータ化することで、ひとりひとりが日々の意思決定をスピーディーかつ効果的に行うことができる。

今いるその場で世界を見渡せる次の時代をつくります。

Safieは映像、クラウド、そしてAI技術を駆使し、人々の「第3の眼」となることで、自己の理想を追求し、実現できる未来をつくっていきます。

引用: 同社HP

と掲げていています。

同社は上述のとおり「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、家から街まであらゆるビジネスシーンの映像をデータ化することで、人々の意思決定を支援していきたいと考えています。「Safie」はサブスクリプション型で提供する録画サービスであると同時に、録画以外に多様な顧客課題を解決するために、同社が開発した画像解析サービスや他社のサービスや機器と連携することができる「映像プラットフォーム」として進化し続け、監視カメラの用途にとどまらず、生産性の向上や業務の改善のための導入が増加しています。

「Safie」は2021年6月末時点で、課金カメラ台数が 12.9万台となっており、2020年のクラウドモニタリング・録画サービス市場において稼働台数ベースで約 47.5%のシェアを獲得しています。 

セーフィー現場DX

出典:同社目論見書

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『中~低
  • 初値売却益(100株)『0~10万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:9月9日
  • ブックビルディング期間:9月10日~16日
  • 売出価格決定:9月17日  
  • 購入申込期間:9月21日~27日
  • 上場日:9月29日

SmashKfはみずほ証券で補欠当選したので、24日の15時30分までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは赤字予想の為算出できません。

  • 想定売出価格:2280円
  • 仮条件:2280~2430円
  • 公募価格:2430円(予想PER:-倍)

株数などの情報

海外でも販売されますが、公募は、国内70万5500株、海外259万2200株。売出は、国内122万1100株、海外448万9900株に決定しました。海外配分比率は78%となっています。

  • 発行済株式数(上場時):4914万7700株(予定)
  • 公開株式数:公募329万7700株、売出571万1000株(OA135万1300株)
  • 公開規模:251.7億円
  • オファリングレシオ:21%

業績推移

2021年12月期の業績は、売上が80.2億円で前年比58.9%増、経常利益がマイナス5.1億円で前年比マイナス4.1億円増の増収減益の予測です。

労働環境やコロナ渦において社会のあり方自体が大きく変化したことから社会的な遠隔需要は高まり、クラウドカメラ市場のニーズも拡大しています。企業や人々が直面する課題の解決に向けて同社が果たすべき役割はますます高まるものとみられます。

このような環境下において同社は、事業拡大を目指し、開発投資や広告宣伝活動等に積極的に投資を進めており、現段階において営業損失を計上しています。
同社の収益の中心は、サブスクリプション方式で、継続利用されることで収益が積みあがるストック型の収益モデルになります。一方で開発費用やユーザーの獲得費用が先行して計上される特徴があり、短期的には赤字が先行することが一般的です。

事業拡大に伴い、ストック収益が順調に積みあがることで、先行投資として計上される開発費用やユーザーの獲得費用が売上高に占める割合は低下傾向にあり、利益体質へ改善しつつあるものと考えられます。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期  1957(226.2%)
  • 2020年12月期  5047(157.9%)
  • 2021年12月期  8020(  58.9%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期  ▲495( -%)
  • 2020年12月期   ▲97( -%)
  • 2021年12月期  ▲509( -%)予

セーフィーの初値予想コメント

公開規模は251億円となりマザーズとしてはかなり大きくなります。また9月後半は6営業日で11社の新規上場がある上に、同日はプロジェクトカンパニーも上場するため、需給面に不安が残ります。

昨今は地合いが最も心配ですが、本日のIPOを見る限り最悪期は脱したような気もします。売上の伸びの高さや将来性を考慮すると、普通に考えれば公募価格を下回ることはないと思われます。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングへの参加は、70%当選狙いで市場状況を見ながら当選後に真剣に検討するスタンスでみずほ証券、野村證券、SBI証券、大和証券、楽天証券、CONNECTの6社の証券会社から参加しました。キャンセルペナルティのある主幹事のSMBC日興証券からの参加は見送りました。

その結果、共同主幹事のみずほ証券で補欠当選となりました。

 

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IPOのイメージ写真

本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えないので、公募割れリスクは中~低(地合いが普通であれば低)としましたが、購入申込みの予定です。

いよいよ本日(9/22)から秋の新規上場週間が始まりました。そろそろ本格的な地合いの変化を期待したいものです。

セーフィーのIPOまとめ【9/30追記】

セーフィーは9月29日に東証マザーズに上場しました。初値は3350円で、公募価格を37.9%上回りました。

上述のとおり、SmashKfはみずほ証券で補欠当選していましたが、何と予想に反して初の繰上当選を頂きました。これで連続繰上なし記録が37回で途切れてしまいました。おかしなもんで連続記録が途絶えると、それはそれで悲しい気持ちになります。

買い気配からのスタートとなり、10時13分に全株一致となっています。初値形成後はもみ合いとなり、終値は初値と同じ3350 円となっています。

  • 公募価格   :2430円
  • 初値     :3350円
  • 終値     :3350円
  • 初値売却益  :92000円(100株、利益率37.9%)
  • 公開規模   :251.7億円
  • 初値買資金  :63.9億円
  • 出来高/公開株:68.8%

セーフィーは赤字先行が懸念されていましたが、高い売上の伸びが評価されたようです。それと公開株 1036 万株のうち 68.4%が海外で販売されたので公開規模ほど売りが入らなかったようです。

最終的に秋の新規上場週間(9/22~9/30)では、幸運なことに3件の当選を頂くことが出来ました。贅沢を言ってはいけませんが、地合いも影響しそれほど金額は多くはありませんでしたが、着実にハワイ旅行の資金を貯めることが出来ました。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

プロジェクトカンパニーのIPOで4日連続(補欠)当選!!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。【9月30日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)プロジェクトカンパニーのIPOでSBI証券から今年22回目の補欠当選をしたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

タイトルのとおり秋の新規上場週間(9/22~9/30)をむかえ4日間連続で当選の文字を頂きました。と言っても、残念ながら補欠も含んでいて証券会社によって抽選発表日が異なるので4日連続となりました。

  • 9月13日 シンプレクスHD(補欠当選)
  • 9月14日 シンプレクスHD(補欠当選)、レナサイエンス(当選、補欠当選)
  • 9月15日 レナサイエンス(当選)、
  • 9月16日 プロジェクトカンパニー(補欠当選)

本件はDXというIPOで人気テーマではありますが、昨今の地合いを考えると一抹の不安が残ります。そういう意味も含めて慎重に検証したいと思います。

SBI証券の補欠当選画面

出典:SBI証券HP

 

4日間連続で当選の文字を拝めたね!

そうなんだけど、余計な2文字付きが多いよね。

 

プロジェクトカンパニーHPトップページ

出典:プロジェクトカンパニーHP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  294,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   5回(上場待ち2件) 

補欠当選 22回目 繰上当選なし

 その内辞退の意思表示 6回   

昨年からの補欠当選連続36回繰り上げなし記録は更新中です。

(株)プロジェクトカンパニーの企業紹介と投資判断

プロジェクトカンパニーは9月29日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSBI証券となっています。

事業内容はデジタルを活用した新規事業開発、既存事業におけるデジタルを活用した業務効率化、デジタルマーケティング戦略の立案、スマホアプリの UI/UX の改善などのコンサルティング事業となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 土井 悠之介
  • 所在地 :東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー39F
  • 設立  :平成28年1月4日
  • 資本金 :3億1,195万円
  • 従業員数:50名

同社のビジョンは

プロジェクト型社会の創出
バブル経済の崩壊以来、日本企業の競争力は年々低下しています。
私たちは、日本企業が競争力を取り戻し、経済を再び活性化させるためには、企業を従来の縦割り型の組織形態からプロジェクトベースの組織の集合体に変革する必要があると考えています。
私たちは、「プロジェクト型社会の創出」を理念に掲げ、その実現に向けて、まずは日本企業のDXを支援・促進していきます

引用: 同社目論見書

と掲げていています。(個人的にもプロジェクトベースの組織論に興味があります。)

事業内容は「デジタルトランスフォーメーション事業」の単一セグメントです。その中身はコンサルティングサービス、マーケティングサービス、UI/UXサービスの3つとなっています。

同社の強みは一気通貫型アドバイザリーシステムです。
ユーザーインターフェイスとなるWeb支援からマーケティング支援、さらには新規事業開発などのビジネス支援まで一気通貫でサービスを提供することが可能です。顧客はワンストップで支援を受けられることから、効率的・効果的なDXの実現が可能となります。

プロジェクトカンパニーの強み

出典:同社目論見書

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『中~低
  • 初値売却益(100株)『3~15万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:9月7日
  • ブックビルディング期間:9月9日~15日
  • 売出価格決定:9月16日  
  • 購入申込期間:9月17日~24日
  • 上場日:9月29日

SmashKfはSBI証券で補欠当選したので、22日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は想定売出価格を上限とするやや弱めな設定、公募価格は仮条件の上限で決まりました。予想PERは52.5倍で高水準ではありますが、類似企業と比較すると割安です。

  • 想定売出価格:2650円
  • 仮条件:2570~2650円
  • 公募価格:2650円(予想PER:52.5倍)

株数などの情報

売出株は海外でも販売されますが、国内385,200株、海外348,300株で決定しました。

  • 発行済株式数(上場時):538万5900株(予定)
  • 公開株式数:公募34万2000株、売出73万3500株(OA16万1300株)
  • 公開規模:32.7億円
  • オファリングレシオ:22.9%

業績推移

2021年12月期の業績は、売上が20.2億円で前年比83.6%増、経常利益が3.9億円で前年比130.6%増の増収増益の予測です。

2020年12月期における売上構成は、コンサルティングサービスが59.8%、マーケティングサービスが27.4%、UI/UXサービスが12.8%となっています。

同社が属するDXの市場は拡大基調の市場であり、国内のDX関連投資額は2019年から2030年まで年平均成長率13%で増加していくと予測されています。(富士キメラ総研)

また政府によるDX の後押しや新型コロナウイルス感染症流行後のニューノーマルの常態化等により、業界全体の市場規模が順調に拡大しています。

今後の成長シナリオは、強みである一気通貫型のDX化支援体制を強化し、コンサルティングサービス、マーケティングサービス、UI/UXの3本柱全てを成長させることで、国内DX市場の拡大以上のスピードで企業価値の向上を目指しています。

このような環境において同社の業績は順調に推移しています。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期   664(69.6%)
  • 2020年12月期  1104(66.4%)
  • 2021年12月期  2029(83.6%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2019年12月期    31(  28.7%)
  • 2020年12月期   170(443.0%)
  • 2021年12月期   393(130.6%)予

プロジェクトカンパニーの初値予想コメント

公開規模は32.7億円となり荷もたれ感があります。また9月後半は6営業日で11社の新規上場がある上に、同日は大型案件のセーフィーも上場するため、需給面に不安が残ります。

しかしながらベンチャーキャピタルの保有株は少なく、上場日後6カ月間の継続所有の確約がとられているので一定の安心感はあります。

しかも業績の順調さやDX関連投資の増加で時流に乗っているので、普通に考えれば公募価格を下回ることはなさそうです。

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングへの参加スタンスは、100%当選狙いでSBI証券、松井証券、SBIネオトレード証券、岡三オンライン証券の4社の証券会社から参加しました。その結果、主幹事のSBI証券で補欠当選となりました。

 

▼▼SBI証券の口座開設はこちら▼▼

 

▼▼松井証券の口座開設はこちら▼▼

松井証券

 

IPOのイメージ写真

本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えないので、公募割れリスクは中~低(初の中途半端なレーティング、地合いが普通であれば低)としました。特に主幹事がSBI証券なので8月27日上場のジェイフロンテアの悪夢が蘇ります。

そうは言っても当案件は既に購入の申し込みをしました。今回の補欠当選は300株なので当選すれば高位株並みの損益になります。仮に利益が出ればハワイ旅行の旅費の足しになりそうです。

いよいよ今週22日(水)から秋の新規上場週間が始まります。そろそろの地合いの変化を期待したいものです。

時流に乗って業績の良さそうな会社だね!

創業から5年で上場達成だね。さらなる成長が期待できるかも?

 

プロジェクトカンパニーのIPOまとめ【9/30追記】

プロジェクトカンパニーは9月29日に東証マザーズに上場しました。初値は3500円で、公募価格を32.1%上回りました。

上述のとおり、SmashKfはSBI証券で補欠当選していましたが、予定通り?繰上しませんでした。これで連続37回繰り上げなしとなりました。

買い気配からのスタートとなり、10時3分に全株一致となっています。前場で3400円の安値を付けましたが、後場に入って急伸し高値4195 円を付けました。終値は3905 円となっています。

  • 公募価格   :2650円
  • 初値     :3500円
  • 終値     :3905円
  • 初値売却益  :85000円(100株、利益率32.1%)
  • 公開規模   :32.7億円
  • 初値買資金  :25.4億円
  • 出来高/公開株:329.1%

プロジェクトカンパニーは需給面が懸念されていましたが、業績の好調さや時流に乗るDX銘柄として評価されたようです。

 

Mahalo !

 IPOは元本が保証されない株式投資です。

【免責事項】

 ・ブログの内容は正確性を保証するものではありません。
 ・当ブログの内容で損失を被った場合、SmashKfは一切の責任を負いません。
 ・最終的な投資判断は、自己責任でお願い致します。 

レナサイエンスのIPOでダブル当選!ハワイ旅行の足しになる?

こんにちは SmashKf です。

【9月24日に4章を追記】

 

IPO(新規株式公開)の売却益でハワイ旅行の旅費にする作戦を展開しています。作戦名は「IPOでハワイに行こう作戦」です。

(株)レナサイエンスのIPOでSMBC日興証券、大和証券の2社から今年4回目の当選をダブルで頂きましたので、企業紹介と初値による売却益を検証したいと思います。

タイトルのとおりダブル当選しましたが、SBI証券からも補欠当選をもらいました。レナサイエンスの前日に抽選発表のあったシンプレクスHDでは大量に補欠当選を貰いましたが、すべて辞退してしまいました…。

レナサイエンスは赤字先行の研究開発型ベンチャーなので評価は難しいと思われます。そういう意味も含めて慎重に検証したいと思います。

 

レナサイエンス当選画面(日興証券)

出典:SMBC日興証券HP

レナサイエンス当選画面(大和証券)

出典:大和証券HP

レナサイエンス補欠当選画面(SBI証券)

出典:SBI証券HP

  

IPOでハワイに行こう作戦で初のダブル当選だね。

そうなんだけど、地合いも含めて赤字先行の研究開発型ベンチャーなので評価は難しそうだな。

 

レナサイエンスのHPトップ画面

出典:同社HP

始めに今年の実績

今年の個人的なIPO実績は下記の通りです。

69戦 3勝0敗66分(個人の銘柄別損益からみた勝敗)

損益  294,000円(手数料、税金は考慮していません)

当選   4回目 

補欠当選 21回目 繰上当選なし

 その内辞退の意思表示 6回   

昨年からの補欠当選連続35回繰り上げなし記録は更新中です。

(株)レナサイエンスの企業紹介と投資判断

レナサイエンスは9月24日に東証マザーズに上場予定です。主幹事はSMBC日興証券となっています。

事業内容は医療現場の課題解決のため、さまざまな医薬品、医療機器、人工知能等を活用して新たな医療ソリューションの研究開発・販売等となっています。

  • 代表者 :代表取締役社長 内藤 幸嗣
  • 所在地 :東京都中央区日本橋本町2−3−6
  • 設立  :平成12年(2000年)2月15日
  • 資本金 :901,587千円(資本準備金含む)
  • 従業員数:18名(役員・臨時従業員等を含む)

経営理念は

当社は、医療の課題を解決するための多様なモダリティ(医薬品、医療機器、人工知能(AI)ソリューション等)を、医療現場で研究開発し、ヒトが心身共に生涯にわたって健康を享受できるための新しい医療を創造したいと考えます。

引用: 同社HP

と掲げていています。

同社は東北大学宮田敏男教授(同社取締役会長)の研究成果を事業化して設立されました。

事業内容は老化関連疾患(がん・糖尿病・呼吸器疾患・循環器疾患)や女性・小児の疾患、メンタルヘルス領域、新型コロナウイルス感染症など、医学的あるいは社会的にも重要な課題解決に取り組むバイオテック企業です。

最新テクノロジーを駆使して、斬新なアプローチ手法を生み出すことを目指しています。直近では、新型コロナウイルス感染症の重症化予防と後遺症を減らす内服薬の開発にも注力しています。

事業内容の図

出典:同社HP

個人的投資判断
  • 投資判断『』(6段階評価で上から4番目)
  • 公募割れリスク『
  • 初値売却益(100株)『1~3万円前後』と予想

 

公開スケジュール 

公開スケジュールは証券会社によって一部異なる場合もありますが、ブックビルディング期間や購入申込期間は下記の通りです。

  • 仮条件提示:9月6日
  • ブックビルディング期間:9月7日~13日
  • 売出価格決定:9月14日  
  • 購入申込期間:9月15日~21日
  • 上場日:9月24日

SmashKfはSMBC日興証券、大和証券、SBI証券で当選、補欠当選したので、それぞれ9月17日の17時、17日の9時、17日の12時までに購入か辞退の意思表示をしなくてはなりません。

価格情報と予想PER

仮条件は評価の難しいバイオベンチャーですが、想定売出価格を下限とする強気な設定、公募価格も仮条件の上限で決まったので一定の安心感はあります。予想PERは赤字予想のため算出できません。

  • 想定売出価格:630円
  • 仮条件:630~670円
  • 公募価格:670円(予想PER:-倍)

株数などの情報

公募は、国内1,529,300株、海外710,700株。売出は、国内485,700株、海外225,700株に決定しました。(OAを含む海外配分比率は約28%)

  • 発行済株式数(上場時):1226万9000株(予定)
  • 公開株式数:公募224万株、売出71万1400株(OA44万2700株)
  • 公開規模:22.7億円
  • オファリングレシオ:27.6%

業績推移

研究開発型のバイオベンチャーにありがちですが、過年度の業績も赤字で推移しています。2022年3月期の業績は、売上が1.2億円で前年比-41.8%、経常損失が-3.9億円の前年比マイナス3億円で減収減益の予測です。

医薬品を取り巻く技術と研究開発環境は日々変化しています。コロナ渦において患者の受診抑制、顧客への訪問自粛等で販売営業活動に支障が出たほか、国内出張の自粛、海外渡航の実質的禁止、臨床試験施設の閉鎖により、事業開発活動が遅滞する例が散見されました。

売上(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期   72
  • 2021年3月期  209(191.3%)
  • 2022年3月期  122(-41.8%)予

経常利益(単位:百万円)伸び率

  • 2020年3月期  ▲183(-%)
  • 2021年3月期  ▲ 90(-%)
  • 2022年3月期  ▲399(-%)予

レナサイエンスの初値予想コメント

公開規模は22.7億円とバイオベンチャーの IPO としては比較的小さく、海外での販売もあります。

しかし同日の重複上場こそありませんが、9月後半は7営業日で11社の新規上場があるので、過密感が漂います。

またロックアップがかかっているとは言えベンチャーキャピタルの保有数(発行済み株数の約25%)がやや多いことも気がかりです。大半が公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されるので上値の重しになりそうです。

しかし直近4件のバイオベンチャーの IPOを見る限り、個人投資家のバイオベンチャーに対する初値買いの意欲は悪くはないようで、いずれも公募価格を下回ることはありませんでした。ブックビルディングによる需要状況も悪くはなさそうです。

銘柄 主幹事 公開規模 想定売出 仮条件 公募 初値
ファンペップ SBI証券 20.5億 820 650-730 650 715
クリングルファーマ 野村證券 6.7億 950 950-1000 1000 1480
ステラファーマ みずほ証券 39.1億 510 400-460 460 712
ペルセウスプロテオミクス SBI証券 33.0億 870 830-870 870 1005
レナサイエンス SMBC日興証券 22.7億 630 630-670 670  

ハワイ旅行の旅費の足しになる?

本案件のブックビルディングへの参加スタンスは、多少微妙な点もありますが当選狙いでSMBC日興証券、大和証券、SBI証券、CONNECTの4社の証券会社から参加しました。その結果、主幹事のSMBC日興証券、大和証券でW当選、SBI証券で補欠当選となりました。

 

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IPOのイメージ写真

本件は昨今の地合いを鑑みると公募価格割れリスクがないとは言えませんが、既に購入の申し込みをしました。そもそもキャンセルペナルティのあるSMBC日興証券のブックビルディングに参加している時点で当選すれば購入するつもりでした。

いよいよ来週の22日(水)から秋の新規上場週間が始まります。幸先の良いスタートを切って頂きたいと思います

新型コロナウイルスの内服薬も開発してるんだってね!

治験も進んでいるらしいよ。社会的にも喫緊の課題なので期待大だね!

 

レナサイエンスンのIPOまとめ【9/24追記】

レナサイエンスは9月24日に東証マザーズに上場しました。初値は、公募価格を上回りました。

上述のとおり、SmashKfはSMBC日興証券、大和証券でダブル当選をしました。SBI証券の補欠当選は予定通り?繰上しませんでした。これで連続36回繰り上げなしとなりました。

買い気配からのスタートとなり、10時25分に全株一致となりました。そこから一時は1015円の高値を付けましたが、ストップ安で初日を終了しました。

ロックアップが解除される公募価格の1.5 倍前後が初値の目途となっていたようです。

  • 公募価格   :670円
  • 初値     :976円
  • 終値     :826円(ストップ安)
  • 初値売却益  :30600円(100株、利益率45.7%)
  • 公開規模   :22.7億円
  • 初値買資金  :15.9億円
  • 出来高/公開株:252.4%

レナサイエンスは公募価格割れも懸念されていましたが、直近4件のバイオベンチャー同様に公募価格を下回ることはありませんでした。

低位株なので利益は少なかったですが、200株当選したのでほぼ想定通りの61,200円の利益となりました。その結果、ハワイ旅行貯金が少し加算されました。

 

Mahalo !

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